サウジ国王の地獄の日々: ずくなしの冷や水

2018年11月04日

サウジ国王の地獄の日々

2018年11月04日
サウジはイエメンの石油とガスが狙い MBSの失脚は時間の問題とする専門家が増加

サウジの現国王は、2017年6月21日実の息子MBSを王位継承第一順位のクラウンプリンスに引き上げました。これは強行されたとされています。

その後、MBSが実質的な統治を担いましたが、現在33歳。国防相としてイエメンに戦争を仕掛け、婦人の権利拡張をうたいながら国内では皇族を米系高級ホテルに閉じ込め、拷問を行う、シーア派の聖職者を処刑するなどの恐怖政治も進め、国の内外から批判を浴びました。

MBSの決定的な失敗がカショギのイスタンブール領事館における殺害です。トルコがこの件に関する情報を詳しくリークし、その残虐さに世界が驚きました。当初、生きながら体を切断したとの説が流れましたが、トルコはのちに検事当局の見解として、カショギは領事館に入った直後に絞殺されたと変更しています。

そして最新のリークでは、殺害後、ばらばらに切断されさらに薬剤で溶かされたとされています。

国際的なサウジ非難が高まる中で現国王が各国首脳に電話をかけ事実関係を説明する事態になっていますが、サウジの公表する事実関係は二転、三転しており、納得できる説明だとは受け止められていません。

MBSの失脚は時間の問題とする見方が強まっています。サウジに武器輸出を停止する国も出てきました。

カショギ事件は、政権中枢にある者が指示して自国民が領事館に書類を受領するため出頭したときにマフィアまがいの政府職員が待ち受けて絞殺し、遺体を損壊したという事件です。

真偽のほどはわかりませんが、カショギが領事館に入った後、MBSと電話またはスカイプで会話をしたとの説も流れています。

この事件でMBSの関与がないなどと理解している人は例外中の例外です。

英国に亡命していた現国王の実弟がリヤドに帰りました。英国と米国から身の安全の保証を求めたとありますから、この動きには両国政府の関与があります。

元ペンタゴン職員のMaloofの発言がメディアで取り上げられています。この人はかなり口が重く慎重な発言をします。彼の見方は、MBSの失脚はどのような形であれ時間の問題だとしています。

現国王は、無理を重ねてMBSをクラウンプリンスにしましたが、その息子が世界で糾弾される事態になり、王位継承が困難になる。自ら事態の収拾を図るも成功しない。王家の権威失墜の事態に亡命した実弟を呼び相談をしなければ状況に追い込まれています。

年老いて健康面で不安がある父親にとってこんな不幸はまずありません。生きている間に実の息子からこんな恥辱を与えられようとは予想していなかったはずです。
posted by ZUKUNASHI at 13:06| Comment(0) | 国際・政治
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。