ブログ運営者の社会的責任はどうだろう: ずくなしの冷や水

2019年06月12日

ブログ運営者の社会的責任はどうだろう

2019/6/11に寄せられたコメントを掲載する。

放射能、電磁波いづれも目に見えない公式には否定されている健康被害によくこれだけの長い期間情熱をもって警告を発し続けられましたね。けれども世間では被害は否定され続けるかもしれません。
それだからやっているのでしょうが。
その意義は理解しているつもりですがいつまで続けるのでしょうか。これだけの情報や見解を世の中に発信していれば責任も出てきますから簡単にはやめられませんね。影ながら応援していますが終わり方も考えているのでしょうかね。

・・・引用終わり・・・

このブログのコントラバーシャルなテーマとしては、放射能、電磁波のほかにもう一つ、シリア内戦などの国際問題があります。シリア内戦についても私の立場は、シリア国民が憲法上の手続きを踏んで選んだ政府を転覆させようとするのは、不当な介入、侵略行為だとするものです。

それに限らず、放射能問題、電磁波問題についても、このブログに書いてあることは、世の中の一般の見解とかなり違うということはご指摘の通りです。国内政策についてもまさにdissidentの立場ですし。

このブログのアクセスがいくらであろうとも、私はこのブログの宣伝をしたことは一度もないのです。誰か著名な方のお墨付きをもらったこともありませんから箔付けになるようなことを掲げたこともありません。

読者はどうやってこのブログを知ったか? どなたかがツイートや掲示板でこのブログの記事を引用したりリンクを張ったためそのルートで見えた方もおられるでしょう。ですが、それはごくわずかです。

ほとんどの方は、検索エンジン経由でこのブログを見つけています。検索エンジンの仕組みは、あるキーワードで検索した場合に、何十何百のサイトが提示され、その中から読者が見たいものを選ぶ仕組みです。

そしてそれの積み重ねで、閲覧数の多いものが次第に上位に表示されるようになります。Googleに確かめたわけではありませんが、まず間違いなくそういう仕組みになっているはずです。

このブログを知った読者は、ほとんどがGoogleの検索エンジンを使い、数多くの検索結果の中からこのブログの記事を選んで読んでいるのです。

私がこれまでアクセス数を公表しなかったのは、アクセス数の多寡ではなく、記事内容で読む価値があるかどうかを判断してもらいたかったからです。

このブログの読者は、私が暇に飽かせて書いた外壁の落書きを立ち止まって読んでいるのと同じです。購読料はいただいていません。気に入って読んでいただいても、次にどんな記事を書くかは約束していません。翌日来てみれば何も張っていないことがあっても当然なのです。たまたま、私の場合は2011年の暮れに海外に出かけたときを除けば一日も休まずに記事を更新することができましたが。

記事の内容については、私の場合はこれでも比較的慎重に書いています。極端な見解は耳目を引きますが、私はそれでアクセスを増やしたいという気もありませんでしたから、あまりインパクトのないものがほぼすべてです。

そして、私は国内の専門家ではなく、海外の専門家の見識、見解を重視してきました。例えば、放射能問題ではクリスバスビーです。そしてロシアやベラルーシーの医師など。私の見解や問題提起は、彼らの見解を参考にしていますし、眠り病の村に関するルポやイラクやセルビアでの劣化ウラン弾の被害に関する海外報道もお伝えしています。

間違ったことを書けば、批判が来るでしょう。確実な結論と自分で確信できない場合は、可能性あり、と断定を避けています。

記事内容について新しい地平や深い考察を生むような議論をさせてもらうことは少なかったと思います。技術的なことについて、専門家の意見を伺いたいことは多々ありましたが、どなたからもアプローチはありませんでした。記事の物理計算の間違いを指摘してもらった程度です。

特に防御策を講じなくても、放射能、電磁波による健康被害を回避できている人はそれで良いのです。ですが、現に放射能、電磁波による健康被害が生じていると主張する人が多数に及ぶ現状からすれば、バスビーが言うように被害を否定する利益集団が何と言おうと、その事実がある限りは、警戒し、社会として対策を講じるべきです。

