スクリパル中毒事件 私はこう見る: ずくなしの冷や水

2018年04月12日

スクリパル中毒事件 私はこう見る

2018/4/5、RTがスクリパルの娘が健康を回復し、ロシア国内のいとこと会話をしたとの情報を流しました。父親も回復困難な病気ではないと述べています。

数日前から娘のYuliaの容態は安定している、回復していると伝えられていましたが、父親も意識不明ではないようですから、どうなっているの? というところです。

英国の化学兵器などの分析能力のある研究所は、スクリパルの暗殺に使われた神経毒の出所は確認できていないと述べています。

ボリスジョンソンは背後にいるのはロシアだと断言してきましたし、メイも断定的な発言をしてきました。それがここにきてすべてが「混乱状態」となりつつあります。

英国外務省は、神経毒がロシア製だとするツイートを抹消しつつ
これまでの説明と何ら齟齬はきたしていないと強弁。

被害者が亡くなっていない、深刻な障害を受けていないのならこの陰謀ドラマは複雑さがさらに増します。

スクリパル娘が退院してどこか安全な場所にいる、そして警察を通じてステートメントを発表。英国に渡りたいとの希望を表明していた従妹との接触を拒否。ロシアの領事関係者とも会わない。

スクリパル父子が米国やカナダに移る話も出ています。仮にスクリパル父子が本当にロシアから命を狙われたとしても、なぜ英国や米国がそこまでするのか。役に立つ情報をもたらす亡命希望者なら第三国にかくまうことはありうるでしょうが。彼らがそんなに機微な情報を持っているとは思えない。

スクリパル父子は、アクターとして抜擢された。偽旗作戦?の舞台裏をしゃべられては困るので特にロシア大使館やメディアが接触できない場所に移す。生活は保障するということになるのでしょう。

さて、次はどんな新事実が出てくるか。

スクリパル中毒事件は、英国が具体的な証拠を示さないままロシア非難を続け、米国の同盟国でロシア外交官の追放などの動きが広がっています。

米国が欧州諸国より少し間をおいてロシア非難の動きを強めました。米国が英国と同時進行的に非難を開始しなかったのが意外でしたが、どうも米国が仕掛け人なのではないでしょうか。

英国を舞台にロシア非難のための偽旗作戦をやる、メイやボリスジョンソンにその話が伝わったのがいつか分かりませんが、当初から証拠もないのにロシアの仕業だとあれだけ騒ぎ立てるのは尋常ではなく、英国首脳が追い詰められていたことの表れと解釈できます。

EU各国もロシア外交官追放の動きに出ていますが、依然として証拠は示されていません。これだけの影響力を行使できるのはNATOを握る米国です。カナダ、オーストラリアまでロシア外交官を追放しています。

外交官追放合戦の後は経済制裁でしょうか。

フランスが英国から資料の提供を受けその専門家が鑑定したそうです。フランスにも英国にも米国にもこういう化学兵器の研究をしている部署があり、現に物を作っていることになります。シリアでテロリストに化学薬品を使わせて人を殺しそれをシリア政府軍の責任に転嫁して攻撃する。これは米国がやりましたし、仏も同調しています。欧米主要国は化学兵器の拡散を恐れ、独占したいと考えているのです。

ロシアは仕掛け人が誰かはとっくに分かっています。シリアで米国を負かし、軍事面でも新世代武器を披露してNATO諸国に対する米軍の面目を丸つぶれにしました。あれだけやれば、米国から仕返しが来ることは読んでいます。しかも、最近ロシアは米国とテロリストとの深い仲を公然と指摘するようになっています。

今米国ができる仕返しは、このような偽旗作戦でロシアに嫌がらせをやることだけです。

2018/4/2のRTの記事によると、娘のYulia SkripalのSNSアカウントに危篤状態にあった2018/3/7の朝にアクセスがあったとされています。
Последнее посещение 7 марта 2018 в 8:35
https://vkfaces.com/vk/user/y.skripal
管理人が脳梗塞で意識不明・緊急入院中なのに、記事の更新日付が入院後になっているのと同じです。IDとパスワードを知っている別人がアクセスした可能性もありますが。

