空間線量率測定値の記録・グラフ化では GMCLogger : ガイガーカウンタ・データロガー の安定性・応用性が群を抜く: ずくなしの冷や水

2018年03月21日

空間線量率測定値の記録・グラフ化では GMCLogger : ガイガーカウンタ・データロガー の安定性・応用性が群を抜く

この3か月ほど、空間線量率測定値の記録・グラフ化の試みに時間を費やしてきました。

試した測定器とソフトの組み合わせは、次の表のとおりです。グラフ化して遠隔地から管理人が閲覧・監視できるようネットに掲載するのが目的です。

この目的に沿って作られたGM-10の付属ソフトの完成度が高いです。データを蓄積し、グラフを描いてそれをPNGで画像化し、FTPでサーバー送信まで一気通貫でやってくれます。



管理人はスティックパソコンにGM-10のコードをつないで24時間連続運転しています。オートサインイン、スタートアップにソフトを置いてあるためWindowsソフトの更新があっても自動で再起動して復帰し、稼働を続けます。

その他のソフトにはFTPの機能がありませんので、ShareXを併用しています。この組み合わせですとShareXでどの部分をキャプチャーするか指定しなければならず、自動で再起動しても一手間かかります。

グラフの表示期間、データの保存、ソフトの安定性、データを取れる測定器の幅広さなどどれをとっても、フリーソフトのGMCLoggerが優れています。

GMCLoggerの画面、MAZURのパルス信号を使ってグラフを描かせています。334cpmを1μSv/hと置いていますが、330cpm=1μSv/hが適当なところでしょう。


前回よりも試用した測定器が一つ増えています。あまり知られていないRDS20Aです。GM管まで国産のユニークな測定器で発売当初2万円もしました。最近になってようやく手の出せる価格まで低下してきました。

この器械はとても面白いです。何台か並べておくとテンデンバラバラの値を示します。GM管が小さく検出する放射線数が少ないからでしょうか。

他の測定グラフ作画関係のフリーソフトもそうですが、日本では測定したデータを一般向けに公開するという意識が薄いんですね。測定器を持っている人は自分のために持っているのであって他人の被ばく回避のためではない。

自分が持っている測定器だけでは、その人を取り巻く広域の空間線量率の変化が分からなく、防御のための情報としては不足なのですが。

リアルタイム測定の花形は、これまではGM-10でした。ですが、これは高価で一般の人には手が出ません。しかし、上に書いたように様々な測定器を使って測定値のグラフを描かせることができます。

測定器の発するピッというパルス音を拾うのに感度の低い格安のマイクと音を遮るビニール袋を使います。これは実用新案!だと自分では考えているのです。

・・・・・

この実用新案は、読者に試験運転してもらいましたが、実用に難があるという結論になりました。そんなに静かな場所がある家は少ないですからね。旧家で土蔵でも持っていれば別ですが。

測定値がバラバラで使えないかと思っていたRDS20Aをマイクロホットスポットに持ち出してみたりしていたら、空間線量率が高いところではそれなりに反応することがわかりました。

低線量域では、特に短時間の測定値に関してはほとんど参考になりませんが、この器械は基本的に1時間値を表示します。1時間値で見ると、それなりの変動を示します。



これだけ変動を示せば実用に耐えます。ただ、測定器からデータを取るためには、「データ取得」のボタンを押さなければなりません。1時間ごとに押すのが面倒ということにもなるでしょう。

そこで一定の時間ごとにボタンを押してくれるソフトはないかと調べたらありました。
AutoClickPositions(自動クリックツール)
これで10分ごとにデータを取得させると、1時間の間に線量が累積していく様子も分かります。

パソコンは、最も安い8千円のものを見つけました。測定器は付属品込みで4千円、合計12,000円。ゆっくりじっくり線量率の変化を眺めるのには向いています。自宅の線量率の変化観察にこれを使うことにしました。

(初出2018/2/6、2/13、3/20追記修正)
posted by ZUKUNASHI at 00:50| Comment(0) | 福島原発事故
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