私がそのような認識から、例えば、国内避難を、海外移住を勧めていますが、避難生活しても効果はなく、海外移住の失敗で貯金を食いつぶしてしまった、責任を取れと言われることがあるでしょうか。

国内移住に関しては、移住先の候補は示しませんでした。海外移住に関しても同じです。移住の先達の声は幅広く、積極的に取り上げましたが。

私以外の放射能問題を扱うブログを運営する人がどんな狙いでやっているかは知りません。広告を掲載して収益を上げるようなことはまず無理でしょう。多くの方が貴重な時間を割き、手間をかけて運営していたのだと思います。8年以上にわたる長い期間の中で、現役で仕事を持つ人にいつまでも続けることを期待するのは無理な話です。

次々にブログやサイトが閉鎖されていくと嘆く人もいますが、そういう方には問いたいです。あなたはそのサイトの運営者に何かの資源面の協力をしましたか? 寄付をするとか労力を提供するとか。

そういうことをしないで、サイトが閉鎖されたことに文句を言うのは全くのお門違いです。それならあなたがやったらどうですか?

私の場合は、現役を退いており、下流老人に甘んじれば、年金で生活できるという特別な条件があったのです。

リアルタイム線量率測定システムの整備を目指したときは、さすがに自費負担では困難と考え、寄付を募りました。多くの方からご協力をいただき、一応システムを稼働させることができました。ですが、そのメンテナンスが容易でないですし、さらに電磁波問題での機械調達・貸出にも手を広げたために仕事が一段と増えることになりました。

今はもう限界ですね。そう思います。続ける責任があるのではないかとのご指摘には、その通りで、読者の出捐により購入したハードの機器については、私がくたばっても機械が使用可能な限りは有効に活用されるよう何らかの方途を見つけたいと思います。

ですが、ブログの運営については、継続の責任があるとは考えていません。明日にでもやめる気になることもあると思います。ボタンクリック一発でこのブログは削除できます。

継続するためには、若い人ではなく、時間が取れる年配者に引き継いでいただく必要がありますが、このブログの内容からしてそのようなことは望みがたいだろうと考えています。

まあ、できるだけ自分の健康に気を付けて、よぼよぼ爺丸出しでどこまで細々と続けられるかですね。
posted by ZUKUNASHI at 00:14| Comment(10) | 福島原発事故
この記事へのコメント
ずくなし様、いつもありがとうございます。
ずくなし様の善意によるブログで、私はとても助かっています。
何もしないで、善意の労力による果実を頂いているだけで、申し訳なくおもっていはいるのですが、なにしろ能力的に厳しく、甘えっぱなしです。
それにしても、何もせず果実を頂きながら、果実を渡す責任があると言う方の心性が理解できません。
私の僅かな経験から、親切にするとイケダカナ態度になり、威張る人にはペコペコする人を、思い出しました。

ずくなし様が、いつまでも元気で、このブログが続くことを、心より願っています。
Posted by いま at 2019年06月12日 08:42
こんにちは
この9年間、私は、いまさんのような読者に支えられ、励まされてきたんです。
私の信条は、嘘、偽りのないものはいずれ理解される、です。
ありがとうございます。
Posted by ZUKUNASHI at 2019年06月12日 08:56
ずくなし様
ご無沙汰しております。311後、まもなくの国内移住組のひとりです。
こちらのブログは、当時確かにキーワード検索で出会い、以来ほぼ毎日拝読しています。
311後の様々なデータはもちろん、中東の混乱の現実と、背後の各国の動き、それにまつわる各国からのステートメントや報道、日本政府の動き…ずくなし様が整理してくださらなければ、何が何だか分からないまま日々を送らなければならなかったはずです。本当に感謝しています。感謝の気持ちをお伝えしたことがなかったかも!?と思い、久々にコメントしております。

