手作りホットスポットファインダー: ずくなしの冷や水

2018年04月18日

手作りホットスポットファインダー

2018/4/14、管理人は現地調査に出かけるべくいつもより早めに起きていました。空模様を眺めながらぐずぐずしていたら10時過ぎにRTがトランプの演説をライブ中継。

2時間情報収集に没頭してくたびれたので現地調査は取り止めました。同報メールの第一報が10:19、戦闘拡大はないと判断した第二報が11:32でした。RT、ロイター、シリア人ジャーナリストのツイート、BBC、日ごろの情報源がそれぞれの持つ情報のバイアスも分かっていてこういう時に役立ちます。

世界の政治・戦闘のホットスポットについては上のような情報収集に頼るしかありませんが、国内の放射能のホットスポットについては自分で器具を工夫して足で稼がなければなりません。

放射能のホットスポット探しという古い懸案に取り組むこととなったのは、次のような場所が今なお残されているからです。



カネをかけずに(そして自分の労力や旅費も極力かけなくて済むよう読者に全部やってもらうこと)を大原則として方法を考え抜きました。

@ 広域で広く探す方法
簡便な方法はRDS20AとGPSデータロガーを携行して1か所1時間をめどに移動することです。
自転車ですと田舎では時速12kmは出ますから、12kmメッシュの区域の平均線量率はこれで調べることができます。ともに約4千円で計8千円。ただ効率が悪いのが難点です。

こんな結果が得られます。


A もう少し狭い範囲で調べる方法
二つ方法があります。MAZURのような測定値のログを記録する機能のある感度の良い器械をGPSデータロガーとともに持ち運び、後で記録を整理して適当なメッシュで平均線量率を出す。

このログは1分値ですから歩行調査すれば、70mメッシュが可能です。

ただし、器械のコストが高く測定器の価格は値下がりしているとは言え9万円程度とそれに加えてGPSデータロガー4千円ほど費用がかかります。

もう少し安くと考えたのが市価1万円のGC10と携帯型のパソコン、GPSデータロガーを使う方法です。

GC10はパソコンとつないでTERATERMというソフトでデータを取り出すことができます。毎秒、それ以前1分間のカウント数cpmが取り出せます。1分間のカウント数ですが、30秒ごとのcpmを見れば1分経過しない間の線量率の変化が分かります。

測定が終わったらTERATERMで取り出したデータとGPSデータロガーのデータを突き合わせて分析できます。

この器械セットですと、自転車でもあるいは自動車に積んでも測定可能です。少なくとも変化のあらましは分かります。

一部のNGOはホットスポットファインダーという器械を用いて詳し地点ごとの線量率を測定しているところもありますが、この器械は130万円もします。

そんな費用はないので、この最後の方法をテストしてみようと考えています。先日1万3千円で買ったキーボードパソコンとGC10、そしてGPSデータロガーで合計2万7千円。うまくいけば大儲け(?)

この器械は、上に掲げた場所の除染のための汚染場所、汚染部分の探知に使えないかと考えているのです。

ナップザックにパソコンとGPSデータロガーを突っ込んで、GC10を手に探し回る。カッコ良くはありませんけど、この方法が実用性が高そうなのです。

器械を作りテストしてみました。4500秒ですから1時間15分自転車で走りました。ナップザックにパソコンとGC10を突っ込んで担ぎました。GPSデータロガーは貸し出し中で手元にありません。


下半分の線図が手書きした軌跡です。途中線量率が高いことが分かっている駐車場に立ち寄り数分間中をうろうろしました。A地点です。ここを最高点にして大きく見て山型になると予想していましたが、外れました。ツインピークになったのです。?マークの場所が分かりません。

緑のラインは左に行くほど高くなっています。この地域は少し線量率が高めなのは分かっていましたが、こんなに傾斜があるとは初めて知りました。

後はだいたいこんなものかと理解していました。

これは使えます。これはTeratermで取ったデータを表計算ソフトにコピーしました。ログファイルが使えるようにしなければなりません。タイムスタンプが入れられます。

