GC10のグラフ表示とアラーム: ずくなしの冷や水

2018年05月16日

GC10のグラフ表示とアラーム

リアルタイム線量率表示システムの運用ありがとうございます。

あちこちで頻繁にアラームが鳴って気味悪く思っておられる方もおられると思います。でもグラフのラインがどんどん上がっていく場合でなければそんなにご心配はいりません。

GC10は、GM管で検出した放射線を数え、1分間の放射線数、cpm、カウント・パー・ミニットを毎秒、信号として発信する仕組みになっています。

ですから、GC10の液晶が14cpmを指していれば、その瞬間の前60秒の入感放射線数は14本です。

60秒当たり14本ということは、4.3秒くらいに1本の割合となり、毎秒について観測すれば、放射線の入ってこない秒のほうが3倍も多いことになります。あり、なし、なし、なし、あり・・・そんな感じです。

次のグラフは、2018/6/15管理人の自宅屋外で測定したもので、毎秒のcpmを取り出しています。


赤い線が1秒前とのcpmの差を示しています。せいぜい2本の差しかありません。60秒前の入感数が落ちて直前の秒の入感数が加えられてこのような差が生まれます。

入感のある秒と入感のない秒が続いていますし、1秒ごとの入感数はせいぜい1ですから、差は大きくないのです。

検出される放射線数が増えて入感のない秒が減れば、その分cpmは上がります。毎秒1個の放射線の入感があれば、cpmは60です。

60cpmは0.36μSv/h相当。多くの方が警報鳴動基準としている0.3μSv/hは50cpmですが、上のグラフの青い線が50cpmに達するとアラームが鳴ります。そのときの液晶画面では50cpm以上の値が表示されているはずです。

しかし、GC10モニターのグラフではまずこの値は表示されません。それは、グラフに表示されるのは、1分ごとにサンプリングしたcpmだからです。上のグラフで言えば、縦の60秒ごとの軸にある点がGC10モニターのグラフに表示されるのです。

上のグラフでは、始まりが14cpmになっています。これをベースとしたら、あと36個、入感が増えれば50cpmに達します。ガンマ線源の少し濃い気流が流れてきたら、入感する秒が増えるでしょう。簡単に警報基準に達し、入感が途切れれば、cpmは下がっていきます。
posted by ZUKUNASHI at 15:25| Comment(0) | 福島原発事故
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