雨が降るとなぜ線量率が上がるのか: ずくなしの冷や水

2017年11月14日

雨が降るとなぜ線量率が上がるのか

雨が降るとなぜ線量率が上がるのか

旅客機の飛行(巡航)高度 約1万m
下層雲 地上付近から高度2000m。雨雲の多くがこの高さ。積乱雲は高度13,000mに達するものも。(飛行機の高さを越える。積乱雲に突っ込むと雷の害も)

福島第一原発事故時のプルームの高さ
地表近く〜丹沢山山頂1,567m付近に濃厚汚染、富士山は5合目まで汚染。北アルプスの山頂付近3,000m級にも濃厚汚染。

各地の核関連施設からは随時放射性物質が放出されている。大気中には自然の放射性物質もある。
雲を生成する水蒸気には放射性物質が含まれ、雲の細かい氷片には放射性物質が含まれる。

旅客機の機内で空間線量率を測った人の観察によれば、場所、高度により線量率は大きく変化し、特に傾向性は見られないとのこと。

降雨は雲の氷片が降下し、溶けたもの。当然放射性物質が含まれる。雨粒が降下する大気中にも放射性物質が浮遊している。雨は浮遊している放射性物質を地上にもたらす。

それゆえ、降雨があると地上の線量率が上がる。細かい雨粒は放射線を遮蔽しきれない。遮蔽効果が出るのはバケツをひっくり返したような土砂降りの時。

降雨の際に空間線量率が上がるのは、雲が含んでいた放射性物質と雲の下にある大気中放射性物質が雨粒とともに空から運ばれてくるから。

雨量が多く雨水が流出するときはそれに含まれていた放射性物質も多くが流出する。雨量が少なく降ったり止んだりで雨水が流出しないときは降下した放射性物質がそこにとどまる。

霧雨の時は注意が必要。吸気に放射性物質が含まれる恐れ。

核関連施設から適宜離れた場所に住むCさんの場合
A、B、Cの地点はV字形に位置しているものとします。V字の底がC。
A 原発 随時放射性物質放出 上空の放射性物質の浮遊特に多い
B 核関連施設(燃料工場) 随時放射性物質放出 上空の放射性物質の浮遊多い(A>B)
C 日頃、A、Bから流入した放射性物質が大気中を浮遊(あまり変化がないとします)

Aで生じた雲がCに流れてきて降雨があった場合
Aで生じた雲から落ちてきた雨の放射性物質濃度X、大気中にあって降雨に伴って降下した放射性物質濃度Y
降雨の放射性物質濃度 X+Y

Bで生じた雲がCに流れてきて降雨があった場合
Bで生じた雲から落ちてきた雨の放射性物質濃度Z、大気中にあって降雨に伴って降下した放射性物質濃度Y
降雨の放射性物質濃度 Z+Y

X、Y、Zともにその時々で変化しますから、Cで降雨に伴って放射性物質が降下し、線量率が上がる場合の上がり方は毎回異なります。ですが、XとZで差が大きければ、どこが主たる放出源なのかおおむね推測がつきますし、AとCの間、BとCの間に測定ポイントがあれば、どちらが時間的に早く上昇したかで放出源は推定がつきます。
posted by ZUKUNASHI at 15:15| Comment(0) | 福島原発事故
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