金融市場混乱続くダウ2万ドル割れへ 市場観察: ずくなしの冷や水

2020年03月19日

金融市場混乱続くダウ2万ドル割れへ 市場観察

2020/3/16、ドル円が下落、日経平均は前日終値の17400円くらいで始まりました。
2020/3/16朝、ダウ先物は取引停止です。

朝日ニューヨーク=江渕崇 2020年3月16日 8時56分
ダウ先物、急落で取引停止 抑えられないコロナ懸念
 米連邦準備制度理事会(FRB)が、日曜夕に異例の緊急利下げと量的緩和再開を決めたが、米国市場では株式先物が大幅に値下がりしている。
 FRBの発表1時間後の15日午後6時(日本時間16日午前7時)に始まった時間外取引で、ダウ工業株平均の先物価格は急落し、前週末比で1000ドル超の下落となった。5%の値幅制限に達したため、取引が停止した。16日午前9時半(日本時間午後10時半)に取引が始まるニューヨーク株式市場でも、ダウ平均が大幅下落で始まる可能性がある。
 投資家の意表を突くタイミングでの緊急金融緩和は通常、市場に好感されて株高になることが多い。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大による経済への打撃を和らげるのに、FRBによる利下げや量的緩和による対応では限界があるとの見方が市場には根強い。

ロイター2020/3/16
米連邦準備理事会(FRB)は15日、政策金利をゼロ付近に引き下げ、債券買い入れを再開するとしたほか、危機時の対応手段の活用に踏み切った。ほぼすべての手を打ち尽くした、との声も聞かれる。

共同2020/3/16 10:03 (JST)
日銀、コロナ対応で追加緩和か
政策決定会合を前倒し開催
 日銀は16日、18〜19日に予定していた金融政策決定会合を前倒しして、16日正午から開くと発表した。

共同2020/3/16 14:09 (JST)
日銀は16日、金融政策決定会合を前倒しして開催し、景気を下支えする金融緩和の強化を緊急決定した。新15日に追加利下げと事実上のゼロ金利政策の導入を決めた米連邦準備制度理事会(FRB)と協調した。
 日銀は会合に先立ち、6中央銀行協調で、市場へのドル供給を拡充すると発表した。

25020/3/16は、日銀の金融緩和表明でも株式には効きませんでした。日経平均は17002円で引けていますから、Bさんは含み損、Aさんもあと2000円分の利益が残るだけとなりました。

当面の焦点は、Aさんの含み益が消えるのはいつかということになりましょう。

「6中央銀行協調で、市場へのドル供給を拡充」することになったそうです。ドルを安くするということではなくて、ドルの貸し手を増やすということでしょう。それだけドルの信用収縮、ドルの借り手に貸し手がいないということですね。

米国ダウ先物は、朝市場が始まってすぐ取引停止となり、午後6時現在も取引が行われているように見えません。

欧州市場はどこも大幅安。フランス、スペイン9%、ドイツ、イタリア8%下落。

米国当局は、やはり深刻な信用不安を見込んでいます。主要国にドル供給を求めているのは、金融機関がドルを貸出しやすくするためでしょうけど、金融機関は担保がなければ貸しませんし、ジャンク債の入った仕組債は担保にならない。コマーシャルペーパーの買い入れ再開は、最後の手段。

今はフラッキング業界での倒産、デフォルト頻発を一日でも先延ばししたいと切実に願っているはずです。3/15の緊急金融対策はそれを念頭に置いたものと思われます。

サウジの生産拡大、公式価格大幅引き下げは、どうも事前に米国とすり合わせたものではなさそうです。OPEC+の不調の場合に備えたプランBではなく、原油価格の引き上げが見込めなくなったために急遽、窮余の策として打ち出したように思えます。サウジがかねてからフラッキング企業に操業を止めさせるための策を練っていたことは明らかです。

