不妊で茨城が先行か: ずくなしの冷や水

2019年07月30日

不妊で茨城が先行か

古い記事を参照して新しいことに気づくことが少なくありません。
被ばくと疾患発症数の増加はこういう仕組みらしいを書いていてこれはなんだ? と目が留まりました。



町田市は、2011/3/15の早朝に放射性ヨウ素の濃度の濃いプルームが襲いました。ヨウ素が主体ですから午前中はセシウム濃度の累積値は増えず昼頃から累積値が上がっています。ここまではわかっていたのですが、よく見ると3/21の未明にセシウム累積値が一段と高く上がっています。

3/20昼頃に鉾田市、あるいは銚子近辺から上陸したプルームがMOX燃料の3号機を起源とする放射性物質を多く含み、ベータ線源やアルファ線源が多かったのではないかとの見方をせざるを得ないことは以前から書いてきました。

この特に危険なプルームは、関東から、会津、山形、岩手と回り、翌21日再度南下して東葛地域などにセシウム濃厚汚染をもたらすのですが、それよりも8時間も前にセシウムの累積値が上がっています。



これはどんなプルームかと調べると、3/20に関東に入り込んだ危険なプルームが群馬南部、埼玉西部にとどまり、これがその後時間をかけてゆっくり南下したものだとわかります。


セシウムも多いのですが、他の放射性物質も多かったでしょう。このセシウム濃度を茨城県の例えば古河市と比較すると、3/20の午後から町田市の濃度の2倍から3倍あったことがわかります。3/20は日曜で晴天でした。人々は外出したでしょう。地震の片付けもあったでしょう。


各地の2011/3/20の濃度合計を計算すると次のようになります。3/21分は入っていません。茨城、千葉北部、埼玉北部の値が高くなっています。これらの地域の人たちがこの危険なプルームの襲来を受けて吸気被ばくを余儀なくされたことがわかります。


茨城県下のろ紙濃度測定箇所が少なく全体について判断できませんが、やはり全体として濃度が高かったとみられます。関東の中で茨城県に他と異なるプルームが入りこんだのは、この3/20午後のプルームです。茨城県で不妊傾向が強まれば、その原因の一つとして3/20午後のプルームを想定せざるを得なくなります。

次のグラフを見つけました。つくば市にある気象研究所での測定結果。出所:http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ap/ap4lab/recent/ge_report/2015Artifi_Radio_report/2015Artifi_Radio_report.pdf


2011/3/20の昼前頃からセシウム137の濃度が大きく上昇しています。そして3/21未明も高水準になっています。茨城県の広範な地域で3/20のプルームが影響を与えています。
posted by ZUKUNASHI at 13:51| Comment(0) | 福島原発事故
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