自分が99%の1人である現実、1%が仕掛ける搾取や抑圧、マスコミの宣伝から逃れられないという恐怖と無力感: ずくなしの冷や水

2016年07月09日

自分が99%の1人である現実、1%が仕掛ける搾取や抑圧、マスコミの宣伝から逃れられないという恐怖と無力感

2016/7/5、SSWさんから寄せられた投稿を掲載する。一読して唸った!この投稿記事は、今月のアクセストップになるでしょう。引用開始。

ずくなし 様 いつも情報提供ありがとうございます。毎日ハイスピードで沢山の話題が取り上げられるので、つい1日に何度もアクセスしてしまいます。多種多様な情報を頂けるのは有難いですが、どうぞご無理をなさらない範囲でお仕事なさってください。

原発事故後の政府とマスコミの動き、そしてテレビや新聞では報道されずネットでしか見られない情報を調べていくにつれ、自分が99%の側であることの現実、どうあがいても、1%が仕掛けてくる99%に対する多岐に渡る搾取施策や制度、それを演出・強化するマスコミの宣伝戦術から逃れられないのではないか、という恐怖と無力感に囚われます。

従順な家畜として飼いならされていることに気づかず(気づいていてもそれに対峙せず)刹那的に面白おかしく過ごす人達の方が、空虚かもしれないけれどラクかなぁ、と思うこともしばしば。

近々行われる選挙も不正選挙問題が野放し、マスコミが自公明で3分の2だの、改憲勢力優勢だのと報道する中、「このままではいけない。」と思う方ほど、憤りを感じつつも無力感に襲われるのでは、と拝察します。

ですが、松尾貴史さんが以下で仰っている通り「今回の選挙は『いろいろ上手に危ない方に連れて行く』側か、『色々下手だがそれに対抗する』側かを選ぶ正念場」だと感じています。
松尾貴史「マイ・フェア・レディ」6月29日ツィート

不正選挙への抵抗として棄権することも選択肢でしょうが、日本の現状に疑問を持つ人々に投票を呼びかけ、不正工作の手が回らなくなるぐらい沢山、対抗勢力の得票を増やせたら、私達の不満・怒りの強さを示せるのではないでしょうか? 最近、米国在住の友人との会話で私が日本社会に対する諦めや愚痴を言った際、「絶対見てね。」と友人が紹介してくれた動画は、私達が政治との関わりを避けているとどうなるか、どう関われるか、を考える材料になると思います。
アイスランド無血の市民革命 通称:鍋とフライパン革命

アイスランドで2009年に始まった市民運動の様子を、当事者たちへのインタビューを通じて伝えている動画ですが、この動画の存在も、アイスランド市民の取り組みも、日本では殆ど報道されません。

2〜3か月ほど前にヤフーニュースで「アイスランド、住宅ローンを帳消しに」といった報道を見ましたが、数時間で消えました。世界中の99%がアイスランド市民のように目覚めて発言し協働しだしたら、1%の人達には不都合なのでしょう。

この中で当事者達が、2009年までのアイスランドの政治・社会状況を次のように語っています。「民主主義的な『形』で運営されながら、政府は国民の幸せに関係無い施策ばかりを行い、汚職・政治腐敗が蔓延、体制側がマスコミを掌握し、国民が知りたい情報をマスコミが報道しない、国民が自ら考え判断したくても政府・マスコミの情報操作と秘密主義により判断材料が得られない、選挙システム自体が機能不全、食糧配給に並ぶ庶民が増加」、これ、今の日本と同じじゃない?と思ってしまいました。

アイスランドでは、こうした状況に不満を持つ人々が結集し、3つの目標を掲げて運動を始めます。
1. 経済危機を引き起こした人達には責任をとってもらう
2. 家計(財政)を立て直す
3. 同じことが2度と起きないよう、新しい憲法を作って法律を変えていく

