年配者へ電子メール使用の勧め 実践編: ずくなしの冷や水

2018年09月19日

年配者へ電子メール使用の勧め 実践編

前回年配者へ電子メール使用の勧めでは、メモ帳を開いてキーボードからどんどん入力してみましょうと書きましたが、キーボードの使い方がわからない方もおられるでしょう。ネット上にはいろいろ便利な解説サイトがあります。キーボード入力では、次のサイトは参考になるでしょう。

https://www.sony.jp/support/vaio/beginner/school/typing/01.html

さて、あなたは今やキーボートからの文字入力ができるようになりました。(そう仮定しないと先に進みません!)

なんら目的もなく文章を書くのもつまらないものです。では、どこかのサイトにコメントを書き込むことにして、その文章を作ってみましょう。

以下は、コメントの原案を書き終えてからお読みください。

ネット上に自分の文章を掲載、発表するときは心しておくべきことがあります。

私的な自由に書かれた文章はあなた自身を裸で世の中に晒します。そういう無様なことにならないようにするためのノウハウが、手紙の書き方などとして伝えられてきました。そういうパターンに従って書けば、着物を着ているのと同じであなたの本質は見えません。

ですが、日常的に書くことになる電子メールは、極力簡潔に書くことが必要ですから、そういうパターンに当てはまらないのです。コメントについても書き方の指南書などはありません。(弾劾請求では書き方の説明付きだったようですが、これはえらく高いものにつきました。)

そういう形式自由、フリースタイルのコメントなどは内容、表現などが多様で人柄が浮かび上がるものが多いのです。自由に書くことができるゆえに、形式は整っていなくても、逆に感動を呼ぶ文章というものはあります。

次の投稿は、ご自分の反省を踏まえて他者への配慮が強く示されている点で大変好感の持てる素朴、率直な内容になっています。このような文章のメールをもらった方は、うれしく思うでしょう。

2017年07月03日
静かに綴られたIさんの思い ぜひお読みください

上の例はある程度年配の方でしょう。一方、若い方の中には、まだ文章を書きなれていない方も多いです。

「もういい加減、日本人女性叩きを辞めにして貰いたいのですが! 日本の女性を叩きたいという心理が見え隠れする記事を見ると、腹が立ちます。」

こういう内容は、まさにケンカを売っていることにほかなりません。同じ趣旨のことを伝えるにも書きようはいろいろあります。このようなメールをもらった人は、メールの発信者を忌避するようになります。

メールをもらった人がどんな印象を受けているかは、発信者にはわからないことが多いです。少なくともあまり強い言葉を使わないことで相手に不快な印象を与えることは回避できます。(汚い言葉、強い言葉を使うのは男性よりも女性に多いです。) 婉曲に慇懃無礼なものも不快極まりないものですが。

次は、最近読者から寄せられたコメントですが、形式は管理人に対する便りの形をとっています。

ずくなしさま(1)
今晩は(2) あっという間のスマホ使いこなしのスピードに恐れ入ります。(3)
以前、「市民のためのがん治療の会」の紹介をさせて頂きました。
今日は9/8に福島県いわき市で行われた
 北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏講演会「〜被ばく後のあしたを見つめる〜長寿命放射性元素体内取込み症候群とトリチウムの危険性について」いわき放射能市民測定室たらちねの主催。
のご紹介です。IWJさんの中継録画です。質問終了間際に出生率の低下もお話されています。ご多忙とは存じますが良かったらご覧ください。今週中なら会員でなくても無料で視聴が出来ると思います。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/431058  (4)
夏のお疲れが出ませんようにご自愛下さい。(5)
たぐちゃん拝(6)

たぐちゃんさんは、おそらく熟年世代でしょう。社会経験も積んだ世代の方が書くメールとしては標準的、典型的なものではないかと思います。

(1) は相手に対する呼びかけの言葉です。(2)は挨拶。
私なら「 XYZさん こんにちは」 とか 「XYZさん こんばんは」になります。親しい人は別として、一般的には「様」が無難です。私もブログと関係ないところではすべて「様」を使っています。