311後、半年で現在地に移住し、移住先を探す(主に都市部や東日本の)皆さんの受け入れのお手伝いができれば…と思っていました。
広島で70年前に起こったことを多少なりとも知っていれば、日本と米国政府が事故とその後の影響を「なかったことにする」のは容易に予想できることでしたから、そういう流れが「静かに」起こるもの…と思っていました。
でも、それは起こりませんでした。
日本人の多くが、ここまで受け身で、自ら考えずアクションを起こせない人間になってしまっていること、想像を越えていました。そのくせ、アクションを起こしている人に対しては、自説を披露したがる方が多いです。いえ、興味関心を抱いてくださっていること自体はありがたいですし、言論の自由はもちろんありますし、その自由がある日本で有り続けてほしいと心から願っているのですよ…でも、ちょっと疲れます(笑)。

私は日本とその文化(特に日本語)を愛していますが、最近の日本と(多くの)日本人がほとほと嫌になりかけていて、自分でも困っています。
そんな中、ずくなし様やこのブログに集う方々のコメントには、文字通り救われています。まだ日本でがんばっている人もいる!というのが、私が日々を生きる原動力になっています。
ずくなし様が、ご自身のお考えやご事情でブログを継続されるのも、どんな記事を書かれる(または書かれない)のもご自由です。今後もそうです。これまでのことで言えば、もう感謝のひと言です。私は直観で動きやすいタイプなのですが、ずくなし様は、時間をかけてデータを積み上げることの力、断片的な情報を時間をかけて集めて、線にし、面にしていく方法を、この8年で身を持って教えてくださいました。

日本に生を受け、この国の決定が他国に影響しているのですから、この国でこの国を「より良く」していかなければならない立場の人が、その役割を果たさなければならないとも思います。海外での生活も視野に入れながら、もう少し待ってみようかとも思う、葛藤の今日この頃です。
長々と失礼いたしました。
Posted by みゆう at 2019年06月12日 10:55
みゆうさんこんにちは 
ハンドルネームは覚えていますよ。お元気そうで何よりです。
国際関係の記事、お役に立ちましたか。
私自身が、へーっ、これが真相かとこれまでの認識不足を恥ずかしく思うほどに見方が変わりました。シリア内戦では、昔のイラク、リビア問題ではMSMの情報操作で分からなかったことが、今や隠し切れなくなったのですね。
ネットでだれでも情報発信できることがこんなに力を持つとは予想していませんでした。こんなにわかりやすく米国の資源狙いの侵略が、略奪経済の側面が浮き彫りになるとは。
欧米の活動家、独立ジャーナリストは、鍛えられ方が違うとつくづく思います。中東の人の中にも男女を問わず、世界に向けて情報発信する人が増えています。彼らは、まさに自分たちの命が欧米の資源獲得のために危険にさらされていることを間近に見ている、やはりそれを弾劾し、告発しないで見過ごすことはできないという重い覚悟があるのだと思います。
そういう活動家の頑張り、私の元気のもとになっています。
Posted by ずくなし at 2019年06月12日 11:27
ずくなし様。
いつも多大な時間を使っての情報発信、ありがとうございます。

『これだけの情報や見解を世の中に発信していれば責任も出てきますから・・・』というコメントが私にはどうしても理解できません。

ブログって個人の日記ですよね?何を書こうと自由ですよね?
有料メルマガとは違い、閲覧者は無料で読ませて頂いていて、それに賛同するのも反対するのも自由であり、参考にしたければ閲覧し反対なら読まなければ良いだけです。
なぜ無料で読ませて頂いてる閲覧者が、責任とかブログの継続や、ましてや止める時期などに関してまで言及しようと思うのでしょうか?
私にはさっぱりわかりません。

