あなたの家の周りの地形を調べる方法 水害に備えて: ずくなしの冷や水

2018年07月18日

あなたの家の周りの地形を調べる方法 水害に備えて

日経新聞 2018/7/11 18:37
西日本豪雨で4分の1が冠水した岡山県倉敷市真備町地区は想定される浸水区域や避難場所をまとめた「洪水・土砂災害ハザードマップ」を2016年に作製していた。今回浸水した区域と予測した区域はほぼ同じで想定内だったが、多数の犠牲者が出た。「見たことがない」という住民もおり、市からは「繰り返し確認を促すべきだった」との声も出ている。
 「ハザードマップは一度も見たことはなかった」。真備町地区を流れる小田川が決壊した堤防近くに住む穂井田良さん(64)は悔やむ。倉敷市が6日に流した避難指示の放送は聞き取れなかった。実際に川を見に行くと水位は高くなく、その日は自宅で過ごした。
 7日未明に堤防は決壊。数分後に自動車で避難を始めたが、渦を巻きながら水が迫り、間一髪で逃れた。「昔から堤防が決壊したら民家の2階まで浸水すると言われていたが、まさか本当に起こるとは……」と苦い表情で振り返った。

・・・引用終わり・・・

あなたが水害などの際にどの段階でどちらへ逃げたらよいかは簡単に知ることができます。

1 地理院地図を開けます。

2 自分の家を地図の中心に置きます。

3 右上の「機能」のボタンをクリック。次のウィンドウが開きますから「断面図」をクリック


4 「始点を選択」のカーソル(+印)を家または少し離れた場所に移してクリック1回。

見てみたい範囲の反対側の端が含まれる場所に移してクリック2回。


5 断面図が表示されます。

断面図のラインをなぞると断面を指定したラインに沿ってマークが動きますからどこが高くどこが低いかはよくわかります。

・・・調べ方の基本は以上です。しかし、それだけで終わりません。今回の小田川の氾濫では、高い堤防が湛水面積や湛水深を大きくした可能性があります。

次の図は、上で断面図を求めた範囲よりも5分の1ほどになっています。

上の地図の支援学校の少し西南、前田橋の辺りで堤防が決壊したとされています。Google Earthで見ると細い水路の流入点です。ここの堤防高に合わせるように細い水路のほうも堤防が作られています。

流入する水路

流入点の堤防下の民家

水位は仮設例


いったん堤防が切れると、堤内と堤外が逆転し堤内、つまり住宅地の湛水が流出しにくくなります。

次に市川市行徳の残土捨て場を見ます。
南北方向

東西方向

ここには住宅は建っていませんが、一帯の水位が4mになれば逃げられなくなります。水位が2mになった時点、低地の住宅の多くが床上に浸水し始めたら何をおいても逃げなければ孤立することがわかります。

この例では河川の氾濫よりも津波のほうがありそうですが。

GPS測定器でも海抜、標高が測定できますが、安価な器具によるものは誤差が大きく信用できません。

地形を頭に入れて実際に逃げられるか、自分の足で確かめてみましょう。

・・・・・・・

皆さんご関心が低いようですけど、東京都東部は海抜ゼロメートル以下が多いのです。川の水面の標高が0.4mです。家族を失ってからハザードマップなんぞ知らなかったと責任転嫁をしても始まりません。

地下鉄南砂町から浦安駅まで


浅草駅から新小岩駅まで

posted by ZUKUNASHI at 09:39| Comment(0) | 福島原発事故
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