ほら、捕まえたぞ!: ずくなしの冷や水

2018年07月17日

ほら、捕まえたぞ!

次は管理人が読者と協力して設置を進めているリアルタイム線量率測定システムがとらえた線量率の変化を示すグラフ画像です。携帯で撮影した画像です。


最大162cpm、0.981μSv/h。μSv/hの表示は0.3μSv/hまでしか目盛りがありませんので0.3μSv/hで頭打ちになっています。

2018/7/14はこの事象のフォローで一日忙しい思いをしました。くそ暑い中、ヤケクソで作業していたら日が暮れていました。

あなたのお住いの地域でもこのような事象は起きていると思いますよ。場所によっては結構頻繁にあるかもです。実は、画像は取れませんでしたが、今日7/15の未明にもあったようなんです。

今度は154cpmでしたから0.924μSv/hです。


こちらの測定点は、都会にあります。コオロギが鳴くにはまだ早いですが、寝苦しい夜測定器のスイッチを入れて耳を済ませば、部屋の隅で警報音が鳴っているのが聞こえるかもしれません。

それが聞こえたら、窓の外を眺めてください。ゆっくりと通り過ぎる車両が見えるかもしれません。時には大型トレーラーが小さな荷物を積んでいるのが見えるかもしれません。

真夏の夜の悪夢?! いいえ、日本では日常風景です。

そこのお父さん! 幼子が寝る部屋で頻繁にこんなに線量率が上がることがあっても、気になりませんか?

温厚なお父さんでも何か行動を起こすのではありませんか。普通の場合は。



読者の方はもうご存知でしょうが、このような鋭いスパイクが立つのは、強力な点線源が接近して遠ざかっていった場合です。

横須賀の核燃料工場から核燃料が搬出される際に道路で線量率を測定したら「トラックがくる前よりもトラックが通った時は数値が10倍の0.4μSvになった」と8bitnewsの記事にあります。

使用前の核燃料の発する放射線は使用後と比較にならない少なさだと言います。福島第一原発事故発生時には、4号機のオペレーションフロアーには新しい燃料棒がむき出しで置かれていたという説もあります。ウラン235と237が高い濃度で詰められていても自然崩壊だけなら高い放射能は出しません。道路上で通過するトラックの近くで測ってもこの値です。

家の中で1μSv/h出たということは、かなり強力な放射性物質が接近したことを示します。

10秒か20秒の短い時間、1μSv/hの放射能を浴びても「直ちに健康に影響がない」というのは間違いではないと思います。もし、家の前で交通事故があって運搬車両が1時間停車すれば被ばく量が1μSvに達します。0.1μSv/hの環境で24時間過ごせば一日で2.4μSvですからそこに1μSv上乗せされることになります。まあ、それでもすぐがんを発症すると恐れおののくことはないだろうと思います。

一方、もし大気中を放射性物質が流れてきて1μSv/hを検出したらこれは大変危険です。頭痛を起こしたり鼻血を出す人もいるでしょう。1μSv/hの大気をどれほどの時間吸入したかによりますが、場合によっては、比較的短時間で被ばく症状を起こす人も出ると考えます。2011/3/15朝に台東区の住宅ベランダでインスペクターで測定された方は、1.02μSv/hを記録しています。

原発過酷事故並みの大気線量率であることは記憶しておいたほうがよいです。

ご自宅で空間線量率を連続測定してしばしばスパイクが見られるときはその原因解明が欠かせません。私たちの運営者グループでは、どこかの測定ポイントで不審なデータが出たことに気づいたら教えあっています。

上の二つの例もそれで管理人は把握できました。単独で測定を行っている方はグループを作ることをお勧めします。メンテナンスの面で助言を得ることもできます。

・・・・・

冒頭のグラフの測定ポイントでは、その後2回スパイクが見られました。そしてそのスパイクの立ち上がりが速いことから運搬中の線源による影響ではなく、非破壊検査によるものと推定するに至りました。
posted by ZUKUNASHI at 09:55| Comment(0) | 福島原発事故
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