この運動に関わってきた人達が動画の中で言う言葉、「始める時は1人っきりさ。独りよがりに聞こえるけど、そうじゃないんだ。自分の生活を良くしていくために戦っている、という信念があるから、賛同する人達が集まってくるんだよ。」、「政治家は私達が考えないように仕向けてくるのよ。だから政治家に任せっきりは良くないわ。ちゃんと自分で考えて行かないと、とんでもないことになるもの。社会や民主主義や地域の人達に関わっていくことを誰かに任せてしまうのは社会に対する裏切りだわ。任された人達はマフィア化していくのよ。もっと権力を得る為の資金作り、人材選び、組織づくりばかりが重視されるようになるのよ。」等、今の日本の政治・社会状況に疑問・不満・怒りを感じている方であれば、大いに頷けることでしょう。

何かの特権や社会への強い影響力を持っている人ではない、普通の人々が自ら語り、賛同者を集め、協働して庶民が幸せに暮らせる政治・社会体制を構築すべく行動している、そういう国が実際に存在している、ということを知るだけでも、「私一人が怒っていても、何の力にもならない。」「どうせ潰されるだけだ。」と言う「家畜への道に堕ちそうになる」自分を押し留める力になるのではないでしょうか。

この動画を作った監督に日本人がインタビューした動画も併せてご覧いただくと、監督の意図や制作の背景を詳しく知ることができます。
映画「鍋とフライパン革命」 ミゲル・マルケス監督 インタビュー

もう一つ、マスコミ報道に洗脳されずに、自分の視点・考え方・意見を明確にする道具として使えそうな、ネット配信のニュースサイトを紹介させてください。
ニュース専門ネット局 ビデオニュース・ドットコム

私達は、日々報道されるor 報道されずにネット上にのみ散見される政治的・経済的な動き・施策・法律制定等に対し不審や疑問を抱いても、その根拠やあるべき姿を明確な言葉で表現できなかったり、マスコミ報道や巷の「な〜んにも考えて無い人や極論・感情論を言う人達」との関わりを通じ、明確だったはずの自分の考えやスタンスが浸食されそうになる環境にいると感じています。

そのままでは日々の雑事に流されて行く人=権力者・利権を握っている人達に都合の良い「家畜化した人」になる危険大なので、自分のあり方・考えを明確にし、人に伝えたり考えを発展させる為の補助具が必要だと思います。 ビデオニュース・ドットコムは、大手マスコミとは異なる視点・切り口による解説や分析をしてくれるので、そうした補助具として役立ってくれると思います。沢山の動画がありますが、選挙を前にした今でしたら、以下をご覧になってみては如何でしょうか?

「あれは安倍政権によるクーデターだった」
「政策の正当性と政権の正統性は別次元の問題だ」
「国連報告者の会見で露呈したメディア問題の本質」
「中間層が没落した国家は衰退する運命にある」
「安倍政権ウーマノミクスの本物度」
「何故日本にはチェルノブイリ法が作れないのか」

重要なのは、ここで聞いたことを鵜呑みにするのではなく、他の報道・情報と比較し、自分で考える事だと思います。そのプロセスは、自分の考えを明確にし、その考えを他者に伝える際の助けにもなると思っています。

最近私は、「マスコミによる世論・印象操作」を専門に研究する教授が30年以上前に仰った言葉を度々思い出します。教授は「国家公安委員会 and/or 神社本庁が存在感を出してきたら、民主的な社会制度が脅かされる危険大。神社本庁は全国的な組織活動が可能で、別団体を作り集会や圧力行動等を行ったり、議員達を使う等して戦前回帰を図ろうとする可能性がある。動向を注視し続けるべき存在。」と。

当時学生だった私は「ジンジャホンチョウ?何それ?」としか捉えず、それが数十年後に「日本会議」の存在と共にリアルな脅威として浮上してくるとは夢にも思いませんでした。 教授は、選挙前のマスコミ報道に関しても「日本が取り組むべき課題を提示した上で、それに対する各政党の公約比較や、前の選挙時の公約と当選後の各議員の行動の評価を報道するのであれば、有権者が自ら考え選択する材料を提供することになる。が、各党の獲得議席数を確定的に報道、例えば、自民過半数確実、等と報道した場合、投票政党(者)を決めていないor 投票に行くことを決めていない人達に、行っても(投票しても)無駄、と思わせる等、影響は大きい。」と、投票行動とマスコミ報道との関係を調べたデータを基に仰っていました。

