フィールドワークの記録 新シリーズの2 アルファ線の測定: ずくなしの冷や水

2017年04月20日

フィールドワークの記録 新シリーズの2 アルファ線の測定

アルファ線を測るのはとても難しいです。とにかく線源との間に数ミリ以上の空間があったら検出できません。これは測定器の性能の良し悪しに関係なく同じです。

2017/4/20、風が少ししかないので、自宅近くの平面を選んで測定してみました。福島第一原発事故後人手が入っていないと見られる場所を選びました。



ここでは、箸を地面との間に置いて、ビニール袋に入れて、アルミ板を挟んでとやってみましたが、ほとんど差が出ません。最後にまさに直置きして39cpmでした。アルファ、ベータ、ガンマ込みということになります。

場所を替えました。人が通らない少し苔の生えた場所。

ビニール袋に入れて49cpm


アルミ板でベータ線、アルファ線を遮蔽して42cpm


箸をはさんではビニール袋入りと変わらないので、今度も直置きで54cpm


この結果からは、アルファ線が5cpm、ベータ線が7cpm、ガンマ線が42cpmということになりそうですが、風が吹くと数値が変動しましたし、どれほど正しいのか分かりません。

ただ、最初の計測地点ではアルファ、ベータ、ガンマ込みで39cpmでしたから、こちらではガンマ線だけで42cpm、アルファ、ベータ、ガンマ込みで54cpm、場所の違いによる放射能の違いもはっきりと出ました。

この器械は、Inspectorと同じGM管を使っているそうですので、cpmで表示した時の感度はほぼ同じでしょう。

米国西海岸での高い空間線量率検出の動画が2013年の末に公開され、大変驚かされました。ここでの使用器械はInspector、時定数3秒のように見えますが、動画では安定的に高い値を示しています。

2015年07月04日 福島第一原発事故は ノースアメリカ・シンドローム 2

岸辺に近づくと値が上がる。Inspector は、ガンマ、ベータ、アルファ いずれも検出する。遮蔽はしていないだろう。64cpm


92cpm、152cpmの画像もあります。管理人が見つけたミニホットスポットは、ベータとガンマで160cpmあります。

この2015年07月04日の記事を書いたとき、原因物質はストロンチウムと考えたのですが、ウラン系列のベータ線源の可能性が高いです。ストロンチウムがこんなに高ければ、海岸で遊んだ人が次々と白血病を発症したでしょう。

米国カリフォルニアの海岸で米国人が測定して驚いていた64cpm、日本では東京近郊で少し風があれば検出されます。地面でも60cpm近くの値が出る。

管理人の測定例は、やはり海外の方が見たら驚くでしょう。平気な日本人はすごい!


なお、この新しい器械は、読者からの資金援助と労力提供によって調達しています。ここに記して謝意を表します。
posted by ZUKUNASHI at 18:56| Comment(2) | 福島原発事故
この記事へのコメント
こんばんは。
αを多く出す超ウラン元素は鉄とよく引き合うようです。

霊山の計測
https://youtu.be/TaY8VdwUurM

それからα→ヘリウム原子核→1秒カウント数=Bq
なので、αに関してはβなどと違いBq数を割と簡単に出せるそうです。

αのカウント数が仮に60cpmだった場合。

60cpm=1cps

これをLND7317の開口面積15.8963で割ります。

1cps÷15.8963=0.0629077206645572

cps/0.06cm2

0.06Bq/cm2

と算出できます。

実際には金網の部分もあり、
これよりは多いのですけれど。

労働安全衛生法令で定義された汚染区域は

α線を放出する放射性同位元素4Bq/cm2

α線を放出しない放射性同位元素40Bq/cm2

以上で、その"1/10を超えるおそれのある区域"は管理区域となるそうです。
Posted by S at 2017年04月21日 00:27
こんばんは
今日の測定結果からしても、先日の強風の中の60cpmはえらく高いです。同じ濃度の風が分速10mで吹いても、50mで吹いても近くに寄って来る放射性物質の数は同じですよね。
ということは、やはり風が放射性物質を巻き上げているとしか考えられませんね。
高い建物の上、中ほど、下で測ったら値が違うかも知れませんね。地表近くが一番高い? ただ風の吹き方はドンドン変わるので。
今日のコメントの返事を書きながら、降雨時にも測らなければと思いました。SOEKSで測ってもほとんど変わらずでしたが、新しい器械では変化が分かるかもしれません。
「鉄とよく引き合う」のなら磁石はアルファ線源を吸収する? 
こちらでは水道修理屋の裏面が磁石の広告カードがあります。あれをベランダに投げておいて測る。

それよりも道路に敷いた鉄板のほうがいいか?
アルファ線の測定はしゃがむ作業が多くてとてもしんどいです。
Posted by ずくなし at 2017年04月21日 01:10
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