ところが、WTIが30ドル近辺は、フラッキング企業が即死しかねない価格水準。ロシアも値を上げて大幅減産に賛成するかと思っていたら、ロシアは持久戦を選びました。

フラッキング企業の格付けの低い債券を組み込んだ仕組債が世界のどれほどの金融機関、投資ファンドに買われているのかわかりませんが、リーマンショックの教訓もあり、米国内に偏重している恐れもあります。

[16日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックス(GS)は、現在の市場の供給超過量を勘案すると、米政府が緊急時に備えて積み立てている戦略石油備蓄(SPR)の積み増しに向け購入量を増大させても、第2・四半期および第3・四半期の原油価格30ドル割れを防ぐには不十分、との見方を示した。
トランプ米大統領は13日、原油価格の急落を受け、政府が原油を大量に買い入れてSPRを積み増すと表明[nL4N2B64RQ]。米がSPR拡大の方針を打ち出すのは、2001年9月の米同時多発攻撃後に当時のブッシュ(子)大統領が実施して以来のこととなる。
しかし、GSは15日付のレポートで、SPR向け購入量は最大でも日量50万バレル程度であり、国際原油市場の供給超過量である日量600万バレルには及ばない、と指摘。
SPRの積み増しでも国際的な備蓄量は0.8%追加されるに過ぎず、低コストの生産者が市場シェア奪回に向け生産を急激に拡大するというGSの予想が的中した場合には、あまりにも少量だ、とした。
米エネルギー省によると、SPRには追加で7700万バレルの備蓄余地がある。現在の備蓄量は6億3500万バレル。
ただし、SPR拡大に向けた購入は、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアの協調減産終了により起こりうる米からの輸出減少を相殺する一助にはなる、と指摘。GSの定量的プライシングモデルによると、1バレルあたり2ドル押し上げに相当する効果があるとしている。

今日のシカゴの先物市場の動きを見ているとダウ先物以外は動いています。日経平均先物円建ては、先週末終値比-1255円。3/16の日経平均との比較では-327円です。これは先週末に引け際に値が伸びた(17900円くらいで引け)ことで今日の日本市場の終値に比準した価格水準では前日比の下げ幅が大きくなります。

大証の先物価格は16610円を指していますから、東証の日経平均の年初来安値16,690.60 (20/03/13)を下回りました。

ダウ先物は、3/16のNY市場が開くまで動かないのかもしれません。
大証の先物価格は16270円 20:44

金融市場がマヒするようなことがなければよいですが。

※ mko@trappedsoldier氏の2020/3/16のツイート
何を根拠に? トランプが頼っているシェール石油産業の連鎖倒産が不可避。それに伴いジャンクボンド、ディリバティブが大爆発! 金融大不況の危機。逆の意味でリーマンショック級ではない! 黒田のあほ、辞めろ!
共同通信公式@kyodo_officialの2020/3/16のツイート
日銀総裁、リーマン・ショック級でない
https://this.kiji.is/61219622458590
・・・私もリーマンショックを上回るの意味にとりました。

大証の先物価格は16070円 21:33 16000円割れ寸前です。

・・・一夜明けたら・・・

ダウのこの10日間の推移です。

3000ドルほど下げました。

日経平均先物は、16500円辺り。前日日経平均に比べ550円ほどの下落です。

共同2020/3/17 06:21 (JST)3/17 06:33 (JST)updated
FRB、53兆円を追加供給
ドル資金逼迫で緊急対応
 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)の中で金融調節の実行を担うニューヨーク連邦準備銀行は16日、短期金融市場への5千億ドル(約53兆円)の追加資金供給を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大による先行き不安から銀行や企業、個人が現金確保に動き、ドル資金が逼迫しているため緊急対応した。
 ニューヨーク連銀は、国債などを担保に資金を融通する「レポ取引」の翌日物で、16日までに予定されていた1750億ドルの資金供給に続き、5千億ドル分を追加した。さらに17日朝も5千億ドルを供給する予定だ。

