管理人は、老衰以外の原因不明の死亡数が増えていることをかねて指摘してきましたが、福島県の発表でこれが公に認められることとなりました。
2019年04月16日
ほらね 福島県じゃ原因不明の急死が増えている
死因が急性心筋梗塞とされたケースの死因についての調査結果で、調査員による評価を見ると、5割も急性心筋梗塞でなく、さらに1割が原因不明になっています。約6割、この例では152人もが急性心筋梗塞でないのに急性心筋梗塞という死因で葬られたんですね。本当の死因は何だったんですか?

2019年04月07日 怖い話ですが書きます 一次疾患に続いて二次疾患がありうるようです
簡単死因分類別でどれで最も多くの人が亡くなっているでしょう。リンク先の記事の表で言えば、02000新生物<腫瘍>の310.3人です。次いで09000循環器系の疾患の280.0人、10000呼吸器系の疾患153.2人、この三つで743.5人ですから総数1087.1人の68.4%を占めます。
これらに次ぐのが老衰を含む「原因不明」18000の107.5人です。11000の消化器系の疾患は41.5人、アルツハイマーが含まれる神経系の疾患6000が38.4人です。ここまでで930.9人ですから総数の86%を占めます。
人口の中で高齢者が増えていますから、他の死因ではなく「老衰」で亡くなる人が増えることは喜ぶべきことなのかもしれません。

この「原因不明」による死亡を見ると、ごく少ない乳幼児突然死症候群を除くと老衰以外の「原因不明」が死亡総数の1.9%もあり、これが老衰と同じようなペースで増えています。
この区分に入れられる人は、高齢者ではありませんよね。高齢者以外で「原因不明」で亡くなった方は、特定の治療を受けていないのではないでしょうか。循環器系や呼吸器系の治療を受けていた人が亡くなった場合、原因不明とはしがたいですよね。医師の選択にはなりがたいと思います。
実態がいまひとつわかりませんが、とにかく着実に増えている。老衰と同じペースで増えていることは頭に置いておいたほうがよいでしょう。
