ウラン系列 ウラン238の崩壊系列

アクチニウム系列 ウラン235の崩壊系列

トリウム系列 トリウム232の崩壊系列

ウラン232の崩壊系列 (ウラン232は核反応生成物)

これらの崩壊系列の中ほどにいずれも「Rn」があります。ラドンです。ラドンは気体ですから、どんな狭い隙間にラジウムが入り込んでいたとしても、それが崩壊すれば気体のラドンとなり、インターロッキングブロックの隙間から外に出てくることがあります。
そして、その後の挙動については予測がつきません。
ラドンは、半減期が最も長いラドン222でも半減期3.8日で次の核種に変わっていきます。これを過ぎた後の鉛、ビスマス、ポロニウムもアルファ線やベータ線を出して崩壊していきます。
このいくつもの系列の崩壊過程がインターロッキングブロックの隙間の中で刻々と進行し、放射線や放射性物質が外部に出てくるという状況になっているのです。