地表近くのベータ線込みの測定で高い値が出た場所の線量率は下がりにくい: ずくなしの冷や水

2017年04月19日

地表近くのベータ線込みの測定で高い値が出た場所の線量率は下がりにくい

管理人は、これまでもベータ線も検出できる個人用放射能測定器を使用していましたが、感度の良い器械を導入して、これまで使っていた器械のベータ線検出感応度がかなり低いことに気づきました。

もともと兵士が携帯してガンマ線とベータ線いずれかで高い線量率を検出した場合の危険回避を目的として作られたもののようです。そうであれば、ガンマ線と強いベータ線に反応すれば目的は達せられるわけで、ベータ線の低エネルギーのものや機器が繊細になるアルファ線を捉えられる検出部は不要です。

これまで地表近くと地上高1mでの連続歩行測定を行ってきましたが、警報が鳴ったことは数えるほどしかありません。

これは、管理人が濃厚汚染地域に立ち入らないようにしていたことによるもので、例外は松戸市南部と我孫子市です。

松戸市南部の連続歩行測定では、地表近くと地上高1mともに相対的に高い値が出ましたが、0.3μSv/hを超えて警報が鳴ることはありませんでした。

地表近くに置いた測定器の警報が鳴ったことが一度だけあります。次の記事の事例です。

2015年01月31日 我孫子市は線量率が高い 現地調査で地表0.4μSv/h地点も

この時は、すぐ現場を離脱しましたので警報が鳴った場所の周りを詳しく調べることはしていません。

ただ、その後の調査の結果から考えると、この場所は堆積物によって放射性物質が濃縮する場所ではありませんし、警報が鳴ったスポットの周囲にも放射能の強い物質があったのではないかと考えています。

何か大きな放射能を持つ微細な粒子が降下したのではないかと思われる例もありましたが、その後1年、2年経過して、器械も更新して調べてみると、高い線量率を示すスポットの周りが全体的に高い放射能を示すことがあります。

高い放射能がウラン系列の放射性物質によって生じているのであれば、時間の経過とともにベータ線による放射能が上がることはありうることです。

それに東京近郊では、ウラン系列の放射性物質も極微粒子で降下しているような印象を受けています。


フィールドワークの記録 新シリーズの1
の記録画像を見ると分かりますが、当初の調査では特に高いスポットに目を奪われていましたが、後日、より広い範囲で調べると周辺もそれなりのベータ線込みの線量率を示していることがわかりました。

その理由は良く分かりませんが、もしウラン系列の放射性物質が薄く広く降下しているとしたら、時間の経過とともにベータ線込みの線量率が上がることはありうることだと考えられます。

そして、それに伴って空中に浮遊するベータ線源が増える、その中には当然アルファ線源もあるという嫌な想定もしなければならないかと考え始めています。

なお、空中を浮遊するアルファ線源がご心配な方は、もし経済的な余裕があれば、ラドン測定器を設置して継続的に測定してみることをお勧めします。

安価な器械は小型です。内部にアルファ線を検出する検出器があると見られます。もともとプルトニウムのようなアルファ線源が空気中を浮遊しているなどという事態は想定されていないはずですから、ラドンやその前後のアルファ線源が出すアルファ線を検出する仕組みになっているのではないでしょうか。

小型の機械は設置、通電してから24時間以上経過しないと数値が出ないようです。管理人がより大型の器械で屋外でアルファ線、ベータ線、ガンマ線込みで測定すると10分間でも高い値を検出することはありますが、その場合でもアルファ線は測定器の検出部分に衝突するほど近くに来たものしか検出されていないはずです。



posted by ZUKUNASHI at 10:13| Comment(0) | 福島原発事故
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。