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米市場で、米連邦準備理事会(FRB)に対しコマーシャル・ペーパー(CP)市場への流動性供給策を求める声が高まっている。新型コロナウイルスの感染拡大による信用市場の動揺で、ここ数週間にCP市場の流動性が枯渇しているためだ。また、資本市場から締め出された企業が短期の資金調達に走り、新規発行が急増するとの観測から、CPの価格は下落している。
FRBは15日夜、緊急利下げと7000億ドルの債券買い入れ再開を発表したが、CP市場への支援策は含まれていなかった。

2020/3/17の日本株は、前日比600円ほど安く始まりましたが、すぐに上昇開始し、前日比550円高を付けてまた反落。結局前日比9円プラスで引けています。とにかく前日比プラスを確保したい向きがあったようです。こういう価格操作は、市場のルールに抵触するのではないかと思いますが。
金価格が下落しています。とにかく現金ということです。

2020年3月17日 / 17:22 / 3時間前更新
韓国、ドル資金不足の対応策を18日発表へ=政府関係者
[ソウル 17日 ロイター] - 韓国政府は18日、国内市場におけるドル資金不足を和らげるための措置を発表する見通し。事情に詳しい政府関係者2人が明らかにした。
関係者によると、韓国金融市場におけるドル調達金利の上昇に伴う資金調達上の制約の強まりに対応した措置になるという。これ以上の説明はなかった。
政府はまた、市場の不安定化や新型コロナウイルス流行で広がる影響への追加対策を発表するために準備を進めている。
政府関係者の1人は17日、「資金調達上のストレスを和らげる措置があす発表される」と言明。韓国中銀と協調した措置も含まれると付け加えた。
新型コロナ流行の経済への影響が深刻化し、主要な株式市場が下落しているほか、投資家は保有するコモディティーや株式、比較的リスクの高い債券の換金売りを迫られている。これと、将来のキャッシュフローに関する懸念から証券会社がドル資金を確保しようとする動きが重なり、ドル需要が強まっている。
韓国の投資家がウォンをドルにスワップする際に支払うプレミアムKRWCBS1Y=は17日に269ポイントを付け、リフィニティブのデータによると、過去最高となった。これは韓国金融市場でドル需要が高まっていることを示唆している。
企画財政省当局者は発表予定の措置についてコメントを避けた。

2020/3/17夜の米国市場。ドルは前日終値近辺で始まり、前日終値を挟んだ動きとなっています。CMEのダウ先物は500ドル近い下落。
日経平均の先物は、大証が3/17の日経平均に比して400円の下落。

[17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は17日、新型コロナウイルス危機によるクレジット市場の緊張緩和に向け、2008年の金融危機時に導入したコマーシャルペーパー・ファンディング・ファシリティー(CPFF)を再び導入すると発表した。
CPFFの下では、FRBが発行体から直接CPを購入する。FRBは、CPFFによってCPの発行体に流動性が提供されるとした。
CP市場は様々な企業にとって短期資金の調達源となっているが、流動性がここ数週間で枯渇していた。
米財務省は同日、CPFFの導入を承認。ムニューシン財務長官は声明で、財務省の為替安定化基金(ESF)からCPFFに100億ドルの資金を提供するとした。

CPは、大企業が市場から短期資金を調達するために発行する無担保の割引約束手形のことです。取引銀行ではなく、FRBから直接カネを借ります。銀行に余力がなくなっていることの現れ。

2020/3/18の日本株式市場は、日経平均が前日終値を上回って始まりましたが、午後になって下落が始まり、前日比約300円安となりました。海外市場で株式下落が継続していますから、明日以降も下落する恐れがあります。日銀の露骨な相場操縦が目につきます。
問題の根は深い 予想外のことが起きる 日銀はめちゃくちゃやっている

※ mko@trappedsoldier氏の2020/3/18のツイート
G7は、米国の超巨大金融バブル爆発で崩壊します。そもそも「西側の仲間」と自慢する日本のアホ首相はともかく、G7に何の権威も力もない、むしろ世界のお荷物という認識が広まっている。
今、コロナから国民を守ろうと闘っている国を中心に、世界秩序が再形成されると思います。
posted by ZUKUNASHI at 12:20| Comment(0) | 国際・政治
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