CIAのレンディション拷問作戦の犠牲者カレド・アルマスリの声明全文: ずくなしの冷や水

2020年09月20日

CIAのレンディション拷問作戦の犠牲者カレド・アルマスリの声明全文

※ mko@trappedsoldier氏の2020/9/20のツイート
アメリカは、CIAによるグァンタナモやアフガン・イラク・などにあった秘密刑務所での拷問を、「国家安全保障問題」として機密にし、それを公表することさえ厳罰にしてきた。だから拷問の犠牲者が、被害を語ることも許さない。しかしアサンジ裁判で初めて犠牲者アルマスリがアメリカ相手に証言!

※ mko@trappedsoldier氏の2020/9/19のツイート
必読! CIAのレンディション拷問作戦の犠牲者カレド・アルマスリの声明全文:
2003年大晦日バスで旅行中に、マケドニアの国境で誘拐され23日間拷問を受けた。裸にして殴られレイプされ、足に鎖をつけられ、音も奪われた。しかし、それはただのはじまり。アフガンに輸送され、完全独房に入れられた

引用ツイート
WikiLeaks@wikileaksの2020/9/18のツイート
Full Statement: https://defend.wikileaks.org/wp-content/uploads/2020/09/Khaled-el-Masri.pdf

レンディションとは、英辞郎によれば、「特に2001年以降急増したとされる、CIAによるテロ関係容疑者の他国への移送。移送先の国に委ねる形で、米国内では許されない非人道的な取り調べが行われたのではないかと問題視された。広義では、移送のための身柄の拘束・移送後の拷問を含めて言う。」

2004年3月に34日間のハンストで抗議すると、椅子に縛りつけられ鼻からホースを入れ栄養を摂らされた。後に知らされたが、私の拉致は「人違い」によるもので、CIAはすでに間違いに気づいていた。5月にはアメリカ人心理学者が、私の解放をほのめかした。

解放の条件として強く脅された。起こったことを絶対に口にしてはならない。もし喋れば報復すると。そして5月28日、アルバニアの街角で解放された。
ドイツに帰国後、苦痛に満ちた経験を立証することも困難だった。ウィキリークスが外交文書を公表して初めて、なぜ自分の経験が否定されてきたか分かった

2010/2011年ウィキリークスが米外交文書を公表。2007年2月、米国務次官がドイツの内務省顧問ロルフ・ニッケルに警告。『(CIAへの)国際逮捕状を請求すれば、米独関係に否定的影響を及ぼす。昨年のイタリアのように』。2004年5月には、駐独米大使が私の状況について独内相オットー・シリーに伝えていた

米独の最高レベルが知りながら、誰も私を助けようとしなかった。関与した人間に責任を取らせたいという私の要求は拒否され、その上脅迫が続いた。私は真実を語らなければならない。事実を録音し各方面に送った。もしまた行方不明にされた時のため。弁護士にも相談したが信じてもらえず、精神病とされた

知らせた人たちは完全に沈黙し、その後何年も関係国の隠蔽工作によって、私が事実を語ることは困難だった。そしてウィキリークスで働く独立ジャーナリストの援助を得、その後調査報道者や弁護士とともに、私の経験を裏付ける証拠を集めることができた。

ジョン・ゲッツは、スペイン空港や様々な国を訪れ、私が拉致・誘拐されたルートを明らかにしてくれた。証拠を1つ1つ集めついに、レンディション作戦を担った13人のCIA職員の名前を割り出した! ゲッツは、それを報道し、ミュンヘンの連邦検察官がCIAレンディションチームに対して国際逮捕状を出した。

ウィキリークスによって、米国がドイツに対して、CIAレンディションチームに強制送還を要求しないよう圧力をかけていたことが発覚。またウィキリークスによって、ゲッツらがレンディション作戦について、ドイツとスペインで調査するのを、米国が妨害していたことも分かった。

2005年にACLUが情報公開法で、私の件を手に入れ、バージニア地方法廷で、元CIA長官ジョージ・テネットとレンディションを担った職員を訴えた。しかし、裁判所は、これが「国家機密」に関わると棄却。私に起こったことは機密であり、法廷はそれを聞くことも許されないというものだ。誰も起訴されない!

ACLUは私のケースを国際法廷ICCに持ち込んだ。ことし3月国務長官ポンペオは「もし、アメリカが捜査の対象になるようなケースを提訴するなら、ICCとその検察官と提訴した者に対して、苛烈な方法を取る」とすごんだ。
それでも私に起こったことは知らせるべき。私のためだけでなく、世界の法と正義のため
posted by ZUKUNASHI at 18:03| Comment(0) | 国際・政治
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