保育園の集りで被曝問題の話題 皆さんだったらどう説明しますか?: ずくなしの冷や水

2016年09月08日

保育園の集りで被曝問題の話題 皆さんだったらどう説明しますか?

2016/9/6のぶうさんの投稿。移住しても汚染食材が追いかけてくる!に関連したものです。引用開始。

私がこの方の立場だったら、どんな話をしただろうか? と考えていました。以前、このブログで紹介されていた、電球のたとえを使うかな?

「皆さん、1ベクレルの意味はご存知ですか? 一秒間に一回、電球が割れて、その破片が飛び散って、周囲を破壊するということです。小さな破片はγ線と言いますが、いろいろなものを突き抜けて遠くまで飛んでいきます。モニタリング・ポストで計測しているのは、これてすね。中くらいの破片はβ線、アルミホイルで遮ることができます。大きな破片はα線、威力はありますが射程距離が短くて、紙で遮ることことができるといいます。

ただ、食べ物や呼吸を通して、体内に取り込んで内部被曝すると、放射性物質は特定の臓器や器官に集まって、細胞のなかに取り込まれることになります。もちろん、細胞のなかに遮蔽するものはありませんから、小さな破片だけでなく、中くらいの破片も大きな破片も飛び散って、細胞内部の遺伝子を傷つけることになります。

1ベクレル、つまり一秒に一回、電球が割れるとします。と言っても現実には一回に複数の放射線を出すので、いくつかの破片が周囲を破壊するわけですが、単純計算で一定時間あたりに電球が割れる回数を整理してみましょう。

1分間で60回。
1時間で3600回。
6時間で21600回。
半日で43200回。
1日で86400回。
一週間で604800回。
一ヶ月で2419200回。
半年で14515200回。
一年で31536000回。
三年で94608000回。
五年で157680000回。
十年で315360000回。
二十年で630720000回。
三十年で946080000回。
五十年で1576800000回。

たった1ベクレルでも、もし骨かなにか取り込まれて、体の外に排出されなければ、1年間で約3000万回、お子さんの遺伝子を傷つけ、破壊するわけですね。10年間だと、約3億回。

その福島のりんごが、基準値の半分のキロあたり50ベクレルとすると、20グラム食べれば1ベクレルの摂取ですね。

まあ、体のなかのどこに運ばれるか? すぐに体外に排出されるかどうか? は運任せですが、まあ、運が悪いと10年間で約3億回、お子さんの体内で電球が破裂して、その破片がお子さんの遺伝子を傷つけるわけですね。一回の破裂で3つの破片が飛び散るとさたも、約10億回、遺伝子を傷つけるわけです。

いやいや、大丈夫ですよ! 直ちに健康に影響はありませんから!」

昔、1日一箱、300円の計算で、喫煙者をイジメたものですが(・∀・) 塵も積もれば山となりますね。生物学的半減期や遺伝子修復能力を考えても、「ダメだこりゃー!」の世界だと思うんですが。しかも、吸気被曝で肺に入ったものがどういう挙動をするのか? 肺に留まって肺胞にダメージを与えるのか、血液に溶け込んで心臓や脳に運ばれて蓄積するのか?

もう5年たっているので、累積被曝ベクレル数×1億5000万回で、遺伝子ダメージの概数を計算できるんじゃないかなあ?

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名古屋市民さんから

それから、学童の集まりでの放射能話、私も子供が幼稚園の時に、放射能の話でほかのお母さんたちから無視された経験があって、子供の転園も考えたほどなので、お気持ちがよくわかります。

私ならどうするか考えました。何しろ数年前失敗しているので、ご参考になるかどうか。。。

まず、ユーチューブで、チェルノブイリのものを少し見てもらって、日本はこれよりひどいということ、そして、たとえば女の子は、生まれた時から卵子を持っています。これは将来のあなたの孫です。娘さんが将来お母さんになった時、赤ちゃんに何か出て悲しませるようなことにならないように守ってあげてほしい、ということくらいでしょうか。

男の子だって同じです。生殖は女性だけの問題ではないですし、女性だけに責任どうこういうのは、本当に間違っています。ただ、洞察力が極端になくて想像力が欠如している親御さんも多いので、どれだけ心に波紋を投げかけることができるのかは、個々人によるとしか言えないのでしょうね。

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管理人の場合、子持ちの若い女性に話すとしたらトルコ東部で被曝し、お子さんを白血病で亡くされた言語学者・小島剛一氏のことをシリアの内戦にからめて話すと思います。

