ロシア外務省と国防省がトランプの威嚇に総力で対処 1: ずくなしの冷や水

2018年04月13日

ロシア外務省と国防省がトランプの威嚇に総力で対処 1

ロシア外務省と国防省がトランプの威嚇に対処すべく総力を挙げています。

理屈でやりあえば、ロシアに利があります。

米国に抑え込まれて犠牲者500人とステートメントに書いた感のあるWHOを強力に批判

米国国連大使ニッキハーレイの子供の画像を使った感情論には、ラッカやモースルでの米同盟軍の空爆で市民に多数の犠牲者が出た際に国防大臣マッチスが口にした“fact of life”「日常よくあること」、「避け難い人生の現実」との言葉を引き合いに出してどう違うのかと問うています。

トランプのツイート「ロシアはシリアに向け飛来する全てのミサイルを撃墜するとしているが、ミサイルは飛んでくるので備えた方が良い。立派で新しくて高性能なミサイルだ」とツイッターに書き込んだことに対して、ロシアのザハロバがただちに「化学薬品使用の有無の検証ができなくするためか、スマートなミサイルはテロリストに向けて撃つべきではないか」とやり返しました。プーチンのスポークスマンはロシアはツイッター外交はしないとトランプの発言の軽さを暗に批判しました。

なによりもけん制作用があったのは、軍出身の国会議員で国防委員会議長の要職にある者の「本気で反撃するぞ」とのロシア軍をバックアップする発言です。国防委員会の関係の議員の発言が伝えられたことはありましたが、この将軍が出てきたのは初めてではないでしょうか。



プーチンとショイグの政策を軍OBの大物、下院国防委員会の議長が強力支援を表明したわけですから、国内的にも対外的にも断固たる意志を示すことになります。

シリアにミサイルを発射した艦船等をロシア軍が直接攻撃すると表明した時点で米軍の幹部はこれまでとは違うロシアの覚悟を読み取りました。

ロシアがS400や航空機から米国の艦船を攻撃し、それが沈没するようなことになれば、何十人の単位で死者が出ます。米国内でもシリア国内での偽旗作戦を批判する人は多く、ましてやそれを口実に軍事行動に出て多数の米国人犠牲者が出たら、軍部が批判され責任を問われます。


一方、プーチンは関係国が冷静に対処すべきとの立場を維持しており、これはロシア軍やそのOBなどの発言ほどには激しいものになっていません。ですが、逆に冷静に対処しているということであり、必要があれば強硬策もやらざるを得ない、そんなことも先に見据えた態度のようにも見えます。

米軍が同盟国に働きかけてどんな態勢づくりを進めているのかは分かりません。ただ、ロシアが自国の化学兵器等の専門家を現場に向かわせて調査をし、病院関係者の証言なども取っていますので、それによれば化学薬品を使った攻撃があったのかどうかも、極めて疑問という状況判断が有力になっています。

次の動画でも医療関係者かどうか疑わしい人々がせわしく行きかう救急現場風景となっており、この動画の信ぴょう性を認める人はまずいないでしょう。


#SyriaHoax #Falseflaghttps://twitter.com/twitter/statuses/983791200447684608

さきほど、ロイターがトランプの次のツイートを報じています。

ロイター2018/4/12
シリア攻撃「すぐか、そうでもないかも」=トランプ米大統領
[ロンドン 12日 ロイター] - トランプ米大統領は12日、ツイッターでシリアに対する軍事攻撃の可能性について、「すぐかもしれないし、全くすぐではないかもしれない」と述べた。また、「シリア攻撃がいつ実施されるかは決して言わない」と書き込んだ。

ここまでが2018/4/12 21時50分現在の状況です。トランプのこれら一連のツイートは、相場を動かす効果があり、裏で稼いでいる人たちがいるのではないかとの疑惑が出ています。

ロイター2018年4月12日 / 19:42 / 3時間前更新
[モスクワ 12日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は12日、シリア情勢を巡る偶発的な衝突を回避するための米国とのホットラインについて、双方が使用していることを明らかにした。
ペスコフ報道官は、米国の攻撃があった場合にロシア軍に被害が及ぶ可能性を避けるため、ロシア軍と米軍の間に設置されているいわゆる衝突回避ホットラインが使われているかとの記者団の質問に、「ラインは使われており、アクティブだ。双方が使用している」と答えた。

RT2018/4/12
Russia’s military options to counter US strike in Syria
ロシアは、米国艦船に向けて空中電子戦装置を使って目標特定を妨害する予定らしい。
the Russian military may use a limited response – using airborne electronic warfare equipment to harass the American ships, messing up their target acquisition, geolocation or even AEGIS anti-aircraft systems. The extent of damage this may cause is debatable, but it would certainly make the job of destroying whatever targets the US command has in mind in Syria much more difficult.
ロシアが敵の電子機器を狂わせる兵器を開発して実験に成功したことは伝えられています。ですが、海の上でこんな重量のあるものを使えるか。この器械を搭載した飛行機自体が影響を受けないのかという疑問があります。

2016年10月14日
ロシアが電磁波兵器の実用化へ試験 戦闘機が操縦不能に?

