道野辺小学校の事故について : ずくなしの冷や水

2017年10月28日

道野辺小学校の事故について 

2017/10/27鎌ケ谷市道野辺小学校児童の体調不良事例について管理人の見方を記しておきます。

小学校の児童が集団で体調を崩すという例は何件も報じられています。

パターンは
@ 下痢、発熱
A 手のしびれ、気分が悪い、熱中症の症状
B 激しい咳き込み
です。これ以外にも食中毒と疑われる事例がありますが、それらのうち何件は放射性物質との関連がありそうに見えます。
C 嘔吐、下痢

@の事例については、2014/10の始めに汚染地帯にある柏市立柏第四小学校で児童の発熱などの体調不良が発生、休み、早退などが100名以上に達し、学校閉鎖も行われました。

これは運動会の練習などで地面の放射性物質が飛散し、児童がこれを吸い込んだためと見られます。

A の事例
朝日2016/9/14
運動会練習中、熱中症で児童搬送 岐阜県内で計53人
岐阜県内で14日、児童が集団で熱中症の症状を訴える事例が相次いだ。いずれも運動会の練習中で、瑞浪市で35人、大垣市で18人が救急搬送された。
 瑞浪市教育委員会によると、市立瑞浪小学校で同日午前、運動会の練習をしていた児童50人が熱中症の症状を訴え、うち35人が医療機関に運ばれた。6年生の女子と4年生の男子が大事をとって入院し、33人は同日夕までに帰宅した。

毎日2017/9/10
熊本・松橋高
熱中症か 体育大会で生徒40人が症状訴え
2017/9/10日午後2時半ごろ、体育大会をしていた熊本県宇城市の県立松橋高校で生徒40人が熱中症とみられる症状を訴え、うち10人が救急車で病院に搬送された。

本件に関連してしびれ、めまいもあったとの情報も。

この2件のうち後者は高校生に関するものです。アルファ線源かベータ線源か希ガスを吸入したことによるものと見られます。

Bの事例としては、道野辺小学校の事故です。
「激しく咳き込むという症状があった」、それで呼吸困難になっています。放射性物質の吸入という点では@の柏市第四小学校の事例と同じと見られますが、「激しく咳き込む」とありますから劇症性です。

C についてはいくつかあります。
2014年春、首都圏の小中学校で給食の牛乳を飲んだ児童、生徒に下痢や腹痛を訴える児童、生徒が相次ぎ、累計で1千人を超えた。食中毒が疑われたが、検査したところ、食中毒菌などは検出されなかったという。

共同2017/2/21 16:53
児童ら食中毒症状1047人に
東京・立川の7小学校
 東京都立川市の小学校7校で給食を食べた児童らが食中毒の症状を訴えた問題で、市教育委員会は21日、発症した児童や教職員が計1047人になったと発表した。入院していた児童8人のうち、同日までに5人が退院。重症者はいない。
TBS2017/2/28
東京・立川の集団食中毒、原因は給食のきざみのり
 東京・立川市の小学校で起きた集団食中毒について、東京都は28日、原因は給食の親子丼に使われていたきざみのりと発表しました。

なお、上の事例のいずれについても、公式に放射性物質との関連が認められたものではありませんのでご注意ください。


続いて道野辺小学校の事故について、原因を考えて見ます。

体調不良の経過については、「4年2組教室の天井からつるされているスクリーンを清掃していたところホコリがたくさん舞い、数名の児童がたくさんホコリを吸ってしまいました。その後、激しく咳き込むという症状があったため救急車を要請し、14名が病院へ搬送されました。」と学校のサイトにあります。

スクリーンはオーバーヘッドプロジェクターに使うスクリーンですが、そんなに大きくありません。この上部にそんなにたくさんのホコリが溜るだろうかというのが疑問の一点目です。



今の小学校にはエアコンが備えられているはずですからほとんど窓を開けないのではないかと思われます。福島第一原発事故直後に飛散した放射性物質がそんなにたまっていたのかという疑問が二点目です。