(3)は相手の動向に言及し、あなたのことを気にかけていますよ、との気持ちを伝える部分です。「最近元気がないと○○さんから伺い心配していました」などと書く場合も多いでしょう。この部分で私の気持ちは「えへへ、楽しんでもらえましたか」です。

(4)は本題です。簡潔に要領よく書かれています。
(5)は、再び相手に対する配慮に言及しています。相手はありがたく感じます。
(6)は、署名代わりの名前の記載です。ここで「拝」とありますが、これはメールでも使うことがありますが、かなり丁寧な表現になります。メール全体に丁寧さや配慮がないのに最後だけ「拝」をつけるのは、バランスを欠きいかにもとってつけた感じがしますから使い方は難しいです。

次は9/18、ツイッターで見かけたメールの画像です。転記するのが面倒で画像にしてアップしたのでしょう。

このメールは親しい間柄で交わされたものです。簡単な挨拶に続いて用件、相手に伝えたい情報が書かれています。文字にはなっていませんが、気を付けましょうという気持ちが伝わってきます。メールは至急伝えたい用件や情報を扱うのに向いています。この情報をハガキや封書で伝えたとしたらその手間に感謝しても情報の鮮度はガタ落ちです。

電話をかけるほどではないが、できるだけ早く知らせておきたいという情報を流すにはメールは便利なのです。

前回例をあげた安否確認や訃報の連絡などはその最たるものです。訃報関連では、通夜や葬儀の場所時間を知らせるのにも手間がかかりませんし、10人でも15人でも容易に知らせることができます。地図も添付できる。

特に親戚関係や知り合いの中で中核的な役割を果たす人は、電子メールを使わないとこれからは期待通りの役割を果たせないでしょう。子供に頼む? いつまで子供がそばにいてくれると思っているんですか?

メールを書くようになったら、教養のある方たちがどんな日本語を使っているか、日ごろから親しんでおきましょう。ツイッターが便利です。

エリック ・C @x__ok 氏や桑ちゃん @namiekuwabara氏のツイートはそれほど強い言葉が出てきませんが、主張や考えははっきり伝わる日本語です。

最後に少し書きにくいことを書いておきます。

ネットであちこちのサイトを訪れ、いろいろ情報を得て自分の意見をお持ちの方は、その地域に限って見れば世の中のことをよく知っており、見識も高いという点で抜きん出た存在でしょう。

仮にその方がブログを運営したり、ツイッターで発信したりすれば、その地域ではアクセスやフォロワーの数で上位に入るかもしれません。

しかし、地域の範囲を広げれば、アクセスやフォロワーの数で同程度の方は10倍、100倍、千倍と増えていきますから相対的な位置は低下します。

扱うテーマや分野によりますが、全国区で上位に付くのは難しいのです。もちろん、地方にお住まいでもその情報発信で全国に名の知られた方は少なくありません。

前にも書きましたが、福島第一原発事故後間もないころにこのブログに地方にお住いの方から寄せられたコメントには、エゴむき出し、誹謗、狭量なものが少なくありませんでした。

今でも、ときに僻みやひねくれた気持ちが強いコメントが寄せられることもありますし、表面的な繕いのコメントも見られます。残念なことにそういう例は地方にお住まい方が発していることが多いと感じています。

このネットの時代では東京に住もうと僻地に住もうと情報格差はほとんどありません。いろいろな専門的知識も入手できます。「どうせ自分は学がないから」という卑下は通用しないのです。子供の頃不登校で成人してから活発に情報を発信している人も一杯います。

情報を収集しようにも時間がないということはあるかもしれません。でも、それは都会の人も同じです。情報発信も試行錯誤が、経験、習熟が必要なのです。それによって全国区で通用する情報発信が可能になると考えています。

