日曜の午後 爺さんの宴は公園で: ずくなしの冷や水

2017年11月28日

日曜の午後 爺さんの宴は公園で

この前の週末、栃木県の南部まで出かけました。東京駅から直線で約70km。この10年ほどで上海に行ったことを除けば最も遠い旅でした。

今は東京圏の地方都市に行くとどこも新しい家が外延的な広がりを見せています。そんなに人口が増えていないのに家は増える。世帯数が増えていますから、家はそれに応じて増えていくのでしょう。

今回行った先の小山市は、まさに典型的です。真新しいアパートが目につきました。

郊外にはまだ雑木林がありますが、どんどん開発されているようでした。



そして、街中の道路に歩行者の姿が見えません。バスの本数も1時間に1本程度。自転車で行きかう人も少なかったのです。手に持った空きボトルを捨てるべく自動販売機を探しますが、見当たりません。

皆さん車で移動しているんですね。車のない年寄りには住みにくい街です。

市内を歩き通して小山駅の近くまで来ると、公園に気づいた友人がトイレに寄りたいというので、私も公園の中に入りました。機関車がある公園です。

トイレの前に爺さんが二人石のストールにかけています。一つのストールには、どこかで仕入れた串カツのパックが置いてありました。お一人はすでにちびちびやっています。焼酎の水割りでしょうか。



私が仲間と飲むのが一番ですよね、などと話しかけると若いほうの爺さんがもう一人来るんだけどと言いながら辺りを見回しています。彼が世話役のようです。

なんでトイレの前で?? 公園を見回すとベンチがないわけではありませんが、外国人のグループが引き揚げるところでした。時刻は2時半頃です。

連れがおらず、私一人なら、今日の会費はいくらですか、しばらく仲間に入れてもらえませんか、と頼んでいたでしょう。

とても実質的で堅実です。年金生活の爺さんが借金したりするのは、大体が現役時代の習慣を捨てられず、飲み屋などにカネを使いすぎることが多いのです。

この爺さんたちは、どこから集まってきたのでしょう。バスの本数が少ないですから、便が良い駅前に集合ということでもなさそうです。自転車で来ていたら帰りが心配です。

駅前の近くに住んでいる? それならつまみを持参で誰かの家に行くでしょう。紅葉狩りに適した公園でもありません。

とても不思議な光景でした。公園を去りながら、友人がなんでトイレの前で酒盛りしているんだろうと言いますので、あそこなら粘っていても文句が出ないからじゃないかと答えましたが、ベンチが空けばそちらに移るんだと思います。

それにトイレが近ければ、本来の用を足すのに便利ですし、手やコップを洗うこともできます。いざとなれば、水割り用の水も得ることができます。



こんなことを言うと、えーっと引く方も多いでしょうが、家で使う水道も公園のトイレで使う水道も水質は同じです。まあ、そういう細かいこだわりを超越したのが爺さんだと、管理人は考えるようになりました。
posted by ZUKUNASHI at 00:49| Comment(0) | 日記
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