気づかないまま放射性物質を家に持ち込んでいる人は多いはず: ずくなしの冷や水

2018年06月15日

気づかないまま放射性物質を家に持ち込んでいる人は多いはず

最近、放射性物質の不意打ちを食らう事例が伝えられています。

2018年04月27日
信じがたい すさまじい汚染

2018年06月14日
子供向け古本が0.82μSv/h

上の二つの例は、主婦が放射性物質汚染についての知識を持ち、個人用放射能測定器を保有していたことから汚染が判明したものです。特に、最初の例は母親の汚染チェックの習慣が目覚ましい成果をあげました。

上の二つの例ともにガンマ線主体の測定結果ですが、0.3μSv/hとか0.5μSv/h、さらには0.8μSv/hという兵士も逃げ出す高い水準を検出しています。

これらの事例では、特にその家庭が被ばくリスクを容認するつもりで特定の場所を訪ねたり、物品を購入したりしているわけではありません。警戒はしつつも、結果的に被ばくしてしまったということです。

二つ事例とも、世間的にはまれな観光行動や物品購入ではありません。その点を考慮すれば、全く気付かないまま被ばくし、放射性物質を家に持ち込み家庭内の放射性物質汚染を強めてしまっている家が相当数あるでしょう。知らぬが仏でいられるうちはいいですが、そのうち本当の仏が出るかもしれません。

ガンマ線に注目すれば、空間線量率は下がっています。
2011/4/1をスタート地点として考えると、ヨウ素131のガンマ線は3か月ほどで減衰しきりましたし、セシウムについて残存放射線量を計算すると、セシウム137:100cpm、セシウム134:100cpm、セシウム計:200cpmであったものが、2,618日経過した2018/6/1には、セシウム137:減衰後残存 84.73cpm、セシウム134同:8.95cpm、計:93.68cpmと計算されます。

大まかに言って半分になっています。ですから放射能が少なくなったという一般的な理解には間違いはありません。ガンマ線による外部被ばくだけを見れば0.15μSv/hと0.12μSv/hでは、大差ありません。線量率が高ければ高いほどがん発症確率が高まるのは科学的に実証されていますが、これは確率的な発現になりますから0.12μSv/hの環境にいた人がまずがんを発症し、0.14μSv/hの環境にいた人がそれよりも遅れて発症するということはあり得ます。

ですが、放射性物質はガンマ線を出すもの、ガンマ線源だけではなく、アルファ線やベータ線を出すもの、アルファ線源やベータ線源があり、特にアルファ線源は半減期の長いものが多いのです。プルトニウムがアルファ線源の代表格として知られています。

2018年05月18日
あの方たちはどうされているだろう

日本では、アルファ線源やベータ線源は汚染源としてはほとんど取り上げて議論されていませんが、世界的に見ればアルファ線源やベータ線源を警戒する声が強いのです。米軍がバルカン半島、イラク、シリアで使用している劣化ウラン弾はアルファ線源、ベータ線源であり、その影響は半永久的に続きます。

2014年07月09日
関東にはウラン232が満遍なく降っている 米国による土壌調査ではウラン238よりウラン232が多い

2014年07月12日
東京で米国人家族の家財を汚染したアルファ線源は何だろう

上の記事には、福島第一原発事故後に東京から米国に帰国した家族が持ち帰った家財から強いアルファ線、ベータ線が検出されて家財を廃棄することになったという情報があります。

管理人は、アルファ線、ベータ線も検出しうる測定器を読者の援助を得て購入し、各地で測定した結果を還元しています。その結果によれば、ガンマ線以外にはほとんど検出できない場合もあれば、全体の放射線数のうちでアルファ線、ベータ線の計が半分近くを占めることもあります。地域、直置きする場所によって測定値は大きく変動します。

これまでの最高値は、ともにMAZURで測定して250cpm程度でした。ガンマ線、アルファ線、ベータ線の合計ですが、μSv/hに換算すると0.8μSv/h程度です。

冒頭にあげた事例の2番目ではガンマ線だけで0.82μSv/hですから、びっくりする数値です。新松戸の歩道の縁石や市川市の高台の塀の上のかけらを家に持ち込んだと同然です。ガンマ線だけでなく、アルファ線、ベータ線も含めて測定すれば、管理人が関東南部を歩き回って測定した最高値を上回る値が出ることは確実です。

※ microcarpa @microcarpa1氏の2018/6/15のツイート
米シアトル・タイムス:核兵器製造作業員、放射性微粒子が付着したまま帰宅。ハンフォード核施設の他にも、ロスアラモス核研究所やロッキー・フラッツで事例。α線核種は微量でも吸気被ばくや経口被ばくすると、健康へのリスクが高まる可能性。#脱被ばく #脱原発 #自衛 #幹線道路

米シアトル・タイムスから一部を引用します。ハンフォードの労働者の家から放射性物質が見つかり、これらのダストを吸入したり摂食したりした場合には潜在的な内部被ばく要因になりうると書いてあります。
Study: Traces of radioactive contamination found in homes of six Hanford workers
Originally published June 14, 2018 at 6:00 am Updated June 14, 2018 at 12:14 am

The levels are low, but if some microparticles are inhaled or ingested by nuclear-site workers or their families, the radioactive dust is a “potential source of internal radiation exposure,” the study’s author writes.

Dust samples from the homes of six Hanford nuclear-site workers in the Tri-City area contained traces of radioactive contamination, according to a study published this month in the Journal of Environmental Engineering Science.

The levels are low, but if some microparticles are inhaled or ingested by the workers or their families, the radioactive dust is a “potential source of internal radiation exposure,” writes Marco Kaltofen, a civil engineer whose peer-reviewed study also found radioactive particles in dust samples in nuclear workers’ homes near the Los Alamos National Laboratory in New Mexico and the former Rocky Flats Plant in Colorado.

The particles were found in samples collected over a period of years from the homes of the nuclear workers and those of their neighbors. Inhalation of the particles, which included uranium, thorium, plutonium and americium, can increase the risk of cancer.

東京で米人家族の家屋内にあった家具が、アルファ線源やベータ線源で廃棄しなければならなかったほど汚染されていたのです。

ハンフォードの労働者の家庭の汚染どころではないのです。

放射能問題を勉強したという人でも、まだまだ汚染を甘く見ていませんか?

被ばく回避策の実践の用意のない方は、このブログはご覧にならないほうがよいでしょう。読んで知識が増えただけでは、被ばく回避にはなりません。ストレスが増えるだけです。
posted by ZUKUNASHI at 16:27| Comment(0) | 福島原発事故
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