死亡数はどれだけ増えているか 新コロナが原因のようなのだが: ずくなしの冷や水

2020年05月29日

死亡数はどれだけ増えているか 新コロナが原因のようなのだが

2020/4分市町村別人口動態の公表が始まりました。5/22までに静岡県、茨城県、秋田県、山梨県が公表済、5/25に群馬県公表予定、他は来週末になるでしょう。公表本格化に備えて分析方法を検討しています。統計数値をデータベースに入れ、そこからクエリーでデータを引き出し加工します。分析の視点に合わせてクエリーを重畳的に作りますが、次第に億劫に。頭も回りません。出てきた結果を見て大きな間違いがないか確認します。おかしなところがあったら指摘してください。

当面、小選挙区別、都市別の分析ツールを作ります。
都市別の分析ツールは、例えば

です。2016年から2020年までの1月〜4月の死亡率の推移をみています。ここでは、月の日数を調整し、31日換算して比較しています。ですから2月の死亡数の落ち込みが大きくありません。問題は、3月、4月の死亡数の変化ですからこのグラフならそれぞれの月の10万人当り死亡率の年次変化、経年変化がよくわかります。

ただ、都市別ですと人口の小さい都市ですと死亡率のぶれが大きくなり、他の都市との比較が難しいために地域間比較には小選挙区単位での年次変化率を使います。人口が30万人から60万人程度の集団になりますから数値のぶれが小さくなります。

次のグラフは、2020/4の死亡率と2019/4の死亡率を比較しています。前年同期比でどれだけ死亡率が上がっているかわかります。千葉6区は松戸市。速報値を使っています。


さらに県別の比較により広域な地域比較もやります。厚生労働省の全国人口動態統計で県別の死亡数がわかります。来週に2020/3分が公表されるでしょう。こちらは月別死亡数実数の変化率で見る予定です。

2020/2までは西日本の一部で死亡数の伸びが1割程度の県が出ています。東京都は13番、2月の前年同期比伸び率は0.93とうるう年でありながら低かったのです。2020/3はそれほど顕著でなくても2020/4には大きな変化が出るでしょう。北陸が注目されます。

全国人口動態統計速報の3月分が出ました。都道府県別であること、調査・集計の方法が異なるので3月分についてはまだ大きな変化は出ていません。主要都市では兆候の見られるところもあります。

神戸市は、市民の抗体保有率が3.3%と推定されています。3月の死亡数の増はなんだった? 相模原の病院で80代の女性が亡くなったのは2/13です。3月から死亡数か始まっても時間的にはおかしくない。

小選挙区別をもう少し見てみます。

次は2020/4の死亡率と前5年平均死亡率。死亡率の変化の大きいところほど赤い棒と青い棒の隔たりが大きくなります。


その隔たりを比率で示したのが前出のこの表です。


千葉6区松戸、千葉4区船橋は東京通勤圏で若い人たちの流入もあり死亡率は他の地域よりも相対的に低いのです。それがこの1年間でこれだけ大きく上がりました。

茨城2区は鹿島灘に沿った区域。南端に集団感染の発生した神栖市があります。山梨2区は県の東京に近い区域。別荘などもあります。
静岡6区は伊豆半島、熱海市、沼津市を含みます。

茨城7区は県の西部古河市などです。ここは東京通勤圏。

このように見てくると、東京周辺では、東京との人の行き来が大きいところ、通勤であれ、保養であれ、そういうところで死亡率の上昇が大きいことがわかります。

そして、陽性者の確認件数とはあまり相関がみられませんが、やはり死亡率の上昇の大きい所ではそれなりに感染者がいます。

全国的な観点で、個々人の防御という面では「関東の人を見たら保菌者だと思え」という心掛けは意味がありますが、車に嫌がらせの紙を貼ったりするのはルール違反。嫌なら離れていればよいのです。地方でも陽性者が続々と見つかっています。相手のほうがより怖い思いをしているかもしれません。より狭い関東の範囲内では「東京と行き来をしている人はリスクが高いと思え」ということになりましょう。他者の行動に注文を付けるのは難しいので自らの行動、防御策が基本です。

上では、率の変化で分析していますが、その計算のもとには実数があります。ですから死亡数の変化を実数で示すのは容易なのですが、「超過死亡」を実数なり、率で切り分けて示すのは困難を伴います。

特別な要因がなかったとした場合の通常ベースの死亡数をどう見るかが難しいのです。例えば次の例で2020/3までのデータから2020/4の死亡数を予測するとした場合、過去4年の平均的な値60人が一つの目安になりますが、今年のうるう年分をどう勘案するかという問題もあります。


ですから、超過死亡の実数を計算してもそれはある一定の前提を置いたうえで計算された数値でしかないのです。試算値は可能ですがそういう計算値にこだわることはあまり意味がないだろうと考えます。計算自体は簡単ですが、やらない予定です。

次は、これまでずっと継続に計算してきた直前1年間とその前の1年間を比較した場合の出生率変化率と死亡率変化率です。

千葉6区はこの1年間で出生率の低下がほとんどありません。茨城6区、山梨3区は出生率が上がっています。茨城5区や静岡3区の出生率の低下が大きくなっています。

死亡率については、千葉6区、2区が少し大きくなっています。12か月の比較でも変化が出てくるでしょう。

posted by ZUKUNASHI at 08:33| Comment(0) | Covid19
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