第1原発2号機 2018年5月28日にも壁解体: ずくなしの冷や水

2018年05月16日

第1原発2号機 2018年5月28日にも壁解体

福島民友2018年05月16日 08時55分  
第1原発2号機、28日にも壁解体 東電、開口部設置「予定通り」
 東京電力福島第1原発2号機では、原子炉建屋内の調査に向け、外壁に開口部を設ける作業が進む。福島民友新聞社は15日、外壁に密接された「前室」と呼ばれるフロアに報道機関として初めて入り、現場を取材した。放射性物質を含んだちりの飛散防止など作業は慎重に行われ、東電は「(進み具合は)予定通り」と評価。28日にも重機を使った壁の解体を始める方針だ。

 「頭に気を付けて」。地上から約30メートルの高さにある前室には数十段ある狭い階段を上った後、エレベーターで到着した。午前9時30分。第1原発構内の温度計は20度を指し、装着した半面マスクとカバーオールの中が汗ばんだ。

 前室に入ると少し涼しく、重機音が聞こえる。3〜4人の作業員がドリルで壁に穴を開ける作業をしていた。前室は幅23メートル、奥行き17メートル、高さ10メートルで、想像よりも広く感じられた。

 外壁には縦7メートル、横5メートルの穴を開ける。厚さ20センチの壁に18センチまで切り込みを入れ、重機を遠隔操作して壁を引き抜く。その後、6月中旬をめどに開口部から遠隔操作できる機器を投入。放射線量やがれきの散乱具合を詳細に調べ、使用済み核燃料プールからの燃料取り出しなどに役立てる。

 現在は、壁への切り込みや壁を引き抜く際に必要な鋼材を取り付ける作業が行われている。室内には10人ほどが交代で作業に従事。被ばく線量を抑えるため、鉛で隔離された「休憩所」も設けられていた。

 前室の内外にはダストモニターを設け、放射性物質を含んだちりなどの飛散を監視。特別な換気設備もあり、前室内の空気の放射性物質濃度低減にも取り組んでいる。前室内の空間放射線量は毎時100〜120マイクロシーベルト。約20分の取材で積算線量は40マイクロシーベルトだった。

 同行した福島第1廃炉推進カンパニーの大山勝義広報担当は「放射性物質の飛散防止が第一。これまで異常なく作業は行われている」と強調した。
posted by ZUKUNASHI at 15:38| Comment(0) | 福島原発事故
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