人口動態統計で確認する要警戒地域: ずくなしの冷や水

2017年05月16日

人口動態統計で確認する要警戒地域

千葉県北西部について、2017/4までの人口動態に基づいて、指標の悪い地域を見ると次の通りです。

千葉1区がもっと悪く、次いで千葉6区、8区となっています。千葉6区、8区は周知の濃厚汚染地帯であり、指標悪化は驚くに値しませんが、この汚染をもたらしたと見られる2011/3/21のプルームが通過したとされる地域でも、隣接する4区、5区の指標は6区、8区よりも良くなっています。

土壌、あるいは地面の汚染度合は他と比較してそれほど大きな差がありませんから、指数が悪い原因は初期の吸気被爆の度合の違いだと推定されます。

松戸市から南の市川市、浦安市は、地表のセシウム汚染は強いのですが、人口動態の指標はそれほど悪くありません。この辺りでは、プルームが降雨に曝されて取手市などで見られたよりは大きく濃度が減じていた可能性がありますし、面積的に広がっていた可能性があります。

管理人が、連続歩行測定を行った結果では、時点が違うものの小岩、新小岩方面の空間線量率が市川市南部より高くなっています。

2011年の春に、小岩辺りで近接する弁当屋や鮮魚商の従業者が突然死したとの情報もありました。

次は、テクノコ白地図イラスト:http://technocco.jp/に掲載された小選挙区図の一部を転載しています。


これで見ると、松戸市は常盤平辺りを通る東西のラインで分かたれ、北が7区、南が6区となっていることが分かります。そして市川市も船橋法典を東西に通るラインで分かたれ、北が6区、南が5区となっています。

そして、3/21のプルームは、取手、我孫子・柏を通り、松戸に向いますが、その先は西側にはみ出していたと見られます。それが小岩近辺の線量率が高い理由です。そして濃厚沈着と同時に初期吸気被曝が多かったことは、上にあげた急死事例からも明らかでしょう。

東京都内は、人口移動も多く、第23区と西部山間地帯を除いて顕著な指標悪化は免れていますが、葛飾区の東側と江戸川区の東側は初期吸気被曝が多かったと推定されますので、地域的には千葉第6区と同じ程度の健康被害が生じ手いる可能性が大きいです。人口動態の指標でも地域分割で分析すれば同じような結果が出るでしょう。

千葉6区、8区が時間の経過とともに人口動態の指標でワースト上位に浮上してきましたが、これらに隣接する4区、5区で指標の悪化が少ない理由は、やはり初期吸気被爆の多寡の違いに原因を求めるしかありませんし、そう判断してよい段階に達したと考えます。

その観点から、千葉3区が4区、5区並みの指標悪化を示しているのは少し意外感があります。土壌の濃厚汚染は生じていないが、初期吸気被曝がかなりあったと考えるべきかも知れません。

さらなる難問は、千葉1区です。北に位置する千葉9区の指標悪化がはっきりしていますが、まだ千葉1区には及びません。千葉2区は指標悪化は大きくはありません。ともに千葉市の一部の区を含みます。

現段階での管理人の考えは、千葉1区は固有の指標悪化要因があるという点に帰着しつつあります。それが何かは現時点では控えますが、おそらくその要因が継続する限り、人口動態の指標では悪化を続けると見られます。

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posted by ZUKUNASHI at 17:00| Comment(0) | 福島原発事故
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