SPMの分析結果とキノコの教える汚染地図は整合するがSPEEDIの結果とは大きくかい離: ずくなしの冷や水

2017年08月04日

SPMの分析結果とキノコの教える汚染地図は整合するがSPEEDIの結果とは大きくかい離



青森市、五所川原市、十和田市を見るとキノコのセシウム濃度、浮遊粒子状物質濃度ともに高くなっています。各種シミュレーションではこの地域にプルームが流れたという推計は見ていません。キノコの汚染マップを作ったときから不思議に思っていました。

宮古市から北の三陸沿岸は、どちらも少し濃度が下がっています。この辺りでプルームは西にずれたと見られます。








福島県に近づくにつれて3/12から3/18までの数値のブランクの期間が長くなる。福島浜通りと同じ。とても表示できない数値だったのだろう。

それにしても、SPEEDIの予測とは大きな齟齬がある。もちろん、SPM粒子が福島第一原発起源であっても、すべてが、いやその多くが放射性物質であるとは限らないから、セシウム137の降下量とSPM濃度が異なることはありうる。だが、SPMが秋田、青森、そして函館にまでこんなに濃厚に飛んでいるのにセシウム137がまったく別の飛び方をするというのはありうるのだろうか。

セシウム137の降下量


管理人の考えでは、各種シミュレーションでは地表近くの気流に乗るものを対象に推計しているということは理解するのだが、SPMの飛び方がまったく異なるのでは、推計された累積値の信頼性が揺らぐことにならないだろうか。

SPMがこれだけの濃度で遠方まで飛ぶとなると、各種機関によるシミュレーションはSPEEDIも含め当てにならないことにならないか。

西日本のSPM濃度もこの時間にこんなにここに来ているのかという例は多い。

原発の苛酷事故が起きたとき、近くはもちろんプルームの襲来が早い。双葉駅の近くでは住民が早朝に避難を開始した2011/3/12の時点で、すでに空間線量率が大きく上がっていた。

だが、距離があるからと言って油断は出来ない。深刻な事故の場合ほど、放射性物質を濃厚に含む大気が上空に舞い上がり、予想外の短時間で遠方に降下してくる。

まだ改善の余地が大きいのではないかと見られるSPEEDIのデータも、リアルタイムでは国民に知らされなかった。米国が行った土壌調査でなぜ栃木県で採取されたサンプルが多く、しかも酒田市までサンプル採取に出かけたのかと不思議に思っていたが、米国が入手したデータでは、プルームが酒田辺りから日本海に抜けるとの推計になっていたのではなかろうか。

それは基本的に間違いではなかったが、日本海に抜けたのは、実際には青森や北海道の南部を通過してからのことだったのだ。

posted by ZUKUNASHI at 10:37| Comment(1) | 福島原発事故
この記事へのコメント
一つのイメージですが、クロマトグラフを地上規模でやっているようにも見えます。
拡散を促進する要因の他に、阻害する要因があるのではないでしょうか。
Posted by SY at 2017年08月04日 03:05
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。