英語が分からないとだまされる: ずくなしの冷や水

2018年01月18日

英語が分からないとだまされる

※ トランプがフェイクニュース賞の獲得者を発表
RT2018/1/17
President Donald Trump has announced the “winners” of his “Fake News Awards.” While the link failed to open for many amid the high internet traffic, a web archive reveals the New York Times and CNN among the top recipients.

Trump also tweeted that there are “great reporters” whom he respects. However, he did not name any of those journalists, unlike the treatment dished out to the “Fake News” awardees.

※ 共同2018/1/18 08:39
米軍のシリア駐留継続、国務長官
「イスラム国」台頭許さず
 【ワシントン共同】ティラーソン米国務長官は17日、西部カリフォルニア州にあるスタンフォード大でトランプ政権の対シリア政策について演説した。「過激派組織『イスラム国』(IS)が再び台頭しないよう、シリアでの米軍のプレゼンスを維持する」と述べ、駐留を当面続ける方針を示した。
 米軍が撤収すれば過激派が改めて力を持つことへの懸念に加え、シリア内戦でアサド政権軍を支援するイランの一層の影響力拡大への危惧が背景にある。
 ティラーソン氏は、アサド政権の退陣を目指す上で「忍耐」が必要だとし、変革には時間がかかるとの認識を示した。

・・・上の記事で一見しておかしいのは、「イスラム国」を作りその台頭を助けてきたのは米国だという基本事実に反したことを言っています。なぜこんな記事だけが日本国内向けの数少ない中東関連外電に選んで伝えられるのか。米軍のシリア駐留に関して国際的に良い印象を植え付けるためです。米国は米軍のシリア駐留に関して国際的な批判が強まっていることにマズイと考えていることが分かります。



※ CNN2018/1/12
「降伏しなければ殴り殺す」、米軍幹部がISISに通告
ワシントン(CNN) 米陸軍の幹部が過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に今も残る戦闘員に対して降伏を迫り、従わなければ爆弾投下やシャベルで殴るなどの手段で殺害すると脅した。

・・・引用終わり・・・

米軍の見え見えのプロパガンダです。米軍は今もシリアで民間人の空爆殺害を続けているのになぜシャベルで撲殺が出てくる? デリゾールでは米軍のヘリが次々とISISの指揮者を救出していますし、テロリストを家族と一緒に北の安全な場所に移しています。このような情報をわざわざ日本語で拡散するのは米国の御用の証

※ 共同2018/1/10 07:04
ロシアとイランの大使呼び抗議
トルコ、シリア情勢巡り
 【イスタンブール共同】トルコのチャブシオール外相は9日、シリアのアサド政権軍がシリア北西部イドリブ県で過激派との戦いを口実に穏健な反体制派を狙って攻撃していると批判。トルコ外務省はアサド政権の後ろ盾のロシアとイランの駐トルコ大使を呼び出して抗議、不快感を伝えた。地元メディアが報じた。
 ロシアとトルコ、イランは今月29〜30日、ロシア南部ソチで「シリア国民対話会議」を開く方針。チャブシオール氏は、会議参加者が「こうしたことをしてはいけない」と記者団に述べ、政権軍の攻撃は内戦の政治的解決を妨げると批判した。

・・・引用終わり・・・

一見しておかしな記事です。なぜおかしいかというと
@ 「イドリブ県で過激派との戦いを口実に穏健な反体制派を狙って攻撃していると批判」とありますが、過激なテロリストが結果的に集まり相互に抗争している形となっているイドリブで「穏健な反体制派」の影は薄く、それを主対象としてシリア軍が攻撃を仕掛けることは考えられません。シリア軍は、過激なテロリストに掃討作戦を始めようとしているところです。
A イドリブには、トルコが支援するテロリストがいます。SFAですが、彼らはトルコ軍の指揮のもとに動いており、シリア軍は今の時点ではSFAやトルコ軍を攻撃していません。
B 上のトルコ外相の動きとして伝えられた情報発信者の狙いは、シリア軍にイドリブのテロリスト攻撃の手を緩めさせたい、シリアには直接言えないのでロシアとイランに言ったということにして、イランとロシアをけん制したいというものです。あまりに迂遠だと思いませんか? トルコとロシア、イランの外相はアスタナの和平協議などのため頻繁に連絡を取り合っています。
C 「ロシアとイランの駐トルコ大使を呼び出して抗議、不快感を伝えた」とありますが、「穏健な反体制派」がSFAのことであれば、不快感どころではなく、和平協議の推進主体からの脱退をほのめかすでしょうし、本格戦闘への発展を警告するでしょう。トルコ外相のこれまでの発言から見て、「不快感」で済ませるはずがありません。
というわけで、これは現地の新聞記者か外交筋のねつ造の可能性が高いです。
このニュースはツイッターで共同通信のニュース短信として流れたものですが、これをこのブログに収録した約10時間後、FARSNEWSが、イランの大使が「シリアの件でトルコ外務省には呼ばれていない」と明言したと伝えました。

・・・・・

普段は日本語でそんなに詳しい情報を伝えていないメディアが突然日本語で海外情報を流したときは注意が必要です。

読む価値のあるニュースは有料情報で流し、積極的に広めたいプロパガンダ記事、フェイクニュースが無料で流れるのです。編集部に入る元原稿にはフラッグがついていて、これは優先的、積極的に広めろと指示があるのでしょう。

2018年01月10日
日本の通信社の流す海外記事はこんなにユニーク イラン大使が「俺は呼ばれていない」と報道を一蹴

2017年04月09日
とてもおもしろい日本の報道 頭の体操にもってこい

2016年02月10日
海外の出来事はマスメディアでかく伝えられる
posted by ZUKUNASHI at 10:25| Comment(1) | 社会・経済
この記事へのコメント
1月11日尖閣の接続水域にはいつたのは、中国海軍の最新の商型原子力攻撃潜水艦だと分かりました。昔の中国海軍の潜水艦は、一回潜航すると2度と浮上することはない棺おけ潜水艦でした。この商型原子力潜水艦は、ロシアの有名な原子力潜水艦設計のルビーン設計局の指導、協力のもと建造されました。この潜水艦は、まだ音がうるさいです。これには、今戦後73年ぶりに、初めて海上自衛隊の艦艇が黄海で軍事行動を行つていることも関係していますね。
Posted by 西 亨 at 2018年01月14日 19:36
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