横浜で放射性物質を肉眼で見れた日: ずくなしの冷や水

2018年12月05日

横浜で放射性物質を肉眼で見れた日

2018/3/13、次の画像を見て撮影場所、時刻を知りたいと思い調べました。


日本の将来というサイトに次のようにあります。
地震雲? 横浜で空が煙ったような現象、原因や成分は不明
16日午後1時ごろ、横浜市内の一部で空が煙ったように見える現象が起きた。(中略)北風が急に強まったときに、(煙ったような現象が)北のほうからゆっくりと下りてきた。成分を分析していないので分からない」。範囲も不明という。
この現象について、同気象台には、20件前後の問い合わせがあったという。
神奈川新聞 2011年3月16日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103160014/
どんよりとした雲が広がり、突然空を覆った=16日午後1時21分、横浜市中区
http://news.kanaloco.jp/common/user/news/photo/1/110316/7_201404.jpeg
・・・引用終わり・・・

おおもとのソースは、神奈川新聞のようです。画像のリンクが外れていて確認できませんが、日本の将来というサイトに大きな画像が残されています。その一部を取り出すと


画像に見える建物の位置関係からすると、雲は確かに北から来ています。

Google mapから

この時間の気象研究所のシミュレーションではうまく合った画像がありませんが、その前の時間帯では次のようになっています。

前日から内陸に入っていたプルームが南東方向に抜けるところです。


もう一つNOAAのシミュレーション。こちらも少し早いでしょうか、地表近くと上空との差もあります。


次はNASAの衛星画像




いずれにしても、3/15に関東に吹き込んだプルームが南東に抜ける状況をとらえています。では、その時の空間線量率は?
次は、横浜市環境科学研究所の3/15から3/24までの1時間ごとの空間線量率です(移転前)。単位ナノグレイ/h。



もう少し詳しく見ると次のとおりです。3/16正午前後の測定値が抜けていますが午後2時の値からしてそれほど高くなかったでしょう。


この雲の色は、まるでダストストームです。次の画像と比べてください。日本の気象関係者はダストストームを煙霧と呼んでいます。
※ 2014/3/10の煙霧


2011/3/16の午後、地表近くでは上の画像ほどにはホコリや微小浮遊物質濃度は高まらなかったようです。2011/3/16の神奈川県のSPM濃度を見ます。

神奈川県では2011/3/15に一日を通じてSPM濃度が高まりましたが日付が変わってから低下傾向となりました。

横浜市を取り出します。時間も1時から18時まで。横浜市南区で特に高い測定ステーションがありますが、これは工場で発生したものと見られます。


このように見てくると、放射能も高くなく、大気中の浮遊塵も特に多くはなかったと言えます。

これは、放射性物質などを含んだダストストーム並みの「雲」が上空を通り過ぎたためです。NOAAのシミュレーションでは地表0〜100mとなっています。横浜のマリンタワーが106m、ランドマークタワーが296mとされています。

これらを大きく上回る高度をこの雲は流れたのです。そのため地表で測定した空間線量率は大きくは上がりませんでしたし、SPM濃度も上がりませんでした。

もし、これが次のように地表を這っていたら、神奈川県、横浜市の人的健康被害は世界を驚かせるものになっていたでしょう。


2016年11月21日
房総半島の先端部でも黄色い粉目撃情報
※ INUMA ‏@kita3aoshima 2016年11月21日
@tokaiama 2011.3.15の夜から3.16の朝に降下した黄色い粉に因果関係があるのでしょうか。15日に納車されたばかりの白い軽自動車に積もった黄色い粉を、水で洗い流すと水が緑色に変わり流れ落ちました。嫌な感じがしました。南房総鴨川在住


posted by ZUKUNASHI at 14:38| Comment(4) | 福島原発事故
この記事へのコメント
もう、うろ覚えですが、311のすぐ後に、週刊誌か何かで、新横浜で黄色い粉が降ってきて、あわててコンコースに避難したとか何とか? という記事を読んだ覚えがあります。後で、近くの大倉山のマンションの屋上で、高線量のセシウムが発見されて、ニュースになった記憶も。日にちは、この日付だったような? ちなみに、首都圏で黄色い粉が降って、花粉? 硫黄? というニュースが流れたのも、このあたりの日付だったような気がします。

横浜は、丘陵地帯でアップダウンがあるので、特に北斜面や尾根部分の汚染がひどかった可能性も考えられます。
Posted by ぷう at 2018年03月14日 21:26
そうですね、この雲は黄色い粉を含んでいたというか、地上まで落ちれば黄色かったのかもしれません。関東では3/15以降何回か黄色い粉が降りましたが、日付の記憶があやふやなものが多く、上に上げたツイートが日付について最も信頼できるものの一つです。
最後のシミュレーションの図が3/15の夜10時時点。秩父の辺りに留まっていたものが未明から南下し始めましたが、昼過ぎまでこんなに濃いものが流れ続けたんですね。
Posted by ずくなし at 2018年03月14日 23:03
3月15日に「黄色い雨」というツイートをメモしてます。所在地不明の方です。
メモでは、くもりでした。風は北。でも、夜は南に変わりました。
東京でくもりと言っても、どこかでにわか雨くらい降ったかもしれない。一時的な天候の詳細は不明。
16日は午過ぎから北西の風に変わって、中野は青空で風が強かったので、出かけました。14日と15日の朝に3つ爆発したので、風が北西に変わるのを、じっと待っていたので、記録しています。

3月21日から23日は雨。翌日24日は雨が上がって、各所で車のボンネットに黄色い粉という情報が飛び交いました。24日は乳児のいる家庭に東京都はミネラルウォーターを配布しました。

「横浜市水道局は、浄水設備への活性炭の投入量を2倍に増やした。担当者は「どの程度の効果があるか検証はしていないが、『効果がある』とした厚生労働省の情報を参考にした」」(asahiデジタル)

1700人フォローしていましたが、それ以外の日のツイートの記録は記憶にもないです。
Posted by hiyaase at 2018年12月05日 16:15
3/15には東京でもにわか雨が降っています。大気中にごく微小な粒子が増えると降雨剤と同じ働きをするはずです。

>3月21日から23日は雨。翌日24日は雨が上がって、各所で車のボンネットに黄色い粉という情報が飛び交いました。
>24日は乳児のいる家庭に東京都はミネラルウォーターを配布しました。
そうでしたね。

>「横浜市水道局は、浄水設備への活性炭の投入量を2倍に増やした。担当者は「どの程度の効果があるか検証はしていないが、『効果がある』とした厚生労働省の情報を参考にした」」(asahiデジタル)
これは覚えていませんでした。
Posted by ZUKUNASHI at 2018年12月05日 16:39
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