読者との意見交換から F1ライブカメラは建物が写っていればそれだけで用が足りる: ずくなしの冷や水

2018年05月03日

読者との意見交換から F1ライブカメラは建物が写っていればそれだけで用が足りる

先日、読者のお一人と話をする機会がありました。いくつかの点で認識が大きく異なりました。管理人は、決して自分の理解が最も正しいと考えているわけではなく、いろいろな見方があり、それを互いに理解すべく努力することで認識が深まり、無用な心配を払しょくすることができると考えますので、そのための議論の素材として自分の考えを書き記します。

@ 個人用普及型の放射能測定器でベータ線量の多寡を測るのはまず無理です。
 この点は、ツイートで何度か見かけましたので自分の見解を記事にまとめています。

2018年02月20日
個人向けの放射能測定器で屋内のベータ線量を測定できるか

もちろん、業務用ではない個人が入手可能な放射能測定器でベータ線量の多寡の見当をつけられないわけではありません。

次は管理人が現地調査を行った際に撮影したものです。使用したMAZUR PRM9000は個人輸入で10万円弱です。

ブロック塀の上端で最初にアルミ板を敷いて測定 0.15μSv/h

アルミ板を除けると、0.27μSv/h。アルミ板でベータ線、アルファ線が遮断されます。アルファ線分は特別なところでないと割合は低いですから、減少分はほぼベータ線と見られます。

測定範囲にずれが生じないように、そっとアルミ板を引き抜いています。

測定場所は露天の場所です。しかも濃厚汚染地帯。福島第一原発事故に伴って降下した放射性物質が相対的にそのまま保存されている場所としてブロック塀の上端を選んでいます。

もし住居内でこれだけのベータ、アルファ線量があれば、管理人の個人的基準では即刻立ち入り禁止です。

A 東京周辺での樹木の枯死などは、放射能の害によると見られるものはそう多くない。

管理人の郊外徘徊は、緑に接するためですから樹木などについては、目につく変化があればカメラに収めています。これまで特に目を引いたものが2回ありました。1回は梨畑の周りの生け垣が何十メートルにもわたって枯れていました。もう一つは、屋敷の周りの数十メートルある杉が一斉に枯れ始めていました。

経過を観察すべく、機会を見つけては現場を訪れているうちにともに管理者に会い、枯死の理由を尋ねることができました。

梨畑の生け垣の枯死は、梨の樹勢を妨げることのないようにと畑側の根を切ったためです。人家周りの杉並木の枯死は、日照を確保するために薬品を使って枯死を図ったものでした。

新しい切り株の断面を測ったこともありますが、水の通る中心部は少し高いものの中心部から離れれば、バックグラウンドと大差ない水準でした。もちろん樹種による面もありましょうからすべてそうだと判断するのは早計ですが。

年によっては春の新緑の季節、花の季節に樹勢が弱いと感じることもありますが、まだ枯死する木が目立つという状況は経験していません。

長けの低い庭園木や花木では枯れたものもあるでしょうが、それらはすぐに除去されるのでさらに目にする機会は少ないはずです。

7μSv/h程度の環境にあると見られる長者原交差点から望む夫沢地区の屋敷林の姿もそれほど顕著な変化を示していません。

つくば市の街路樹などに枯死が多いと話題になりました。放射能の害が影響している可能性は否定できないものの、おそらく他の大きな要因もあるはずと見ています。

B F1ライブカメラの画像から得られる情報量は少ない
管理人も一時F1の構内ライブカメラ画像に注目していましたが、画像に合成処理、遅延処理がなされている疑いが濃厚と判断し観察をやめました。

今は一定時間ごとの画像をキャプチャーし、後日チェックしていますが、保存した画像の精細度が低いこともあり、有益な情報はほとんど得られていません。

建物の脇から煙が噴き出した、赤い光の帯が出た、丸い大きな球が空中に浮かんだ、青い光はチェレンコフ光だなどと様々な観察結果が伝えられていますが、地下に灼熱の溶融燃料がある場所でボヤがあってもたいしたことはありません。もちろん作業員の被ばく回避が必要ですが。青い光、赤い光、丸い大きな球が見えたりするのは、降雨時か霧が濃い場合がほとんどです。

F1の事業主体は、ライブカメラのカバーも汚れ放題にして放置していますし、カメラの性能が画期的に向上しているのにリプレイスはしていないようです。

しかも何か異変と疑われる事象が認められても事業主体は何らの情報提供もしません。何が起きたかは常に明らかにならないのです。

ですから、青い光、赤い光、光を屈折する丸い球などの情報にいちいち振り回される必要はありません。無駄な苦労です。それよりも自分の住むところに飛んでくるものに気を付けましょう。

F1の異常事象としては、次の画像が典型的です。これに匹敵するものなら私も騒ぎますが。



C 使用済燃料プールごと建物が倒壊した場合こそが最大の恐怖
4号機使用済プールの崩壊危険性が指摘されていたころ、最悪の場合F1のそれぞれの建物を爆撃で付属港湾に沈めてしまうしかないとの意見がありました。

管理人は、軍事関係には疎いのでそんなことができるのかと半信半疑でしたが、シリア問題を追ううちにロシア軍ならできると考えるようになりました。

ロシア軍はシリアでテロリストの地下要塞や地下武器貯蔵庫などを破壊する際にバンカー爆弾 Bunker Buster Bomb をしばしば使いました。土中深く突き刺さり土中深部で爆発するものです。

今考えれば、これをF1の建屋の真下を狙って何発も同時的に打ち込めば、建屋全体が吹き飛ばされて付属港湾に落とし込まれるというのは可能なのでしょう。(他の軍隊でそれができる爆弾や攻撃技量を有しているところがあるとは思いません。欧米のミサイルや爆弾は動作不良が多いです)

ところが7年の経過の中で溶融燃料が土中深く沈み込んでいることが疑いのないところとなり、この方法も大きなリスクを伴うことになりました。土中で爆発させたときに土中の溶融燃料やそのカスを一緒に吹き飛ばしてしまう危険が考えられるのです。

F1の事業主体は、最近も深夜にF1沖合に航空機を飛ばし、リモートセンシングの手法で海水温度の分布などを調べているのではないかと管理人は推定しています。

土中深く沈降した溶融燃料に触れた地下水が海底のあちこちから湧き出ているという状況のはずです。陸上では気温次第によってモクモクが出ますから蒸気の噴出か所は分かります。海上も調べなければならないということは、もともと山側から地下水が海に向かって流れているということを考慮しても、かなり広がりが広い、土中への沈降深は深いということを示すのではないかと考えることもできます。

使用済燃料プールからの燃料棒の取り出しは、これからの作業です。やはり建物の倒壊が最も怖い。構内ライブ映像は建物が消えてなくなっていない、排気塔の上半分がなくなっていないことを確認するだけで十分だし、その程度にしか使えないと考えています。
posted by ZUKUNASHI at 15:21| Comment(0) | 福島原発事故
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