北朝鮮問題を管理人はこう見ています: ずくなしの冷や水

2017年08月16日

北朝鮮問題を管理人はこう見ています

@ 北朝鮮は、ミサイルに搭載できる核爆弾の開発が出来ていません。
ロシア外相ラブロフは、2017/8/11、"Russia does not accept a North Korea that possesses nuclear weapons"と述べています。ロシアは、北朝鮮軍の能力・状況を詳しくモニターしていますし、できる立場にあります。

A 北朝鮮は大陸間弾道ミサイルの発射実験はやっていません。ロシアは毎回のミサイル実験をイルクーツクのレーダーで把握しています。射程、最高高度から中距離弾道ミサイルだと判断しています。
RTが2017/8/9、北朝鮮がグァム攻撃を検討と伝えましたが、これはせいぜい飛ばしてもグァムまでということの表れです。

B 中国は北朝鮮に対する米国の先制攻撃を防止するが、北朝鮮が先に攻撃すれば中立の立場だと人民日報が伝えています。これは北朝鮮に対するメッセージです。北朝鮮が米国より先に攻撃を仕掛けることはできなくなっています。
China will prevent US first strike against North Korean regime

C ロシアも極東の軍が高度警戒水準に入っています。北朝鮮との交戦のドサクサに紛れて米国がどこを打ってくるか分からないと見ています。ロシアの極東の港は北朝鮮の船舶が出入りしており、米国は海上で臨検する意図を示したことがあります。

D 北朝鮮が日本の米軍基地を攻撃対象のリストに上げていることはありえます。ですが、それを攻撃して得られる効果と反撃によるダメージを比較考量すれば、その選択肢はありません。

E トランプは支持率が低下しており、軍産複合体に迎合し国民の目をそらすため、北朝鮮との交戦に進むインセンチブは大きいと見られます。米国からの先制攻撃には議会の承認が必要と指摘する声もありますが、偽旗作戦などで相手が攻撃してきたと主張して攻撃するのは米国の得意技です。シリア・イドリブの毒ガス攻撃を口実としてシリア内の軍基地を巡航ミサイルで攻撃したのは記憶に新しいところです。

F 米国はイラク、シリアに代る武器消費地を求めています。なんらかの理由付けによる米国の北朝鮮攻撃はありうると考えていたほうがよいでしょう。米国内で北朝鮮を刺激するのはやめるべきとのトランプに対する反対運動が起きていますが、米国人もトランプの政策運営に危惧を抱いています。

G 米国が北朝鮮を攻撃する場合、原子炉などの核関連施設を真っ先に爆撃するでしょう。そうなれば放射性物質が飛散する恐れがあります。SPMの分析で大きな熱を発生する事象でホコリが大量に遠方まで飛ぶことを見ました。

日本にも飛来する恐れがあります。核爆弾よりもこちらのほうがよほど現実性があり、影響が大きいことを理解して、そうなった場合の被曝回避策を考えておきましょう。

H 小野寺五典防衛相は10日、米軍基地のあるグアムが攻撃された場合、集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」にあたりうる、との考えを示したと伝えられています。自衛隊の参戦の可能性を示唆したものです。日本政府は、韓国へのTHAAD配備に際しても米国に同調してことさら北朝鮮の脅威を強調しました。今回は前回以上に危機感が煽られるでしょう。

I 次のようなツイートがもてはやされています。

ネットの世界の情報は発信者を厳選しないととんでも情報だけを溜め込み、幻想に脅かされることになります。

(ここまで2017/8/12に記載、以下8/14追記)

J CIAのマイク・ポンペオ局長は、FOXNEWSに米国と北朝鮮の核戦争の「差し迫った」脅威はないと述べています。トランプの威嚇発言は北朝鮮の一定の行為に対して米国が取りうる対応だとしています。

核爆発があれば、地球全体が汚染されます。そうなれば最も大きな損害を受けるのは、最も大きな経済規模を持つ国です。ロシアのザハロバは次のように述べています。
“the whole world tried to prevent the sprawl of the disaster” of the nuclear disaster in Fukushima, Japan, back in 2011.

福島第一原発事故による放射性物質汚染がたいしたことないなどと甘く見ているのは日本人だけです。

(2017/8/16追記)
北朝鮮がグァムへの攻撃プランはなお慎重に検討するとし、トランプもこれに反応しています。

上のBに書いた中国の北朝鮮に対するメッセージが決め手となっています。ロシアの米・北朝鮮両国に対する自制要求・牽制発言と中国の仲介・説得が功を奏しました。

・・・・・

現時点で米国と北朝鮮の軍事交戦で核戦争がすぐにでも始まるかのごとく書いているサイトやツイッターアカウントは、読むに値しないというよりも有害です。

米国がISISの殲滅を本気で追求しているとか、シリアの反政府活動が起きたのはアラブの春だとか、書いているサイト、ツイッターアカウントも同じです。

それに放射能問題に関する情報は無償にすべきと主張しているサイトやツイッターアカウントは、タダで入手できる安っぽい情報しか入手できていないはずなので、読む価値はありません。企業のサイトにある情報を使わせてもらいたくても、使用料の話をしなければ、相手にしてもらえません。
posted by ZUKUNASHI at 22:01| Comment(2) | 国際・政治
この記事へのコメント
ピョンヤンから、定期的に横田基地への便が飛んでいるそうですね(爆)
これって、どういう事なんですかね(爆爆爆)
Posted by デスラー at 2017年08月17日 22:58
それは知りませんでした。どういうことなんでしょうね。
Posted by ずくなし at 2017年08月17日 23:21
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