中2全員に“胃がん検査” 神奈川 横須賀
神奈川県の横須賀市議会は、がん対策を総合的に推進する条例を可決し、横須賀市では、すべての中学2年生を対象に胃がんに関わる検査を実施するなどの取り組みが進められることになりました。
横須賀市議会で9日に可決された「がん克服条例」には、生活習慣の改善による予防や、がんの原因となる細菌やウイルスの感染の早期発見といった総合的ながん対策を盛り込んでいます。
条例では、血液検査で胃がんの原因となるピロリ菌を見つけて内視鏡検査を行うと、胃がんの発見率が高まるとして、検査の実施や研究の推進を対策の柱の1つとしています。
年齢が低いほうがピロリ菌の除去による発がんの抑制効果があるとして、横須賀市は今後、市内すべての中学2年生を対象にピロリ菌への感染を調べる検査を実施するなどの取り組みを進めます。
横須賀市の上地克明市長は「まずは胃がん検査から推進し、検査による早期発見で早い治療につなげられることを知ってもらいたい」と話していました。
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横須賀市では胃がんが増えているんですかね。市議会がこんな条例を作るくらいですから、よほど健康被害が出ているんでしょうね。
がんの予防、早期発見施策を進めるのは大変良いことだと考えます。南相馬市の例では胃がんより大腸がんの増え方が大きいのですけどね。
それに横須賀市では、死亡者の増加率よりも新生児の減少率の方
がよほど大きいのです。350人が400人に増えるのと、250人が200人に減るのとでは、後者の方が社会に与えるインパクトは大きいでしょう。

ピロリ菌検査の推進で、将来的に生まれる子供が増えるといいですね。