FARANEWS2018/4/12から
Social Media Users Lash out at UK PM, Oppose Britain's Military Operation against Syria(英国は参加)
German Chancellor: Berlin Will Not Join Bombing Campaign in Syria(独は不参加)
PM Rules out Canadian Participation in Military Strikes against Syria(加は不参加)
仏は参加

※ 共同2018/4/13 06:55
シリア対応、決断に至らず
米大統領、安保会議開催
 【ワシントン共同】トランプ米大統領は12日、化学兵器使用疑惑が持たれるシリアのアサド政権への対応を協議するため、国家安全保障会議(NSC)を開催した。軍事攻撃も含めて対抗措置を検討しているが、最終決断には至らなかった。ホワイトハウスが発表した。攻撃に踏み切ればアサド政権を支えるロシアとの対立深刻化は必至で、慎重に情勢を見極めるとみられる。
 トランプ氏は12日、シリア対応で連携強化を図るため、フランスのマクロン大統領とメイ英首相と電話会談。

※ ロイター2018年4月13日 / 07:48
米ロ戦争の可能性「排除できず」=ロシア国連大使
[国連 12日 ロイター] - ロシアのネベンジャ国連大使は12日、シリアに対する軍事行動を控えるよう米国や同盟国に求めた。また米国との戦争の可能性について「排除できない」との考えを示した。

マッティスが、シリアでの化学薬品の使用についてソーシャルメディアの記録以外に証拠がないと認めざるを得なくなっています。


RT2018/4/13
'We can resolve all issues by picking up the phone' – Russia's FM spokesperson on Syria standoff
The US and Russia can find a way out of the deadlock in Syria if they talk to each other, Russian Foreign Ministry spokesperson Maria Zakharova believes, but should Washington launch an attack, Moscow will stand by its people.
In an interview with Sky News on Thursday, Zakharova stressed that Moscow and Washington should not allow the tensions over Syria to spiral into a direct confrontation on the ground.
Asked about the chances of a doomsday scenario in which Russian and American blood will be spilled as result of the US-led military action, Zakharova said that Moscow and Washington have all the means to prevent such a showdown and its potentially disastrous consequences.

ザハロバはこのところ輝きを増しています。


"We're living in 2018 and we have all sort of communication, including Twitter, and we can resolve all the questions like that - just picking up the phone, just sending messages - and I think this is the case which should be resolved through the communication but not through force," the Foreign Ministry's spokesperson said.
Zakharova reiterated that Russia will protect its people on the ground should missiles start flying. Commenting on the earlier statement by Moscow's envoy to Lebanon, Alexander Zasypkin, who warned that the Russian military reserves the right to intercept incoming missile and strike launch sites in case of an attack, Zakharova said that the envoy's words should be understood in the sense that Russia will not abandon its people.
"I would stress one more time and that was the idea of our ambassador in Lebanon as well that Russia will protect its people on the ground. It's obvious," Zakharova told Sky.
Rejecting the parallels with the 1962 Cuban missile crisis, which put the world to the brink of a nuclear war, she argued that the times have changed. "I just want to remind you one more time it's 2018, it's not the middle of the 20th century," she said, adding that in a time of instant communications there's no reason "why people who are in charge of our security and international peace can't talk."
注:これは名言です。
Russia does not seek praise, only genuine cooperation in the fight against terrorism, Zakharova said, commenting on US President Donald Trump's recent tweet. The US president lamented that the US-led anti-terrorist campaign in Syria was underappreciated. "Where is our 'Thank you America?'" he wrote.
Zakharova pointed to the dismal long-term effects of previous US military endeavors.
"I think people in Iraq are still thanking the United States for what they were doing and what they've done to their country and so we hope that Syria will have better future."
"We do not need any sort of appreciation of what we are doing on the ground, what we need is cooperation, similar words but a little bit different," she said. Russian President Vladimir Putin called for the creation of a broad international coalition against terrorism during his speech at the UN back in 2015, Zakharova reminded, adding that the proposal "is still on the table."
"We are actually looking forward to closer cooperation with other countries on Syria. We really want and we really need it," she said.
注:イラク国民が米国に感謝しているとザハロバが本気で考えているとは思いませんが、ここは外交官の本領発揮です。
posted by ZUKUNASHI at 18:39| Comment(0) | 国際・政治
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