当時、権力側が意図するように世論・印象を操作する手法を学ぶには、ナチスドイツの宣伝活動が教科書代わりでした。その内容を思い出す限りにおいて、今の日本は、世論・印象操作の完成形に近い「仕組み」ができつつあるようで、早く止めなければ、との思いを強くしています。

間近に迫る選挙では、「やった者勝ち」の論理で正当な手続きや手順を無視して利権者達が喜ぶ施策を強引に行う政権に降りて貰うことが重要ですが、長期的には、色々な事を「知ってしまった・気づいてしまった」私達は被爆回避の為の行動を続け、とにかく生き延びること、そして、権力者・利権者達が、これまで行ってきたこと、今行っている事、そしてこれから行おうとしている事を記録に残し、語り継ぎ、「無かったこと」にされないようにすることが大切だと思います。

このことは、私達の願い叶わず選挙結果が現政権の勝利となった場合、より一層重要になると思っています。
posted by ZUKUNASHI at 23:18| Comment(7) | 社会・経済
この記事へのコメント
変化が、どこから、どうやって生じ、拡大していくのか? 逆に、変化が起こらないように、どうやって情報を統制し、大衆を洗脳していくのか? 思ってもいないところから起こる、思ってもいないような変化が、想定外の変化を起こしうるのかもしれません。

新井信介さんが、K2Oの記事で述べていますが、なぜ野党の側も、ほの問題やふの問題を取り上げないのか? 批判ではなく、そこにきちんと向き合って、自らの誤りは修正しつつ、より適切な対応を公約として掲げていただきたい! ということだけなのですが、最後の一週間のなかで、そういう動きがどれだけ拡がるか? 注目しています。

今回も不正選挙を行って来るかもしれませんが、それな対して、いまから対応を考えておくこと。不正選挙を防ぐよりも、選挙後に、それを暴く方が、向こうさんを叩く意味では、効果的かもしれません。しかし、そのためには、今から仕込んでおかないといけません。戦う前に、勝敗は決まっているのですから。

首都圏は放射能戦線のガタルカナルで、本来は順次、撤退しなくてはならない。しかし、戦線を維持するために、西日本や北海道から安全な食糧を補給し、汚染された食糧を西日本に送り返す。除染で集めた放射性廃棄物を、日本全国に拡散して、戦線のさらなる拡大に突き進んでいる。

マスクなしの除染、居住区域だけの除染で、セシウムやストロンチウムに立ち向かう様子は、竹やりでB29に立ち向かおうとしていた、あの頃よりもシュールな情景に見える。

そのガタルカナルで、司令部が分裂して、主導権争いをしているが、どちらの派閥も、撤退=避難、移住だけは口にしない。首都圏だけで玉砕するならまだしも、西日本でも核地雷を再稼働させて、日本全土を放射能の海にしようとしている。

そういう認識にもとづいて言うなら、『投票より前に、避難じゃないですか?』ということになりますが、百歩譲っても、避難や移住への道筋を開いてくれる政治勢力を育てないとだめなんじゃないでしょうか? マシなところに入れるのは当然ですが、マシなところをさらにマシにする手も打っていかないと?

素晴らしい内容の記事に刺激されて、コメントしてみました。(・∀・)
Posted by ぶう at 2016年07月05日 13:02
99%もいるんだから、そのうちの1%が気付けばいい。
2%になったら相手の倍の数。
勝てそう。
2クラス(以上)の中の、たった1人に牛耳られてるって何か変だなって思うんです。
もしかして、負け戦だと思い込まされてるイリュージョンかな。
Posted by 鳥取の主婦 at 2016年07月07日 09:43
皆さんは1%の方に属しているのではないかと思いますが…

そしてその1%の人々は
残りの99%とその親玉が仕掛けてくるありとあらゆる圧力を排除しなければならないのです。
そう、
TV、新聞、ネット、クチコミ等あらゆる手段を用いて
皆がやっているから
皆が言っているから
えらいひとが言っているから
ご印籠が目に入らぬかと
ひれ伏せ
同じようになれ
朱に染まれ
長いものに巻かれたほうが楽なんだよという
思考停止へ誘う
囁きを断乎として退け
つづけなければならない