GPSデータロガーでは時刻が記録されますから、時刻を介して場所と線量率をマッチングさせることができます。マッチングはACCESSを使えば簡単です。

キーボードパソコンで数時間は記録できるでしょう。実用化可能です。自動車なら車内で電源が取れますから何時間でもOK。

TeraTermのログを自動採録できるようになりました。タイムスタンプ付き。これで途中で電池がなくなってもそれまでの記録は残るはずです。

現地調査フル装備なら

MAZUR2台
手作りホットスポットファインダー(パソコンはナップザックに、測定器は肩掛けバッグに入れて身体から離す)
RDS20A(首からストラップで下げる)
SOEKS2個(1個はステッキにつけて地表の線量率を測る、1個は地上1mの空間線量率を測る。予備電池)
デジカメ2台(予備バッテリー1個)
GPSデータロガー1個
ベータ線遮蔽用アルミ板1個
遭難時緊急連絡用携帯電話
老眼鏡・ゴーグル
腕時計(いくら暇な老人とはいえちゃんと持っています)
水ボトル・非常食
(荷物が多くて持ち運べるだろうか?)

「手作りホットスポットファインダー」ならGPSデータロガーを含めても総費用3万円です。これならどれか一つ壊しても弁償に泣くことはありません。

飽きっぽい人でも、これを買い物袋に入れて下げ、自転車や徒歩で日頃の生活圏を回れば詳しい線量率が分かります。

汚染地域や汚染地域に準ずるところにお住いの方には役に立つかもしれません。

近く測定器をお貸しする予定があります。扱いに気を使うMAZURよりもこの「手作りホットスポットファインダー」が良いかもしれませんね。もちろん、汚染地域はMAZURでの調査が欠かせませんが。

最初のセットは、もう少し試験を繰り返して一つは近くお貸しするか、自分で調査に行くことになるでしょう。自家用車で測定するときは2セットを同時に搭載して走らせた方が精度が上がりますね。

これは大きなブレイクスルーになりそうです。

・・・・・

早速手持ちのキーボードパソコンをホットスポットファインダー用にすべくセットアップを始めました。バッテリー付きで小型で持ち運びやすいという点では、以前のセールの際に多めに買っていたのが奏功しました。

ところがこれは2年近く前のWindowsソフトが入っています。そのためこのバージョンのWindows10のソフトは、2018/4/10で古いものがサポートされなくなり、新しいバージョンをインストールしなければならないとの表示が出て、ソフト更新に長時間かかります。

1万4千円で安売りしていたのは、そういうこともあったんですね。測定器RDS20Aに続いてキーボードパソコンも安物買いで苦労することに。

どっこい、そんなことでめげないのが下流老人。なにしろ時間はたっぷりあります。1日1台のペースでセットアップを続けます。この作業を終えておけば、ホットスポットファインダーのパソコンとしても線量率リアルタイム測定表示システムのパソコンとしてもどちらでも使えます。

2018/4/18、晴れ間を見て前回の測定の補足調査。前回の検出値を上回る高い値が出ました。雨で濡れているところがあったのですが。


家を出てからパソコンのスイッチオン、自転車の前かごに入れて測定値の表示を見ながらスピードを落として走りました。

今日の結果からみると、文字通りのホットスポットファインダーになっています。

高い地点は、なぜ?ここがと思うような特に変わったこともない場所です。繁華街にも。

GPSデータロガーがないため、所々で写真を撮り通過時刻の記録を残しました。

帰着して自転車を降りると電源オフにしようとしましたが、alt、ctrl、deleteでは電源が落ちませんでしたのでPowerボタンで強制終了。ログは取れていましたが、接続が良くなかったらしく、ノイズが入っていました。
posted by ZUKUNASHI at 22:23| Comment(0) | 福島原発事故
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