米国に背を向ける国が増えいずれ貝殻追放されるだろう: ずくなしの冷や水

2017年10月16日

米国に背を向ける国が増えいずれ貝殻追放されるだろう

管理人は、2015/9/30のロシアのシリア政府肩入れ参戦のニュースでシリアの真っ暗闇に強力な光が差し込んだと判断し、この2年間関連ニュースを追ってきました。多数の英文記事を読むのは大変でしたが、大きな成果がありました。

@ 米国のイラク、シリアでのウソと悪辣さを具体的な事象で自分で確認できたこと。

A 日本のメディアはもちろんのこと、ネットで流れる専門家と言われるような日本人達の言説もまったく当てにならないことが分かったこと。

B 一方で欧州の一般人の一部には、いろいろなメディアを通じて正確なシリア情報を得ている人もいること。言論の活発さは、日本と海外先進国では雲泥の差があること。

C ロシアのシリア政府支援は、外交と軍事、人道援助の三面で抜かりなく行われており、アサドの命運はシリア国民が決めることというロシアの基本的な立場に対する評価もあって、ロシアへの信頼度が途上国で急激に高まっていること。

D ISISを米国とともに支援してきた英仏などはISIS敗退で勝負あったと見て、ロシア、シリアに対する態度を変えてきていること。特にイラン核合意については、制裁解除後欧州諸国の企業が競ってイラン国内へ資金を投下しており、米国の制裁再導入の動きには反対が出ていること。ロシアへの制裁強化も欧州としては損害をこうむるのは自分たちであり、受け入れがたいとの態度を示し始めていること。

このような流れの中で、最近特に注目されたのは、サウジ国王のモスクワ訪問です。米国べったりのサウジですが、米国の言うがままに従っていたら石油価格の下落もあり財政破綻で国が傾いてしまいました。石油価格の下落は、シェールガス・オイルの供給増が大きな要因です。

財政再建は、短期的には石油価格の引き上げですが、モノカルチャーでは財政収入の不安定さを解消することは出来ないと気付いたようです。そのためには、地域との共栄を図るしかないとまで考えているかは分かりませんがロシアの力を借りて今の戦争の泥沼から抜け濫費を止めたいというのは本音でしょう。

イラクもアフガニスタンも米国軍の駐留はいらないと言っています。中東で最大の米軍基地のあるカタールも近隣国とのボイコット騒ぎで学ぶところがあるでしょう。韓国ですら米国と北朝鮮の戦争に巻き込まれるのなら米国との関係を見直すべきだとの声が出ています。

このような経過を見ていて管理人が感じるのは、米国離れが着実に進んでいるということです。イラク、リビアは大量破壊兵器、核兵器がなかったから攻め込まれ、指導者が処刑、あるいは惨殺されたという歴史的経緯は世界の途上国、弱小国の共通理解になっています。北朝鮮がミサイル開発、核開発を止めないのはその認識があるためです。

米国国防総省元職員の肩書きでメディアのインタビューに登場するMichael Maloof氏

2017/10/14のRTのインタビュー記事で次のように述べています。

It’s also going to have an effect of ostracizing us from the other allies. And it could pivot more of the – in this case – Russia as being the adult in the room when it comes to dealing with Iran and other international issues – especially in the Middle East.

イラン核合意問題での米国の対応によっては、同盟国が米国を貝殻追放する効果を持つこととなり、イラン問題や他の国際問題、特に中東の国際問題を扱う場合にロシアが「唯一の大人」として中心に位置することになる、というものです。

この点は管理人のかねての考えと一致しました。やはりそこまで考えている人はいる。日本にいないだけなのです。
posted by ZUKUNASHI at 13:34| Comment(0) | 国際・政治
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