この10年間 死亡数増加の中で「神経系の疾患」、「精神および行動の障害」、「原因不明」によるものの割合が増大: ずくなしの冷や水

2019年06月11日

この10年間 死亡数増加の中で「神経系の疾患」、「精神および行動の障害」、「原因不明」によるものの割合が増大

人口動態統計月報年計(概数)の概況 平成30年が公表になっています。

年齢階層別の死亡率は低下を続けています。95歳以上の超高齢層を除けばどの階層でもほぼ同じです。福島第一原発事故のあった平成23年は死亡率が上がっていますが、その翌年からトレンドラインに戻っています。


80歳〜94歳階層でも死亡率は低下傾向です。95歳以上階層では2010年に何らかの異変があり、死亡率の水準が上方にシフトしました。この原因は不明ですが、これだけ大きな影響が出ていますので、やはり核関連の何らかの事象があったとみなければならないかと考えます。特に超高齢者の死亡増に結び付く要因は何でしょう。2010年は暑くて熱中症の患者が多数生じた年です。


日本人の死亡率は、総数でみると上がっています。ですが、福島第一原発事故で壮年期や青年期の方にも亡くなる方が増えているのに、これらの階層の死亡率は福島第一原発事故後も低下しています。総数で上がっているということは、死亡者の多い階層で死亡率が上がっているということです。そのため加重平均をすれば全体では率が上がります。
死亡率(人口10万対)の年次推移,性・年齢(5歳階級)別
総数


年齢階層別の死亡数を見ると次のグラフのように85歳〜89歳階層で死亡者数が最も多く、次いで90歳〜94歳階層、さらに80歳〜84歳階層となっています。


人口のうち亡くなった人の数の割合が死亡率です。高年齢層の高い死亡率と高年齢層のウエイト増大によって総数では死亡率が上がっているのです。年齢階層別人口で見ると、95歳以上の方の数など微々たるものなのですが。


ですが、死亡率としては年齢を追って急激に高くなります。


全体の死亡数は、95歳以上の合計でもそんなに多くはありません。65歳辺りから増え始めて85〜89歳が最も多く、その前後も多くなっています。


では、死因別で見たらどうでしょう。65歳以上の年寄りは何で死んでいるんでしょう。

まず死因別死亡者実数。ここからは年齢階層別ではなく、総数です。

ここでは大括りの死因分類で見ています。ほとんどすべての死因で死亡者は増えています。減っているのは事故や自殺が含まれる「傷病及び死因の外因」です。死亡者の増加が大きいのは、老衰、新生物、神経系の疾患、循環器系の疾患です。

このうち神経系の疾患が10年間で3倍に増えています。精神および行動の障害も2.5倍と大きく伸びています。(管理人はこれは特徴的と考えています。アルツハイマーやパーキンソン病はここに含まれるでしょう)

次に10万人当たり死亡率。平成20年と30年を比較すると、「感染症及び寄生虫症」、「周産期に発生した病態」、「先天奇形、変形及び染色体異常」、「傷病及び死亡の外因」で低下していますが他の死因ではすべて上がっています。「傷病及び死亡の外因」は事故による死亡、自殺による死亡を含みますが、自殺は24.0人から16.1人に低下、交通事故が5.9人から3.7人に低下です。

多くの死因で死亡率が上がっているのに上にあるように年齢階層別でみると、現役世代以下では死亡率が低下しており、これは高年齢層での死亡数の増加によるものです。

次のデータを見ると死亡率上位の死因は男女で大きく違うこと、数も男の方が概して多いことがわかります。
年齢階層別死因上位5 男女別 平成30年(青:男 赤:女)
クリックで大きな画像

男女で死亡率が異なるのです。そして壮年層以下の階層の男女計の死亡率の低下は、男の死亡率の低下が大きく寄与しています。男女で死亡率が異なる原因として考えられるのは、「事故」です。自殺もそのようにみられます。

つまりこの10年以上前から、不慮の事故、特に交通事故による死亡が大きく減っています。交通事故以外の業務上の事故も安全対策の推進が効果を上げてきています。建設現場では、人身事故があれば、警察の捜査が入り何日も工事が止まります。工期が守れない、研修などをやらなければならないということになって、会社としては大損なのです。その点では日本でも業務上災害の防止は一定の成果を上げており、交通安全施設の整備が交通事故の減少に寄与しました。

それにより男の事故などによる死亡数が減ってきているのです。

下のグラフで20歳以上の階層での男女別の死亡率の低下具合を見てください。男の死亡率の低下が大きいことがわかります。女の死亡率の低下も見られますから、国民健康保険などによる健康診断の導入などが効果を上げているものとみられます。医療水準も高度化しています。そして女性ももちろん車を運転します。

死亡率(人口10万対)の年次推移,性・年齢(5歳階級)別




















次は、死因別の死亡数の100分比です。上に書いたように、神経系の疾患、精神および行動の障害が増えていることを反映してこの二つ、そして老衰、老衰以外の原因不明が増えています。循環器系の疾患、呼吸器系の疾患は総数としては増えていても急増する4つの死因に押されて割合は低下しています。

原因不明のうち、老衰が増えているのは高齢者が増えているため半ば当然の帰結ですが注目されるのは老衰以外の原因不明が増えていること。これは老衰には分類しがたい年齢層のまさに原因不明の死亡です。それが大きく伸びている。それに神経系の疾患、精神および行動の障害が増えている。

この原因は何でしょう。高齢者が増えて単に痴ほうの人が増えたからではありません。痴ほうだけでは死にません。管理人の見解では、これは放射性物質、特にウラン系の放射性物質による被ばくが原因になっているはずです。電磁波もある? それはわかりません。

上のように死因を分析してくると、福島第一原発事故によってこれまではウエイトの低かった死因が急激に伸びてきているのです。

自殺が減っているのは大変幸いです。交通事故をはじめとする事故死が減っているのもとても喜ばしいと思います。それによって特に男性の死亡率が下がっているが、一方で被ばくに起因するとみられる死因の死亡が増えている。

被ばくは今なお継続、累積中です。がんは、まだ急増という状況にはなっていませんが、被ばくによる究極の死に至る病は、血液のがん、白血病を含む各種のがんです。
posted by ZUKUNASHI at 13:55| Comment(0) | 福島原発事故
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