2017年02月14日 東南アジア在留邦人に被曝によると見られる身体症状に書きましたが、読者から寄せられた身体状況悪化セルフチェック結果で新たな事実が判明しています。
吸気によると見られる初期被曝が西日本、さらには海外でも生じたことは確実でそれが健康被害を引き起こすことは避けられない情勢です。
これまで東日本以外では、福島第一原発事故から間もない時期に身体症状が生じても、福島第一原発事故との因果関係を把握することが難しく、原因不明のまま個々人の胸の中に収められてきたケースが多いのですが、各地で発生した事象を総合的に見ると、福島第一原発事故に起因すると考えるべきものが少なくありません。
海外在留邦人の一時帰国、永久帰国時の体調悪化体験は、多数寄せられています。これらの事例の多くは、海外でも日本食品を食べ続けていたり、海外で内外の被曝が懸念される生活行動を取っていた例が多いのですが、ほとんど日本に帰らず、それほど日本食品に依存していたようには見えない、福島第一原発事故前からの海外在留邦人にも健康被害が出ている例が寄せられました。
以下は、海外で生じた福島第一原発事故の影響と見られる事象です。
1 米国で乳幼児の死亡数が増加、甲状腺異常も
福島第一原発事故以降アメリカ北西部で乳幼児の死亡数が35%上昇しているという観察結果
2 北カリフォルニアでは、すべてのものが黄色い粉をまぶされた。
in Northern California. No one thinks the 'radiation' is real or a threat. We even had yellow powder coating everything after it rained for a month straight following fukushima,
3 フロリダで2015年末に柑橘の葉からセシウム134を検出
2015年11月18日 フロリダのかんきつ類などから今なお福島第一原発起源のセシウムが検出されている
4 マルセーユで黄色い雨の目撃情報
2015年07月17日 マルセーユでも黄色い雨 2011/3/27
5 台湾での甲状腺がん多発
2015年07月02日 台湾全土の新規がん患者数統計で甲状腺がんが発生率ベースで初めて10位以内に入る
6 インドネシアでも甲状腺異常が増加
2016年05月28日 インドネシア バリ島でも甲状腺障害 東南アジアの食材に放射性物質汚染もあるとの情報
7 CTBTO観測網の測定状況
2014年06月29日 日本国外で検出された放射性物質濃度は低いが健康被害が出ているらしいところもある
2015年07月04日 海外在留邦人も被曝している
2016年02月11日 アジア、欧州の在留邦人に健康被害が出始めている
8 長崎でのエアーサンプリング結果では半年近く時間が経過しても放射性物質が検出されています。
大規模原子力事故時の遠隔地における放射線被ばくへの対処 − 長崎に飛来した福島第一原子力発電所の放射性物質からの推測
9 新潟市巻町での深刻な身体症状の発現
2014年08月21日 新潟県でも深刻な被曝症状
10 中京、北陸、関西
2016年06月02日 福島第一原発事故から1、2ヵ月後も中京、北陸、関西ではベータ線源が大気中を舞っていたようだ
11 北海道では道東部に相対的に強い汚染があります。
国内でも福島第一原発事故時の放射能の測定事例は極めて限定的ですが、海外についてはほとんど利用可能なデータがない状況です。
これから新たな情報が出てくるとしても、それは健康被害情報になるでしょう。
特に途上国では検診や医療の態勢も弱く、今、あるいはこの先深刻な健康被害に苦しむ人が増えるのではないかと心配されます。
2017年02月14日
東南アジア在留邦人に被曝によると見られる身体症状 関連情報
posted by ZUKUNASHI at 14:11| Comment(0)
| 福島原発事故
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