このSNSは、ロシアのサンクトペテルブルクに本社があります。ロシア当局は、当然最終アクセスがどこから行われたか、調べています。それはおそらくロシア国内ではない。

状況証拠は日々悪化です。

米中貿易戦争も始まりそうです。米国の置かれた状況は大変悪い、打開策もないという極めて厳しい状況を反映しているように思えます。

2018/3/28、ぜんまいPCさんからコメントが寄せられました。引用開始。

米英支配層の出来の悪い芝居だと思います。
この件ではBS1の「ワールドニュース」のBBCとロシアTVの放送が真相を知りたい者には貴重だと思います。ロシアTVは自制の効いたロシア政府の態度を伝え、BBCは露骨にプロパガンダ機関を演じています。
 3月12日 午前5時放送(BBCの放送は日本時間午前3時)に出来の悪い芝居だとよくわかる部分があったので書き起こしました。(ちょっと長いですが)

「・・・BBCが入手した情報によると、二人が使ったテーブルは汚染がひどく、廃棄処分する必要があったという事です。主席医務官は、4日午後と5日にこのパブとレストランにいた人に次のアドバイスをしています。」

「まだ洗っていなければ、服は出来れば洗濯機で洗ってください。洗濯できないドライクリーニング向けのものは、更に情報が出るまで二枚重ねのプラスチック製の袋に入れておいて下さい。電話、ハンドバッグやその他電子機器などは赤ちゃん用のウェットティッシュで拭いて、ティッシュはゴミ袋に入れて処分してください。洗濯機が使えない、アクセサリーや眼鏡など硬いものは洗剤を入れたお湯で洗ってください。」

@この主席医務官(Dame SALLY DAVIES Chief Medical Officer,England)は街かどで立ち話でもするように濃いサングラスを掛けたまま「アドバイス」をしている。彼女はデマの片棒を担ぐ芝居に自信が無かったのでサングラスで眼を隠したらしい。そもそも、それほど危険だというなら、汚染があるかも知れない一般市民にそのような伝え方をすべきではない事くらいは知っているはず。

Aこの医務官は市民が「アドバイス」を実行するのにビニール手袋をしなくても良いと知っている。つまり、汚染など無い事を知っていた。汚染の恐れがあるなら一般人には「触るな」が最初の指示であることは、医療従事者なら初心者でも知っている事。

 スクリパル氏と娘は英当局の生贄にされたのではないかと思います。ロシアのガスをEUに買わせないようにし、ワールドカップをめちゃくちゃにし、ブレグジットの大失敗から国民の眼を逸らし、第3次世界大戦で何もかも御破算にするために。仮に父と娘がどこかでピンピンしているとしても世界にとってはもはや少しも救いにはなりません。

・・・引用終わり・・・

ぜんまいPCさん ありがとうございます。テレビないのでご教示いただいて初めて知りました。洗濯しろという指示はテキスト情報でも流れていましたが。テーブルも汚染されていた?

ご指摘の@とA、その通りですね。

・・・以下は以前書いたものですが、もう事実関係などどうでもよいことになっています。少なくとも米国欧州主要国にとっては。・・・

毒物については国際機関に鑑定のため提出されており、それがノビチョークだとの前提で議論が展開しています。

ノビチョークは、ロシア人が開発した二剤式の毒薬
製法のテキストは、30ドルで市販されている。

ノビチョークは、ソ連崩壊後旧ソ連邦各国に保存されていたとの説があり、ウズベキスタンに工場が残り、ウクライナも保有していた可能性があるとされています。

ロシアのザハロバによれば、ノビチョークの起原として可能性があるのは、the Czech Republic, Slovakia, Sweden, the United Kingdom, or the United States。

