管理人の街頭インタビューでは福島第一原発事故の害を知らない人はいない: ずくなしの冷や水

2016年12月01日

管理人の街頭インタビューでは福島第一原発事故の害を知らない人はいない

先日、知人からイベントに誘われて道路わきで1人で時間待ちをしていたら、私と同年代と見られる親父が話しかけてきた。前回の核燃料運搬ドライバーにも声をかけられたが、街中でそんなことが増えている。

当人は、別にそんなに変わった格好をしているわけではない。その日はリュックも担がずウエストポーチ一つだったし、ズボンは何年もはいていて色あせて作業ズボンに見える。帽子とマスクはしていたが。

イベントの始まりはいつかと聞いてきたのだが、こちらが聞きたいところだった。時間があるので世間話。

私らの年代で関心があるのは、何と言っても健康問題、病院問題。それに話が及んだら、男がシャツを捲り上げて腹の真ん中を通る傷跡と背中の肩甲骨の下辺りを斜めに走る傷跡を見せる。

外傷で敗血症になりかけ、一命をとりとめたが、腎臓の障害が分かり片方を摘出したそうだ。その後、肺気腫からがんになり肺も手術したと言う。

もともと体力には自信があったと言う。自衛隊でレンジャー部隊に志願して合格したのだそうだ。目の前のビルを指してあんな壁は今でもロープ一本で簡単に降りられると言う。

筆者よりわずかに年上だが、今もスーパーの青果物売り場でパートをしていると聞いたので、すかさず筆者の関心事項に踏み込む。

西の野菜などが売り場に増えていませんか?
ミョウがなどは向こうのものだな。
ええ、ミョウガは向こうですね。それ以外にキャベツとかハクサイとか葉っぱ物などはどうですか?

思いつかないらしい。仕入れを担当しているわけではないし、勤め先のスーパーがその面で販売戦略を強めたとも聞かないので気付かないのだろう。

中小のスーパーでは、西日本産野菜の品揃えを増やしているところもあります。割高ですけど、そういうのを欲しがる客もいるようなんですよ。
俺は福島産の野菜は買わないが、関東のは買っているよ。
魚は食べていますか。
食べている。いろいろと。
魚はストロンチウムの汚染があると言われますね。私は止めました。二度も手術をされて、もうたくさんでしょう? 気をつけられたほうがよいと思いますが。
もう歳だから、気をつけてみても。
年配者でも白血病などであっという間に逝ってしまう例もあるようですよ。あと1ヶ月と言われたら、慌てますよね。まだ、その準備出来ていないでしょう?

この方パソコンはやらないが、自衛隊におられたから放射能の基礎知識はお持ちだ。福島産は避けている。具体的な防護策は、無段階の連続的な水準の中から選択しなければならないから、どこまで回避努力をするかは人によって異なってくる。ネットを見なければ情報もない。

この方には、防護努力を強めるよう求めることで精一杯だった。

筆者は機会があれば、放射能の害、被曝による健康被害の怖さを訴えている。これまでこの問題を話題にできた人で、放射能の害、福島第一原発事故による害を知らない人はいない。

1 S市の森の奥まったところに住んでいた中年後期の男性
2 I市の郊外のバス停で文庫本を手にしていた中年後期の男性
3 K駅前でチラシを配っていた学生
4 電車の中で乗り合わせた若い夫婦
5 S駅の近くの公園で話した老年男性
6 G駅前のスーパーのベンチで話した男性
7 肺と腎臓を切除した男性
8 7の男性と話した帰り道に一緒に歩いた公務員の男性
9 公園でポケモンGOをやっていた高校生
10 自然状態に近い庭の手入れをしていた60歳前後の女性
11 C市内で道を教えてくれた管理人と同年代の男性
12 C市の道路脇で伐採作業をやっていた70代の男性

街頭で出会った面識のない人以外で助言を受け入れてくれたのは
20 知人の自営業の男性、もらったアサリを捨てるようになった。
21 建設業で働く友人、弁当をもっていくようになった。
22 建設業で働く知人、福島第一原発事故後山菜取りをやめていた。
23 橋本病の女性、もう手遅れ状態だが食べるものにさらに気をつけるようになった。

こちらから放射能問題に水を向けたのにさっと逃げた人達は、ある程度の経済状態を享受している人が多い。

A 友人の一人、鼻で笑って、結局老人ホームに一番乗り。
B 友人の一人、彼の弁護士や教職経験者など社会的地位の高い友人たちは何も気にしていないと言い続けている。
C 小金持ちの主婦、アパート家主。放射能は怖くないと筆者に反撃。
D 年賀状に被曝回避の勧めを書き添えて送った友人、後輩は翌年から年賀状が絶えた。
面識のない人では、比較的生活に余裕のありそうな人ほど放射能の話題を避ける。

今の日本で福島第一原発事故の害を知らない人はいない。ただ、防護策は人によって千差万別だ。食べて応援などという政府の誘導は極めて罪深い。

・・・・・

ネットで見ている限り、母子避難したという家庭の亭主はある程度人並み以上の収入がある。それゆえ、被曝回避についての意見も分かれる。母ちゃんがしっかりしていて父ちゃんが転職やキャリアを失うことを厭わない家庭でないと、家族あげての避難が難しいことがよく分かる。
posted by ZUKUNASHI at 20:50| Comment(0) | 福島原発事故
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