
米国国務省 → ロイター → 日本の支局 → 日本語訳
時には、このロイターの役割を日本の通信社や新聞社が担うことがあります。なんでこの件だけ親切に報じるの?? 無料記事でということがしばしば。
この総領事館の件でも、中国外務省の報道官が論評し、それが外国のプレスによって報じられることはありますが、扱いは小さい。
ロシアの領事館が閉鎖を迫られたときは、ロシア外務省が米国を厳しく批判し、ロシア系の通信社が詳しく報じます。
RTやTASS、SPUTNIKなどは英語でも情報発信。SPUTNIKは日本語版もある。
それに比べると、中国は人民日報と新華社、中国新聞社(CNS)、環球時報があるが、対外的な情報発信という面ではロシアと比較にならない弱さ。日本人には、法輪功が米国で運営している大紀元時報のほうが知られているようにも感じる。大紀元時報は日本語版もある。
最近は中国人の若い方で英語でツイートする人を見つけて少し中国の情報がわかるようになった。香港問題、新コロナウィルス問題で中国は情報発信が決定的に不足だったと思う。
海外に支援チームを送り込みながら、なんで現地の活動状況を流さない? ロシアはRTのカメラマンが随行し、詳しく報道したのに。
イランのほうが情報発信では数段進んでいる。PRESSTVにFARSNEWS。
PRESSTVは政策的な臭いが強いが。
今、最も国際的に読まれて信頼感の高いネットニュースはRTだという。米国や英国などでは、テレビ放送もあるはず。
中国は、イラン以上に情報発信面では、政治的な制約が強いのだろう。中国のメディアも、共産党と政府との二重支配のもとでやりにくいことが多いのかもしれない。
だが、他国に比べて立ち遅れは明らか。シリア問題イラン問題などでは、中国政府自体の情報発信が弱い。そのために経済制裁では米国の思うがままになっている。人権問題についても同じ。主張すべきことがあれば、世界に向けて発信したらよい。
RTの創設者はプーチンと近かったという。米国出張中に不審死したが、とても魅力的な風貌の人だった。ロシアは情報発信で多額のカネを使っているはずだが、何か事件があった時にRTなどを参照すればすぐわかるのはとても便利だ。