ロシアが、スクリパル中毒事件で使われたノビチョークの分析を求めているのは、それによりノビチョークの由来、同一性が鑑定できるから。

英国は、スクリパル中毒事件で使われたノビチョークのロシアへの提供は依然として拒否。

ロシアの国連大使は、英国の科学者が短期間で分析を終え、ロシア起源と断定したことに疑問を呈している。英国が製法を有しているとの示唆も。

現場での傷害発生状況、スクリパル父子がほぼ同じ時間に発症したこと、現場にかけつけた警官の一人が重い症状を示したこと、他の警官に目のかゆみや息苦しさを訴えた者がいた。

ロンドン警視庁の対テロ責任者は、「2人は個別具体的に標的にされた」と述べており、他の公衆とは関係なくという意味か。

警察が捜査し、その結果に基づいて政治が動くのではなく、ボリス・ジョンソン、メイ首相とあっという間に政治のトップレベルに上がり、ロシアに責任を押し付けようとする動きが極端で露骨。

ロシア外交官23人の追放
内閣の新しい規制を導入する権限を強化
ロシアとの結びつきの制限
ロシア(ロシア人)の資産凍結

英国は、首相自らが動かなければならない重大な危機に瀕していることの現れ。

ロシアの核非拡散・武器規制局長ウラジミール・エルマコフは、3/21、ロシアの各国大使館の代表と会談し、その後のブリーフィングで、ユリアはロシア市民であり、スクリパル父子への攻撃はロシア市民に対するテロ行為だとモスクワは考えていると述べた。

Ermakov said ・・・“Logic suggests that there are only two possible things. Either the British authorities are not able to provide protection from such a, let’s say, terrorist attack on their soil, or they – whether directly or indirectly, ・・・ have orchestrated an attack on a Russian citizen,

66歳男性一人だけならその人が亡くなっても心臓麻痺や原因不明の死として片付けることもできますが、33歳の女性が同じ時刻、場所で倒れたとなると加害者の存在は疑いようがありません。

スクリパル父子が意識不明とはいえ、生存していることも当局には重大な懸念材料。もし意識が戻ったら何をしゃべるか分からない。

このように考えれば、英国の情報機関は、スパイの親族も殺すテロ集団と非難されることをなんとしてでも避けなければならないのだと思います。

スプレーで毒物をスクリパルの顔に吹き付けたのではないかと推測も出ています。スクリパル父子の写ったCCTVに前後して金髪の女性が写っていたとされ、その女性の行方が分かっていないとされています。

英国の国防大臣が、「ロシアは黙っていろ」と述べロシアが強く反発しています。
ロシアの英国大使は、スクリパル父子の画像がないと指摘。本当に病院で意識不明なのか疑問を呈しています。そのうえでこの事件は英国のEU離脱による後退から国民の関心をそらす目的があると指摘しています。

他に、ロシアの天然ガスパイプライン、ノルドストリームの建設を止めるためという見方も出ています。このケースでは仕掛け人は米国となります。米国議員がノルドストリームの建設を止めろとホワイトハウスに要求しています。

ソールズベリーから8マイル離れたところには秘密化学研究所があり、英国当局には、$66.8 million、約70億円を投じて化学兵器防衛センターを作る計画がある。

ロシア外務省のザハロバは、英国とその同盟国はスクリパル中毒事件をシリアの化学兵器と結び付けたがっていると述べた。

・・・・

まだまだ分かりません。
@ まったくの偽旗作戦。スクリパル父子は、症状を発現させるためフェンタニルの過剰服用などを行ったのかもしれないが、致命的な毒薬への曝露はない。
目撃者は、「ベンチに年上の男の人と年下の女の子のカップルがいた。女の子は彼に寄りかかっているようで、気を失っていたように見えた。彼は何か不思議な手の動きをしていて、空を見上げていた」と語っている。場合によっては全くの演技かもしれないが。
英国当局がこの事件を仕組み、ノビチョークは使われていないし、被害者もそれほど深刻な状態ではないから英国は証拠を出せない。
元スパイだけでなく、その娘までが巻き添えでソ連製の神経毒を使った暗殺未遂の被害者になるという怖さを国民に印象付けてブレイグジットの悪影響を案ずる国民の目、意識をそらさせる。
国防大臣のロシアは黙っていろとの発言は、英国内部で考案、実行された偽旗事件であることを示唆するとも受け取れる。

