日本製個人向け放射能測定器は精密に作られているが世界には通用しない品質: ずくなしの冷や水

2018年08月06日

日本製個人向け放射能測定器は精密に作られているが世界には通用しない品質

2018年の春、日本製のGM管を使った個人向け放射能測定器が当初販売価格2万円から大きく値崩れして数千円で売られていました。測定値を内部に記録する機能を持っており、1時間ごとの線量率を事後的に知ることができるためにフィルムバッチのようにも使えるユニークなものです。

管理人は自分でも使うほか、読者にもあっせん販売しました。有益に使って来た読者もおられるようなのですが、最近、勝手に電源が落ちるとのクレームが寄せられています。この電源落ちの現象は管理人自身も経験しています。

なんとか原因がわからないかと思い、特殊ねじ用のドライバーセットを2千円で買ってきました。ねじの頭の切込みが三ツ矢サイダーのマークになっている特殊なねじが使われているからです。

もともとこの測定器にはいくつか疑問があったのです。GM管を使用しているとしながら、ガンマ線しか検出しないと書かれているのです。

おそらくGM管の周りにアルミ板か何かでベータ線を遮蔽しているのだろうと想像していました。せっかくの感度を落としているためにガンマ線の感度も低線量率の範囲では個体により大きなばらつきがあります。

苦労してケースを開けてみるとGM管が2本も入っています。


そしてGM管はガラス製でそれがアルミの筒の中に入っています。


なんでこのような姿になっているのか。強度を確保するだけならこんなに厚いアルミの筒は必要ありません。おそらく当時の政府の方針に合わせてベータ線の存在に関心が向くのを避けるという意図があったのかもしれません。

でも政府買い上げ品ならともかく、市販品についてそのような特殊な設計を加えるのは競争力を著しく損ないます。この測定器の当初価格より少し安いだけのSOEKSの普及度が日本国内でも高くなっています。

最近、管理人は小物の電気製品を購入することが多いのですが、市場は中国製品に席巻されています。数百円のパーツに近いマイクロフォンからコード類まで中国から郵便で直送されて届きます。

送料込みの価格を見ると、日本の競争相手をつぶして市場シェアを確保しようという戦略があるのではないかと疑うこともしばしばです。

電源が勝手に落ちるという問題については、他に指摘する声があります。あるオークションサイトには次の記述があります。
「注意点:過去の経験から、高い確率(約20%)で電源が勝手に落ちる(数分から数日の間で)トラブルあり。」

何か電波の障害などで電子スイッチが作動するということではなく、分解した結果から判断するとPOWERボタンが何かのはずみに作動するのではないかと考えられます。

勝手に電源が入った事例はまだ聞いていませんから、スイツチオンの状態でパワーボタンがわずかな振動などで動いて電源が切れるのではないかと考えています。
posted by ZUKUNASHI at 21:01| Comment(0) | 福島原発事故
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