※ 外国暮らし365のブログ2013/10/24の記事から
言語学者・小島剛一氏の話によると、「トルコ北東部にあるラズ語域のリゼ県メカーレスキリット村では、事故翌年の八七年に生まれた十七人の子ども全員が、九〇年代後半になり、白血病で命を落とした。その中には、私のひざの上で遊んでいた子どももいました」。
・・・小島剛一氏の紹介は、「祭りの後の祭り」、「追憶・・時の過ぎゆくままに」をご参照。



若い母親に1億5千万回などと言ってもぴんと来なくて150回にしか聞こえないのでは? 情緒論が一番では? これが5年間ブログを書いて得た教訓です。今でも数字を使った定量的な分析の記事は極端にアクセスが少ないです。

次の記事は外国人に福島第一原発事故後の日本の状況を説明するために書いている途中のものですが、内容は無用の議論に煩わされないよう留意し、事実関係で固いところを抑えてあります。

2016年08月31日 放射能はこんなに怖い 日本人の失敗

このような客観的な説明で若い母親がどこまで放射能の怖さを知ってくれるか、まず無理でしょうね。

彼女等がもっとも敏感に反応するのは、自分や自分の娘の容姿が悪化することです。世の中には妖怪より不気味な爺さんもいるし、伝説上のお岩さんなんかちっとも怖くないのに、この言葉は過剰ともいえる反応を引き起こします。

最近感染症が流行っています。被曝で抵抗力が落ちると、温泉の風呂場で、他人の唾液のついたコッブから梅毒やHIVにかかることがあると教えてやったら効き目があるかもしれません。梅毒に感染して治療しないと外見に変化が生ずることは知っていますよね。

彼らには、突然死より、容姿の悪化、四肢のまひ、失明などがより怖いようなのです。被曝で子供が不妊になるリスクが高くなると何度書いても反応ありませんね。命をつなぐ営みは女が担うと誇りに思っているなどというのは過去の話ではないでしょうか。

話を戻します。
@ まず放射線に当たったり放射性物質が体内に入った場合どんな悪影響があるのか。
 上の例を使うのであれば、「放射性物質を吸ったり、食べたことにより白血病になる」です。1987年に生まれた子ども17人の全員が1990年代後半になって白血病を発症し命を落としました。大人で白血病を発症して亡くなった方もおられるでしょうが1987年生まれの子供全員をとらえたコホート分析のほうが理論的です。

A なぜ被曝したのか。
トルコは広く放射性物質により汚染され、トルコ産香辛料やナッツ類は、当時日本では輸入が制限されました。
上の例ではその村で栽培される農産物、その村で飼育される牛の乳、乳製品に汚染が生じたと推定されます。食料は自村内で供給・消費されていました。

B 放射性物質による汚染は事故があった原発から離れていても生ずる。
この村は、チェルノブイリ原発から1400km離れています。この程度の距離でも放射性物質が降下した場合に影響が出ると言えるわけです。福島第一原発から岡山市まで700kmです。中国山地には福島第一原発から放出された放射性物質が降下したとシミュレーションにより推定されています。

ただ、この点は中国山地の具体的な汚染問題になると厄介なので次のように説明したらどうでしょう。

日本では、濃厚汚染地域で生産された農産物が全国各地に運ばれていますから、全国が汚染された農産物を食べている=全国が汚染されたと同じことになります。

C 被曝後、疾病発症まで長い潜伏期間がある。
被曝による白血病の発症までに約10年の潜伏期間がありました。

これだけで十分でしょう。つまり、放射能、放射性物質によって汚染された農産物を食べると被曝して5年、10年経ってから疾病を発症する。だから汚染された農産物、食品は食べないようにしなければならないのです。

被曝の度合いと疾病発症の危険性は、現在の科学ではしきい値なし直線モデルが妥当とされています。汚染された物を食べれば食べるほど疾病発症のリスクが高くなると認められています。

言語学者・小島剛一氏は東北のご出身で主に海外の大学などで研究を続けておられます。浮き船さんがよく書いておられますが、日本人が海外で研究生活を送れるということ、それは実力がなければできないことですごいことです。世界的に認められた少数言語の日本人研究者・小島剛一氏です。

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ぶうさんから

なるほど〜(>w< ) 抽象的な数字では、ビビらないんですね?! 私がこういう話をするときには、細胞が分裂して染色体が分かれる映像が頭にうかんで、あの糸を引いているときに放射線を喰らうと、ペアがないから、復元が効かなくなるんだよなあ〜! くわばら、くわばら。というか、やっぱり細胞分裂の頻度が高い胎児や乳幼児、さらには第二次成長期の青少年は特にヤバいよなあ! みたいなことを連想するのですが、、、うーん。

ちなみに、喫煙者には、「1日一箱300円で50年吸い続けたら、5475000円ですね。国は助かるでしょうねえ」と言います。それでも、吸う人は吸うので、結果は気にしませんが。やはり、「円」がつくだけで、数字に感情的な意味がこもるのかなあ?