A 目的は、同じくスピンだが、ノビチョークかそれ相当の毒薬が使われた。スクリパル父子は、傷害を受けている。ロシアを犯人扱いするためにノビチョークの名前が出ている。この場合には、なぜ娘を巻き込んだのかという疑問が残る。後で事実が発覚したときのリスクはとてつもなく大きい。

B ノビチョークを使用した暗殺未遂事件。仕掛けは米国で欧州の反ロ感情を煽るのが目的。ノビチョークの出所はロシアではないから、これの分析を担当する国際機関が板挟みになり、真相は出てこない。

本来ひっそりと原因不明で終わるはずのものが、手違いで娘が巻き添えとなったために、英国政府が先手を取ってロシアに責任を押し付けた。
posted by ZUKUNASHI at 09:09| Comment(3) | 国際・政治
この記事へのコメント
ウクライナ危機の時も、RTは最前線の独立広場を複数のカメラで静かに24時間ネット中継していました。
それだけで、誰が仕掛けた紛争か分かりそうなものです。
今回も同じかもしれません。
Posted by N K M at 2018年03月22日 01:43
誰が考えても、事件の展開が早すぎます。英国の偽旗作戦か、英国が事件前から犯人グループを監視下置いていたかの二つのうちの一つですよ。欧米は、頭で敵を潰すのが好きですよ。
Posted by 西 亨 at 2018年03月23日 16:42
米英支配層の出来の悪い芝居だと思います。
この件ではBS1の「ワールドニュース」のBBCとロシアTVの放送が真相を知りたい者には貴重だと思います。ロシアTVは自制の効いたロシア政府の態度を伝え、BBCは露骨にプロパガンダ機関を演じています。
 3月12日 午前5時放送(BBCの放送は日本時間午前3時)に出来の悪い芝居だとよくわかる部分があったので書き起こしました。(ちょっと長いですが)

「・・・BBCが入手した情報によると、二人が使ったテーブルは汚染がひどく、廃棄処分する必要があったという事です。主席医務官は、4日午後と5日にこのパブとレストランにいた人に次のアドバイスをしています。」

「まだ洗っていなければ、服は出来れば洗濯機で洗ってください。洗濯できないドライクリーニング向けのものは、更に情報が出るまで二枚重ねのプラスチック製の袋に入れておいて下さい。電話、ハンドバッグやその他電子機器などは赤ちゃん用のウェットティッシュで拭いて、ティッシュはゴミ袋に入れて処分してください。洗濯機が使えない、アクセサリーや眼鏡など硬いものは洗剤を入れたお湯で洗ってください。」

@この主席医務官(Dame SALLY DAVIES Chief Medical Officer,England)は街かどで立ち話でもするように濃いサングラスを掛けたまま「アドバイス」をしている。彼女はデマの片棒を担ぐ芝居に自信が無かったのでサングラスで眼を隠したらしい。そもそも、それほど危険だというなら、汚染があるかも知れない一般市民にそのような伝え方をすべきではない事くらいは知っているはず。

Aこの医務官は市民が「アドバイス」を実行するのにビニール手袋をしなくても良いと知っている。つまり、汚染など無い事を知っていた。汚染の恐れがあるなら一般人には「触るな」が最初の指示であることは、医療従事者なら初心者でも知っている事。

 スクリパル氏と娘は英当局の生贄にされたのではないかと思います。ロシアのガスをEUに買わせないようにし、ワールドカップをめちゃくちゃにし、ブレグジットの大失敗から国民の眼を逸らし、第3次世界大戦で何もかも御破算にするために。仮に父と娘がどこかでピンピンしているとしても世界にとってはもはや少しも救いにはなりません。
Posted by ぜんまいPC at 2018年03月28日 12:32
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