電子メールの活用が、そういう視野の広さにつながっていくことは、確実ではないでしょうか。
posted by ZUKUNASHI at 09:54| Comment(8) | デジタル・インターネット
この記事へのコメント
私も、ここで書き方を学習させて頂きました。
それだけでなく、現実のリアルな会話にも反映されて、日常生活の摩擦が低下しました。
ありがとうございます。

身近に良いお手本や練習の場が無いことの証拠でもあるのですが、それでも何とかなっていたお金で遣りっ放し社会が崩壊して、うまく交渉する技能のありがたさを実感しています。

逆に、容赦できない本質というものも浮かび上がり、いざという時のために言葉を研ぐ必要性も切実に感じます。

Posted by SY at 2018年09月17日 17:25
こんばんは
やはりいろいろな方の書いたものを拝見して自分も発信してみる、そしてどのような発信が間違いなく意図を理解してもらえるかという練習、経験は必要ですね。ここの論客は全国に散在していますが、どなたもその地域では煙たがられるときもある突出した論客、理論家のはず。全国区でも活躍できるような普遍性を獲得する場として役に立てば大変うれしいです。
まだ若い(私より)男性諸侯は、遠慮がいらないので格好の論争相手です。
いざというときの言葉、特別な言葉よりも論理だった、説得的な、多くの人の共感を得られるような理論であり、表現能力ではないでしょうか。
最後はあくまでも事実に裏付けられた根拠、力だと思います。
Posted by ZUKUNASHI at 2018年09月17日 19:01
初心者編なら、なおさら、転記ではなく
いきなり、そこに書き込んだほうが
カットアンドペーストなどしなくてよいので、楽でしょう。

この画像化したツイッターのツイートは、
検索されたくないからでしょう。

たとえば、画像化したら、カットアンドペーストもできません。
範囲指定もできません。
文字も記号もパソコンはJISコードですが、
検索はJISコードを探すから検索ができます。

画像化したらJISコードを潰せるので、
検索されないと考えたのではないでしょうか?

病名で検索されて、反撃が来たり、
ブラックリストに載るのを避けるためだと思います。
自分のフォロワーにだけ読ませたいのでしょう。
手の込んだ工夫です。

ツイッターはどこからでも誰からでも、すぐ反撃が来ます。
検索しているからでしょう。
私はそれでくたびれて、休んでいると
アカウント削除され復活しません。

どこか間違いあったら、誰か訂正してください。
Posted by hiyaase at 2018年09月19日 11:43
そういう意図で画像化する場合もあると思います。この画面はケータイではないでしょうか。横10文字ですね。メールをパソコンに転送するのが面倒で画像にしたのかと思いました。
Posted by ずくなし at 2018年09月19日 11:55
画像からの文字抽出はすでに機械化さています。
スマホのグーグル翻訳はカメラ入力があり、カメラを通した画像の文字が画面上で翻訳に置き換わります。(当然、グーグルに筒抜けでしょうけど)
検索逃れは、癖のある手書き文字か芸術的な毛筆ででもないと無理でしょうね。
AIが進化すれば、それも時間の問題かもしれませんが
Posted by SY at 2018年09月19日 21:43
そういえば、Iphoneのカメラで写真を撮ってテキスト化できるんですよね。やってみます。
「検索逃れは、癖のある手書き文字か芸術的な毛筆ででもないと無理でしょうね」いいえ、誰かさんみたいに誤字脱字を多用すればよいのです。簡単です。
Posted by ZUKUNASHI at 2018年09月19日 22:03
誤字脱字に対応する曖昧検索などというものも実用化されています。
文字の順番違いを補正する機能はまだ模倣されていないかな?
日本語の伝統的な多義表現を駆使する、痴的より知的方法もいいと思います。(笑
Posted by SY at 2018年09月20日 01:36
画像の検索方法あるんですか。
曖昧検索はここ数年で凄い進歩しましたね。
となると、日本語には戦前まで、右から左へ書く方法がありました。
それを使って、関西弁でやるのがいいんとちゃいまっか。

しもなぞええがれそ、かんな病つけっは。えねどんけぁじんう思うそ。
Posted by hiyaase at 2018年09月20日 10:20
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