というか、私の話にリアルな御婦人がたがさっぱり興味を示してくれない、、、つまり、モテないということですが(ノ∇・、) その謎の一端が垣間見えたような気が! うーん、やはりどこかで人生の道を間違えたか:(T-T):

・・・・・

大きな発見ですね。でもまだ遅くありませんよ。ハチさんにかじかじされるフェロモンは出ていますから、体質改善でヒトの大人の♀に効くフェロモンに変えていきましょう。それにデートのときに道を説いたり、相手の深層心理分析をして見せたりするのもダメです。「アンタ、バカア?!」と言われて終わりです。

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「愛は、I でもあり、Eye でもあるんだよ。ほら、僕の目を見てごらん」とか何とか言って、口説いたつもりになっていましたが、、、ダメでしたか?!(Ω_Ω)心理分析をしたり、道を説いたりって、そのままなんですが(T_T) 

いやいや、女性を口説くように、初期被曝や内部被曝の危険性を説かないといけないわけですね!? うーん、そのへんはやはり、百戦錬磨のずくなしさんにお任せしますo(^-^)o
posted by ZUKUNASHI at 23:51| Comment(7) | 福島原発事故
この記事へのコメント
園などの公の場では話したことはないのですが、個人的に友人に話した事があります。

彼女は事故当時、必死に情報を集め2人も子どもがいたため、かなり不安に駆られていました。
でも、新居を低汚染地域に構えたばかりで、経済的な事が回らないと判断した途端、原発事故の汚染問題をスッパリとシャットアウトしちゃいました。
引っ越した方がいいんじゃない?って言った私に酷くキレてましたね。

5年前そんな事があり、しばらく疎遠だったんですが、私の移住を前に、メッセージを送り再度汚染回避の大切さを伝えた所、素で「難しいことはわからない」と言われました。

とてもとても頭の良い人だったので、驚きました。。
事故から既に数年経っていたので、もう中枢神経に来てたのかもしれないですね。。
私も脱力してしまい、それ以上何も言う事なく縁は切れました。


Posted by りえぴん at 2016年09月08日 10:34
りえぴんさんの周りにはずいぶん頭の良い人が多いんですね。

頭の良い人ほど、おかしくなるのが早い?? 

そういう人に容貌の変化などの話をするのは禁物ですね。黙ってブスッとやられるかも。

私の周りにそういう人がいたら厄介でしょうがないです。

避難して正解でしたね。
Posted by ずくなし at 2016年09月08日 13:36
あぁ、、、ずくなし様のコメントを読んで思い出しました。
彼女はとても美人でしたが、1年半振りに会った時の老化の仕方に、夫婦で驚愕しましたよ。
かなり面変わりしていて、女性の外見に無頓着な夫でさえ、驚いてそれにえいて言及していたのを覚えてます。

彼女との断絶はとても淋しいものでしたが、後々の事を考えたら、自分の為にはこれでよかったんだと今は思います。
Posted by りえぴん at 2016年09月08日 17:25
なるほど〜(>w< ) 抽象的な数字では、ビビらないんですね?! 私がこういう話をするときには、細胞が分裂して染色体が分かれる映像が頭にうかんで、あの糸を引いているときに放射線を喰らうと、ペアがないから、復元が効かなくなるんだよなあ〜! くわばら、くわばら。というか、やっぱり細胞分裂の頻度が高い胎児や乳幼児、さらには第二次成長期の青少年は特にヤバいよなあ! みたいなことを連想するのですが、、、うーん。

ちなみに、喫煙者には、「1日一箱300円で50年吸い続けたら、5475000円ですね。国は助かるでしょうねえ」と言います。それでも、吸う人は吸うので、結果は気にしませんが。やはり、「円」がつくだけで、数字に感情的な意味がこもるのかなあ?

