原子力規制委員会は空中測定マップの過小評価を放置している: ずくなしの冷や水

2017年04月03日

原子力規制委員会は空中測定マップの過小評価を放置している

2017年04月01日
千葉1区の人口動態悪化要因はなんだろう

千葉市南部クリーンセンターの汚泥焼却灰のセシウム濃度は、2012年に入ってリバウンドを示しており、そのピークは三つあります。2012/4/18、2012/7/4、2012/11/7


山武市内の事業所が測定した空間線量率。この事業所は放射性薬品を製造しており、除染が徹底しているでしょう。ここでもリバウンドが見られ、2012/4から2012/10までが高くなっています。


この線量率の推移からは、2012/4から2012/10まで追加的な放射性物質の降下があったと推定されます。

放射性物質の追加的な降下があれば、当然空間線量率が上がります。原子力規制庁の空中測定マップではどうでしょう。2011/11/5時点と2012/5/31時点。

2012/5/31時点の空間線量率は2011/11/5時点に比べて大きく下がっています。ですが、2012/5/31時点は放射性物質が追加的に降下している最中です。

航空機の軌跡は同じですから航空機による再測定は行われていません。2011/11/5時点以前の測定値を計算上減衰を加味して2012/5/31時点に直しただけですから追加的な降下分は反映されていません。

追加的な降下分は、千葉県北部でも場所によって異なるでしょう。山武市と千葉市中央部でどちらがどれだけ多かったかはわかりませんが、少なくとも山武市では2011/11/5時点と2012/9/1時点ではほぼ同等の空間線量率を示しています。

原子力規制庁は、東京に近い地域の最新の空間線量率の測定を怠っています。

柏、流山以南の東京都東部の最新測定図は、平成24年05月31日時点(全国版)が最新です。


茨城県以北は、平成24年06月28日時点(第5次+80km圏外)以降何度も航空機を飛ばして測定しています。そして平成24年05月31日時点と平成24年06月28日時点について守谷市やつくばみらい市の線量率分布を見ると、時点が新しい後者のほうが高いところが多くなっています。


2枚目の地図がもっと南まで示されたらどうなるでしょう。

市川は市の中心部から南の海に接する辺りまでほぼ同程度の汚染があります。浦安市も汚染が強く、中川沿いがより強く汚染されています。中川の東京側も汚染が強く、西方向では荒川を越えた平井辺りまで濃厚汚染がつながっています。


東京東部は東葛並みの汚染です。

管理人は、昨年末小岩近辺の現地調査を行い、予想以上に空間線量率が高いことに驚かされました。地上高1mで平均0.15μSv/h。

2015年の早い時期に市川市内の中心部を歩きました。その時は、地上高1mが0.144μSv/h。時間経過もあるのになぜ小岩のほうがこんなに高いのでしょう。

原子力規制庁の空中測定マップは、少なくとも東京都内あるいは東京の通勤圏については、2011/11/5時点以前の空中測定の値に減衰補正を加えているだけです。

2011/11/5時点以降に降下した放射性物質の影響は把握、反映されていません。

2016年12月09日
あれれ 小岩辺りが何でこんなに高い?

福島第一原発からは今なお大量の放射性物質が日々放出されています。それが地表に降下し空間線量率を押し上げる効果は無視されています。

原子力規制庁の空間線量率測定マップでこれこれだから空間線量率は高くない、放射性物質による汚染は強くないと信じていると、あるとき穴に落ち込んだ自分と家族を発見して驚くでしょう。

2016年02月12日
原子力規制委員会 2016/2/2最新空中測定マップ公表

2013年05月25日
文部科学省の空中測定マップで汚染が高くなっているところがある

2014年04月17日
航空機モニタリングマップのセシウム沈着量表示が消えている
posted by ZUKUNASHI at 12:08| Comment(0) | 福島原発事故
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