2017/4 人口動態速報 福島県自然減社会減定着へ: ずくなしの冷や水

2017年05月17日

2017/4 人口動態速報 福島県自然減社会減定着へ

2017/4分 人口動態速報が鎌倉市を除いて出揃いました。死亡数は悪化一服ですが、出生数で福島第一原発事故後の過去最低を記録するところが相次いでいます。

大和市 前年同月比出生数大幅増 出生死亡比率改善
いわき市 前年同月比出生数減死亡数増 出生死亡比率大幅悪化

柏市 人口自然減に転換したと見られます。
 

仙台市 2017/4の出生数、2012/1以降で最低を記録

神栖市 2017/4の出生数、2011/1以降で最低を記録

横浜市 2017/4、一日当り出生数が2010年以降で最低を記録
 

川崎市 一時急増した出生数が急落です。
 

船橋市 2017/4の出生数、2011/1以降で最低を記録

松戸市 2017/4出生死亡比率前年同月比大幅悪化

千葉市 2017/4の出生数、2010/1以降で最低を記録

福島市 2017/4出生死亡比率前年同月比ほぼ変わらず

水戸市 前年同月比出生死亡比率改善

市川市 2017/4、出生数福島第一原発事故後の最低水準に低下、出生死亡比率前年同月比大幅悪化

茨城県9都市計では、出生死亡比率は2016年の水準から大きくはかい離していませんが、問題はこれからです。


鎌ヶ谷市 2017/4の出生数、2011/1以降で最低を記録

福島県主要3都市計では、2012年以降出生死亡比率の最高が0.9です。出生数9に対して死亡数10の割合。0.5なら出生数5に対して死亡数10の割合となります。


転入転出数では12ヶ月移動平均で転出超過に転じています。人口は基準となる人口の変更があり不連続になっていますが、傾向としては自然増、社会増ともにマイナス。人口は当面緩やかな坂を下るように減っていくでしょう。人を呼び入れてもその中から死ぬ人が出るわけですから、社会増=自然減拡大となります。原発事故の怖さです。


千葉県は、2016年から2017年にかけての出生死亡比率の低下幅が大きくなっています。神奈川県も大きくなっており、関東各県の動向が注目されます。


鎌倉市は、2017/3分の公表が2017/5/8になりました。5/17現在2017/4分が公表されていません。人口動態の指標悪化は不動産価格の急落をもたらしえます。

この先の注目点は、出生数の減少傾向がどこまで強まるかです。そは、出産適齢の者の全般的な健康状態の悪化のバロメーターとなり、疾病増につながりますし、これから出産適齢になる若者の出産力の低下を示唆することになります。

毎年じわりじわりと人口動態の指標が悪化する。これが広範囲な環境に放射性物質が拡散された場合の被爆による健康影響の出方です。

原発事故後に少しまとまって被害が出るもののその後は散発的、散在的に発生し、たまたまだろうと受け止めているうちに知らず知らずの間に事例が増える。

統計調査で多数の標本を集めなくては意味のある数字が出て来ないというのが落とし穴です。そして、やはり被害が否定できないと誰の眼にも明らかになったときには、すでに手遅れで取り返しの付かない事態に陥っている。

今は、どの段階でしょうか。
posted by ZUKUNASHI at 11:01| Comment(0) | 福島原発事故
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