ネット情報の玉と石の見分け方: ずくなしの冷や水

2017年07月06日

ネット情報の玉と石の見分け方

2017/6/30に寄せられたコメントを掲載する。引用開始。

boさんとCBJapanさんのツイートの件ですが、
ガス室はあった。なかった。
こういうときどちらかが間違っている、または嘘をついているわけで、何かこわい気持ちになります。

CBJapanさんは
「別に珍しくありません。イランあたりでは普通です。」
と書いています。

私はイランを陸路で横断したことがありますが、ガス室を見たことはありません。
普通にあるんですよね?

またネットで イラン ガス室 と検索しても見当たりません。
イラン「あたり」という小細工もひっかかります。

「チャールズ・リンドバーグがガス室を見たと記しています。」

なくても記すことはできます。
アンネの日記にも創作の噂がある中、書いてあるから、はいそうですか、というふうには思えなくなっています。
(関係ないですがマザー・テレサの功績も捏造だと最近聞きます)

あった、なかった、
こういう正反対の意見がある場合、
私みたいな一般人には本当の真偽は確かめようがなくて、
結局その文体で判断の見当をつけています。

CBJapanさんの、相手を盲目、盲信、病気、病気となじるような言い方、
病気…つまり相手を頭のおかしい人呼ばわりしているわけで、
こういう言い方をする人に義があるとはどうも思えないのです。

ガス室がなかったと主張しただけで「反ユダヤ主義」という話の飛躍。
これも「人種差別主義者」という怖いレッテル貼りに感じます。



・・・引用終わり・・・

このツイートは、ネット情報の真偽の見分け方の練習問題のつもりで掲げました。ゆずさんには、満点の評価を差し上げられます。

boさんは、日本人で今は海外にお住まいのようです。博識で論理も明確、もう1年以上フォローしています。たまに、このブログでboさんの説を引用して海外情報を紹介したりしますが、boさんから自説の論理展開の重要なつながりの一つが欠けている、欠片があると指摘が入ったことがあります。私にはその一片の重要性がよく理解できなかったので割愛したのですが、記事の最後にその指摘を付け加えました。

ツイートなどで、その人の所説にどうも違和感があるような場合には、その人の他のツイートを確認し、自分が良く知っている分野の話題についてどんなことを述べているかを見ます。それによってその人の視点なり、考察の深さを知ることができます。

私は1年半シリアのISIS問題を追ってきましたので、この問題について日本の中東専門家とされる人やジャーナリストの所説を見ると、欧米メディアべったりとか、あれっこの人ひょっとしてISISシンパでは?と思うこともあります。

ネット情報の中から真実を見つけるためには、時間も労力もかかります。それに真実を知ったからと言って、気持ちが明るくなるとは限りません。怖くなることもあります。

「または嘘をついているわけで、何かこわい気持ちになります」と書かれているとおりです。

それゆえ、真実かどうかの詮索などせずにマスメディアの流す情報をそのまま真に受けているのが一番楽です。

ただし、そうしていると、被曝させられて生死の境をさまよったり、家族を戦地に送り出す壮行会の最前列中央で旗を振らされていたりするわけです。

やはりウソのない所説は、自分の心を支えてくれます。それが怖さを打ち消してくれる、そんなものではなかろうかと思っています。

2017/7/6追記
posted by ZUKUNASHI at 18:59| Comment(3) | デジタル・インターネット
この記事へのコメント
引用されたツイートの後段部分は、「『ガス室はなかった』という病気」が「イランあたりでは普通」にみられる、という意味でしょう?
イスラエルと敵対するイラン等では「ガス室はなかった」と信じる人が多いことを揶揄したもので、「ガス室そのものがイランあたりに多い」という意味ではないように思いますが…。
Posted by la'cryma at 2017年06月30日 22:00
「ガス室はなかったという病気」がイランでは普通、ということですか…
なるほど、そう言われればそうかもしれませんね。
私はガス室がイランでは普通と受け取りました。

いずれにせよ、ユダヤの歴史にちょっとでも疑問を投げると「反ユダヤ主義」…
日本に批判的なことを言えば「反日」、基地に反対する人は「反米」。

ガス室がなかったと言う人は「病気」、
放射能を気にする人は「放射脳」。
何だか似てる気がするんです。
Posted by やず at 2017年07月01日 13:27
英国では、昨年、ケン・リビングストン前ロンドン市長の史実に基づく発言をめぐり反セミティズだと大きな騒ぎになりました。ガス室はなかったと発言すれば、それ以上の騒ぎになることは必至。それで発言を控える人が多い中で、bo氏ははっきりと自らの見解を述べています。

事実がどうであったかはすべての議論の前提であり、それなくして意味のある議論はできません。それを頭から「盲目、あるいは盲信という病気」とするのは、議論を拒否する姿勢であり、そういう論者の言説は信用するに値しないことが明らかです。

リンドバーグが何を書こうと、それが真実であることの証明にはなりません。「ガス室はなかったも病気」とあるところで、bo氏は釘を刺さずにはいられなかったのでしょう。

イスラエルと対立関係にあるイランがイスラエルに有利な歪められた歴史を否定するのは当然で、それを病気と表現するところで論者の強い作為が出ています。

そういうところに着目すれば、他のツイートの内容を確かめなくても、この論者の言説は採りえないことが分かるというものです。

2016年09月09日
イスラエル批判と反ユダヤ主義
http://inventsolitude.sblo.jp/article/176794991.html

2016年04月30日
英国労働党を揺する反セミティズム論争
http://inventsolitude.sblo.jp/article/175114134.html
Posted by ずくなし at 2017年07月01日 14:13
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。