個人向けの放射能測定器で屋内のベータ線量を測定できるか: ずくなしの冷や水

2018年02月20日

個人向けの放射能測定器で屋内のベータ線量を測定できるか

TERRAなどの個人向け放射能測定器では、ベータモードというベータ線を測定する仕組みがあるようです。

ですが、管理人があちこち現地調査に歩いて、あるいは自宅で、個人向け測定器の中でも比較的検出器の大きい、アルファ線も検出できるMAZURを使って測定した経験から言うと、特に屋内でベータ線の量をガンマ線の量と区別して測定するのは難しいと思います。

MAZURの検出部分にアルミの板をかぶせるというアルファ線、ベータ線遮断の方法を用いて、遮断した場合と遮断しない場合の線量率の変化を調べてみました。

2018/2/12の日中から初めて2/13の昼過ぎまで続けました。

MAZURを次のように置いて測定開始。パルスシグナルを使っていますので管理人が立てる雑音の影響はありません。


1時間経過時点のグラフ、アルファ、ベータ、ガンマ込みです。

MAZURの検出口にアルミの板をかぶせました。アルファ、ベータが遮蔽されます。

1時時間経過ごとにアルミの板を置いたり外したりします。
13:28 アルミ板を外しました。
14:27 アルミ板をかぶせました。
15:28 アルミ板を外しました。

2時間経過したころから全体の線量が増えています。1時間平均を取ってもその差がベータ線遮蔽の効果なのか、それともガンマ線を含めた全体の線量の変動によるものなのかは、識別できないでしょう。短時間でもガンマ線+ベータ線の線量は少なからず変動しています。



MAZURのこの器械で0.005μSv/hの差は1.5cpmの差に相当します。ベータモードで測って0.005μSv/hの差が出ても、同じ時間で測定しているわけではなく蓋のあるなしでの測定にタイムラグがあります。0..005μSv/hの差がベータ線を抽出できたためなのか、あるいはガンマ線+ベータ線の線量が変化したためなのかは、判断できません。

それはテラを2台並べてやっても同じです。並べて置いた個人用測定器が0.001μSv/hの桁まで同じように変化することはありません

テラで通常モードとベータモードで数分間ずつ測った結果でベータ線を選別して測定できるかという点に関しては、管理人の答えは、ベータ線がガンマ線+ベータ線合計の1割ほども占める場所ででもなければまず無理、と消極です。

次は、さらに長い時間をかけています。右クリック→画像のみ表示で全体が見れます。横軸1区切りが1時間です。


※ おゆうさん @ikarostayuu氏の2018/2/20のツイート
馬鹿な人類は、こうやって地球を汚染と破壊で痛めつけてきた。昨夜のビキニ環礁の番組は、海が美しすぎて悲しくなってしまった。目に見えぬ危険物が降り注いだ海、プルトニウムは2万数千年の半減期。自宅周囲にも落ちていることは、誰も知らないが。自腹の48万のポリマスターが教えてくれた。

ポリマスターの上位機種は、放射線のスペクトル分析から核種判定をやるようです。「猫飯は浜の薫りプロダクション・ニャハハ!本舗」の動画に上位機種を使った測定状況を記録したものがあります。

TERAAやSOEKSでベータ線検出との情報に動揺しないようにしましょう。
posted by ZUKUNASHI at 11:40| Comment(0) | 福島原発事故
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