王様は裸なんだと
いい続けなければならない
当たり前の事を当たり前のように…
原発事故で日本は汚染された。
放射性物質による健康被害はある。
除染に意味はない。

自民党は公約をほとんど果たしていない…等々
当たり前の事を。

これは戦争です。
ドンパチするだけが戦争じゃありません。

いかに99%の側の戦力を削るか…
そしてこちら側に引き込むか…
放射能渦の問題で言えば
わかるように話しても
理解できない人々は
ほっとくとして…

とりあえず今は、日本はベクれちゃったんだから
前と同じように過ごしちゃダメ!
とことある毎にいい続ける
そうやって消費者が
次々変革していって
皆が放射性物質を気にしだし、消費行動にダイレクトに反映されたら、企業はそれに追随せざるをえない。国とは別に、独自に厳しく基準を設ける企業が今以上に増えて新たな基準が形成されれば、国の安全基準など意味がなくなる。

もちろん放射能の問題
以外にも同じように
できるはずです。

言うこときかないカナリアが消えていくのを眺めつつ私もちまちまと戦うでしょう。

Posted by 刹那 at 2016年07月07日 17:37
参院選の不在者投票に行ってきました。
油性の黒ペン持って( ̄^ ̄)ゞ
やった気になってるだけではダメと言う理屈もわかりますが、目の前にある少しでも出来る事を、自分はコツコツ続けていこうと思ってます。

夫は相変わらず放射脳と私を貶すし、実の親に至っては私の未熟さが沖縄移住に至ったと思っている様で、私の地味な戦争も、当分終わりを迎えそうにありません。

先日受けた甲状腺の血液検査、結果異常なしとのことでした。
が、相変わらず甲状腺はかなり腫れてます。
医師は数値に出てないだけの橋本病ではないか、と半年ごとの経過観察をと言いました。
放射能汚染の事を言うと激昂する先生と聞いてるので、こちらからもホの字には全く触れずに終わりましたが、私は私で、ホの字に異様に過敏反応する先生に懐疑的。。

良性のものとは言え、腫瘍なんだし、甲状腺も腫れてるんだし、本当にこれでいいのか、、と、悶々とします。
と言っても、沖縄でセカンドオピニオンを探すのも一苦労なんですけどね。

ちなみに、私がかかったのは甲状腺専門クリニックなんですが、いつもものすごく混んでます。
え、甲状腺専門クリニックって、こんなに混んでるって、初めて行った時はビックリしました。
案外、ホの字を完全拒否してる先生自身が、クリニックの盛況の原因をよくわかっているのかもなぁ、、とも思います。
Posted by りえぴん@沖縄 at 2016年07月08日 12:56
選挙の投票所には自分でボールペンを持参していく方が賢明です。用意されている鉛筆で書くと、勝手に訂正されてしまう恐れがあるからです。係員に見えないようにしてこっそりとボールペンで
書きます。見つかると、うるさく文句を言われますが、以前総務省に確認したらば、ボールペンでも特に問題無いとの回答でした。

医師は厚生労働省から言動を厳しく監視されていますから、患者がホという言葉を発すれば困ってしまい、激昂する方もいます。

今の日本は全く戦時中です。1%の原発マフィアとの内戦です。
Posted by 日本人やめ at 2016年07月08日 13:41
日本人やめ様へ
ボールペンはネットで鉛筆同様、ムサシマジックにより修正される可能性あり、と書いてありました。
真偽のほどはわかりませんが、念のため、油性ペンが良いかと。。
揚げ足取りの様で、すいません。。

ちなみに、私は不在者投票の際に選管の方に直接確認しましたが、油性ペンでも大丈夫です、とのことでした。
Posted by りえぴん@沖縄 at 2016年07月08日 17:42
りえぴんさんの仰る様に選管の方に確認を取られると良いと思います。
投票日不在の為に期日前投票に行きましたが、そこでは全てボールペンが用意されていました。
Posted by 白 at 2016年07月08日 20:22
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