でも、自分自身に起きる事 全てを他人のせいにする人ってよくいますよね。

パソコン作業はとても疲れます。
ご無理はせずに、ずくなしさんが好きな時に自由に書いた記事を、私は楽しみにしています。

Posted by 桜文鳥 at 2019年06月12日 12:39
こんにちは
確かに私の日記でしかないのですが、世の中に影響を及ぼしたいという私の下心も強かったですから、まあ責任といえば責任を問われるようなことを書くこともあり得たでしょうね。
残念ながら、ほとんど影響なくして終わりつつありますので70年も生きさせてもらった老人としての社会的な責任という意味では全然責任を果たしていないということになるんでしょうか。
Posted by ZUKUNASHI at 2019年06月12日 12:54
ずくなし様 いつもいつも、本当にありがとうございます。
私自身はこのブログに書かれている事の全てを理解しているとは、とても言えないのですが、
ほぼ毎日のように、読ませて頂きました。

そして、この3:11から、色々なことが起こり、
人は2つのタイプに別れるのだという事。
つまり、自分の目で見聞きしたり感じたりする事を、自分自身で理解して行動しようとする人と、
そうでない人に別れるのだという事に、気付かされたように思います。

ずくなしさんのブログを読むことによって、さまざまな方がいて、それぞれに取り組まれている姿を知り、本当にありがたく思っています。

お身体にはくれぐれもお気をつけて下さい。これからもブログが続く限り、読ませて頂き、何か行動する時の助けにさせていただきたく思います。
人は生身です。
寿命もあれば、その人それぞれの使命のようなものもあると思います。

私も随分歳をとったなと思う今日この頃、今後どのように残された命を生きていくのか、考えます。
Posted by RR at 2019年06月12日 22:13
>つまり、自分の目で見聞きしたり感じたりする事を、自分自身で理解して行動しようとする人と、
そうでない人に別れるのだという事に、気付かされたように思います。

ええ、以前からわかっていたつもりでしたが、ここまで分かれ、そしてそれが安定するものなのだ、私も初めて知りました。

>私も随分歳をとったなと思う今日この頃、今後どのように残された命を生きていくのか、考えます。
RRさんは、文章が若い感じがするんですよね。書かれていることは年齢相応なんでしょうけど。何か柔軟性というか。
このソフトな文章の味は、一つの財産だと思います。何か使い道があるといいですね。
Posted by ずくなし at 2019年06月12日 22:43
ずっと以前から拝読させていただいてます
ブログ主に対して責任とか意味が分かりません
とあるブログなんか人々にこんなことが起きていますとデトックスサプリの売り込みをしたり、宗教勧誘しているところまであります
だからここでブログ主が発言していることが個人の主張であって社会的責任とか言われても呆れるしかありません
むしろサジを投げる方も多い中ずっと続けられていることに敬意を表します
国は国家経済を守る為に当時とてつもない数値が報道されていたにも関わらず避難等はさせませんでした
今後もどんなに人体被害が出ようとも徹底的に認めることはないでしょう
私も正直、南半球にでも移住したいですがそう簡単なことではないですね
電磁波についても人体被害は間違いなくあります
私はよく電話を使用していましたが耳下腺腫瘍ができました
携帯は電子レンジを耳に当てているのと同じです
それは2G時代でもできていたものですから4G・5Gとなれば危険度は増すでしょうね
でも最近は私を含めて必要なこと意外の音声通話をしない人が増えました
文章のやり取りのが圧倒的に増えてますね
それは通信会社のプランとかにも関係しているとは思いますが、
そうやって人々のコミュニケーションは薄れていくのでしょう
まあ頭から離して使うことに関してはそのほうがいいとは感じます
Posted by 仙人猿 at 2019年06月14日 16:07
仙人猿さんこんにちは
耳下腺腫瘍ですか。やはりあるんですね。
でも頭髪は無事なんでしょう? ハンドルネームから判断すると。
うらやましい!
責任論も、害悪やウソを流した責任論でなくて、この先、ちょっと便利な、役に立たないわけでもないブログが消えたら寂しいなというそういう期待論で書いていただいていると思えば、ありがたいことなのではとも思っています。
Posted by ずくなし at 2019年06月14日 16:30
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。