三点目の疑問は、溜っていたホコリの中にガンマ線源が多ければ、一般的な線量計で検出できますから教室内の線量率はどうだったのか。学校の職員と地元の父兄は除染に熱心で測定器で学校内のホットスポットを探しています。

疑問の二点目については、エアコンの整備が平成26年度、2014/4以降であることが分かりました。2011/3から3年間は暖房はあったでしょうが、冷房はなく窓を開け放っていたと見られます。

疑問の第三点目については、一般的な線量計では検出できない放射性物質だったということになりましょう。

以上をまとめると、スクリーン格納部の上辺には、ベータ線源やアルファ線源が相当量溜っていた。これを飛散させたためホコリを吸入した児童が激しく咳き込んだ。ベータ線源やアルファ線源は、粘膜の近くに来ると放射線が届き、粘膜に刺激を与えます。

この事故の原因、あるいは体調不良のメカニズムはそういうことでしょう。

ここで、なぜこの小学校の教室内のホコリに放射性物質が多かったかです。管理人は、この小学校の至近距離にある物入れの蓋の上で込み込み150cpm(瞬間的には200cpm超)の放射能を検出しています。放射性物質が濃縮する場所ではありません。

もともとこの辺に降下したベータ線源やアルファ線源が多かったと見られます。それが飛散して3年間の間に教室のスクリーン格納部の上辺に溜っていた。

ということは、かなり浮遊量の多い時間が続いたということです。児童もその間吸入しているでしょう。吸入しているが故に反応が激しくなった、そんなことではないよう願っています。

関連資料
1 道野辺小学校学校日記
重要 10月27日の緊急搬送について
本日、4年2組教室の天井からつるされているスクリーンを清掃していたところホコリがたくさん舞い、数名の児童がたくさんホコリを吸ってしまいました。その後、激しく咳き込むという症状があったため救急車を要請し、14名が病院へ搬送されました。なお、この14名については、診察の結果全員軽傷ということでした。

2 鎌ケ谷市平成25年9月 市長定例記者会見
期日:平成25年9月4日(水)
時間:午前10時から
2.全小中学校にエアコンを!
 今年の夏は日本各地で猛暑が続き、社会的にも熱中症や暑さ対策が課題となっています。
 当市においても、学校施設の学習環境の向上や児童生徒の健康管理に寄与すべく、市内のすべての小中学校の普通教室及び特別教室等へ空調設備を設置するものです。
  記
1 全体計画
小中学校施設の普通教室及び特別教室等へ空調設備を設置します。
2 今後のスケジュール
・平成25年度:小学校空調設備工事設計
・平成26年度:小学校空調設備工事
          中学校空調設備工事設計
・平成27年度:中学校空調設備工事
3 事業費 (略)

「鎌ケ谷市道野辺小学校で児童が呼吸困難」の記事に寄せられたコメントに次のようにあります。
1.大谷翔平は日ハム鎌ヶ谷宿舎で生活していて、若者にはあまり聞いたことのない筋損傷を起こした
稀勢の里は優勝報償に福島米1トンを授与されてから聞いたことのない筋断裂を起こした 部屋は東小岩
船橋の若島津は脳梗塞で意識不明のまま
同じ地域
2.柏市など千葉県東葛地区の乳幼児
16人中8人「末梢血リンパ異常」
検査医師は子供の避難を勧告

1.について、鎌ヶ谷、東小岩、船橋ですから地理的には近いし、管理人の調査で道野辺小学校近くと同等な込み込みの線量率のところもあります。ですが、道野辺小学校の事故はほこりを吸ったことによるもの、つまり濃厚な放射性物質を吸ったことによるものです。1.に上げられた方々についてそのような機会があったかどうかはわかりません。むしろ疑われるのは食品経由の内部被曝の蓄積ではないでしょうか。
2. についてはご指摘のとおり。管理人も避難をお勧めします。

今回の事故でわかったことは、日ごろの小量の吸入では特に症状が出なくても多量に吸えば劇症的な症状が出ると言うことです。汚染地域に住むことは、目立った影響はないから大丈夫では決してありません。
posted by ZUKUNASHI at 21:48| Comment(0) | 福島原発事故
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。