というか、私の話にリアルな御婦人がたがさっぱり興味を示してくれない、、、つまり、モテないということですが(ノ∇・、) その謎の一端が垣間見えたような気が! うーん、やはりどこかで人生の道を間違えたか:(T-T):
Posted by ぶう at 2016年09月08日 23:09
「愛は、I でもあり、Eye でもあるんだよ。ほら、僕の目を見てごらん」とか何とか言って、口説いたつもりになっていましたが、、、ダメでしたか?!(Ω_Ω)心理分析をしたり、道を説いたりって、そのままなんですが(T_T) 

いやいや、女性を口説くように、初期被曝や内部被曝の危険性を説かないといけないわけですね!? うーん、そのへんはやはり、百戦錬磨のずくなしさんにお任せしますo(^-^)o

Posted by ぶう at 2016年09月09日 00:10
ぶうさん、どんぴしゃり!この人には元気でいて欲しいなと思ったら、「ずくなしの冷や水さん見てね。」と言っています。
Posted by ひぽぽ at 2016年09月09日 07:48
自分の人生における勘違いにショックを受けて、寝込んでいましたv(≧□≦)v まあ、考えてみると、口説くよりも、生き様を見てね! というタイプなんですが、しかし、その生き様も、迷い道くねくねというか、The long and winding road というか(ノ_・、) むう、どっちにしてもモテんわなあ、、、みたいな。

りえぴんさんのコメントにありましたが、被曝を回避するか? それとも放射能をないことにするか? の決断が、経済的な理由や家族的な理由などで一度なされると、そのあとは、その決断を正当化する情報だけ取捨選択するようになり、ますます、その決断を強固なものにしていく、という流れがあるんだと思います。

その強固になった決断をもう一度、覆すには、相手のどの次元に働きかけたらいいのか? 私のように、理性に働きかけるような説得を試みても、いまいち効果が上がらない。そうなると、やはり感性というか、感情面に働きかける方がいいのかな?

と思って、さらに自己反省モードに入ると、かわいい女性や綺麗な女性がいても、面と向かって「可愛い方ですね」とか「君、綺麗だね」とか、そういうことは恥ずかしくて言えないタイプでした。逆に、友人に、挨拶がわりに、女友達に「いやあ、今日も君、可愛いねえ」とか言いまくっていたのがいましたが、もう、デートしまくっていましたね。うーん、その事実に気づくのが、20年遅かったですね。

相手の感情に働きかけるような言葉、被曝の問題に関して言うと、例えば、「子供」なんかはキーワードになるような気もするんですが、実際には「子供達だけでも避難させないといけない」という言葉も、子供のいる人たちの心にあまり響かないようで、私も内心では、「子供や孫が可愛いとか大事だとか言っているけど、それよりも大事なものがあるんだね」と思うようになりました。

それよりも大事なもの、やはり、お金というか、経済的に今の生活が維持できることなのかなあ? 事故直後の福島県知事、佐藤雄平の決断、「住民を避難させるよりも、福島県と東電を守る。そのために、放射能そのものではなく、放射能の風評被害と戦う」という決断に基づいて、その方向にだけ大金が流し込まれて、それに反する動きは徹底的に干しあげられる、という構造ができてしまいました。まさに、当初の誤った決断を正当化し続けるために、お金が湯水のように使われ続けているわけです。

そうなると、もう、原子力村の中の人たちは、引き返せないのかもしれません。そして、なんらかの形で御相伴に預かった人たちも、その正当化に賛成せざるを得ない。そういう意味では、統括原価方式と復興資金の流れを見直して、お金の流れを断って、一度、経済的にニュートラルなところに戻してから、決断し直す必要があるのでしょうが、そこだけは大事ににぎりしめて手放さないでしょうね、あの人たちは。

国としての大きな決断と、個人としての小さな決断。初期の謝った情報の流布と、正しい情報の隠蔽によって、間違った決断をさせたあとは、その決断が覆らないような情報統制を行い続ける。その結果としての今があるとするなら、何度も繰り返された正当化によって強化され、「もう考えないようにする」という形で無意識化され、さらに中枢神経がやられてそれを意識化することすらできなくなった「決断」あるいは「意志」。

これを覆すには長期戦が必要になりそうですが、時間との戦いのなかで、それに持ちこたえられるかどうかも怪しい。やはり、厳しいですね。出口は、火葬場の煙突しかないのかもしれません。
Posted by ぶう at 2016年09月10日 12:00
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