ブロッコリーの漬物: ずくなしの冷や水

2016年06月25日

ブロッコリーの漬物

先日水稲を栽培し、味噌も自分で作っているという女性読者がおられることを知りました。東から西に転居して始めたようです。コメ作り前からご存知だったんでしょうか。農機具で怪我をしないよう気をつけてください。

発酵食品は難しいですが、うまくいくととてもありがたみがあります。私は、キムチに挑戦しましたが、結果的に市販のキムチの味は添加物を入れなければ出ないことを知りました。今は、キビ砂糖と塩とわずかなクリームチーズで培養液を維持しています。

白菜がなくなったので、最近は、ブロッコリーのキムチ風漬物を食べています。

ネットでブロッコリーの漬物の作り方を調べたら、茎の漬物はありましたが、花の部分の漬物はないようです。

なんと 本邦初!!

作り方は超簡単。ブロッコリーを軽くゆでて冷えたら適宜切り分けてキムチ作りに使った箱の中に入れておくだけ。1晩でも2晩でも1週間でも大丈夫。取り出してすぐ食べられます。

漬物がおいしいかどうかは、キムチ作りに使った培養液の味次第。

浅く広めの箱に培養液が2cm弱残っているでしょうか。漬けたときに培養液が全体にかかるよう箸で転がします。たまに砂糖若干と塩少々。これは培養液を活性化するため。他の添加物はいっさいなし。アンチョビーも入れていません。とうがらしも追加していません。

漬物でも塩気はほとんど感じません。キムチもそうですね。ほんのり甘くてわずかな酸味、少しうまみがあります。

これをやり始めたのは、キムチ作りに使った箱に残っていた白菜が1ヶ月経っても悪くならなかったことから、保存効果があることに気付いたのです。もともと、キムチの酵素を培養した(と自分で思い込んでいる)原液の中に漬けたブロッコリーやインゲンは半年以上経っても原形をとどめています。トマトの切れ端は崩れてしまいました。

キムチ作りに挑戦したとき、ちょうどくみんちゅさんがキムチの作り方を公開しておられました。広口のびんに詰めて蓋をして確か秋でしたから室温において置くというものではなかったかと記憶します。

私のは、そうやって作ったキムチの漬け汁を増やして、平たい箱の中でハクサイでない野菜を漬けていることになります。

汁は野菜が半分隠れる程度で可。1日に1回程度様子を見ます。味を確かめて腐敗したりしていないか見ます。

ブロッコリーを茹でて冷蔵庫に入れて置くとすぐにヌルヌルしますが、この容器に入れておけばそういうことはありません。おそらくホウレンソウなども日持ちするでしょう。

私の培養原液は、多くの人に気持ち悪いと言われました。中から炭酸ガスが上がってくるので黄色い泡が集まって汚らしいのです。でもこれが正常な発酵の姿です。気持ち悪いなどと言う人は、自家製醤油製造の現場を見たら嘔吐を催すでしょう。自宅で納豆を作る方さえおられるのに。

半年超食べていますが、別に不都合はありません。効用も特に感じません。漬物というか、くず野菜の保存法ですね。

まずはキムチを作ってみる、うまくいったらその汁を培養するところから始めてください。汁を少し舐めてみておかしくなければ雑菌が繁殖しているわけではないと分かります。

冷蔵庫に入れておくことを忘れないように。これは他の菌の繁殖を抑えるためです。

勇気あるりえぴんさんだけに画像をお見せします。

漬物容器の中の様子。容器の縁について乾いたものはあえて拭き取っていません。酵母がここで保存されていて他の菌を抑制する働きがあると思うので。

昨日、一昨日漬けたものを皿に取りました。ブロッコリーは黄色くなっています。甘くないハネジューメロンを昨晩一切れ入れてありました。食べました。食べられましたの方が正確かな。

キムチ用のトウガラシがないと保存効果が落ちるのかどうかは分かりません。子供向けにはパプリカパウダーで色をつけたほうが良いと思いますが。

培養原液は、ドレッシングに使っています。酢と油、塩、コショウ、ニンニク、タマネギなどを加えていかような味にも変えられます。

市販のキムチと自家製のキムチを比較して、もともとは市販のもののように濃い味はしないのだろうと思っています。野菜の保存が主目的だったのではないかと思うようになりました。

・・・・・

外国産食材でサラダを作りました。メキシコ産アスパラ、メキシコ産かぼちゃ、モーリタニア産タコ、沖縄産ゴーヤ、フィリッピン産オクラ、北海道産ルバーブ、青森産カブ。青森産は基本的に避けていますが、今回はもらい物です。タコ以外は軽く茹でてあります。レモンがあったのでこれを絞り油を少しかけたサラダ。ゴーヤが切れていません。アハハ



友人はあまりおいしいと思わなかったらしく、残りましたのでキムチ漬物箱へ。3日後に食べました。こっちのほうがよほどうまい。食べながらいつもこれは何の味だろうかと思うのですが、カブを食べて気付きました。千枚漬けですね。

ほんのり甘くて少しうまみがある。私のものはそこに少し酸味があります。昆布なしでもいけますから立派なものです。


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posted by ZUKUNASHI at 14:31| Comment(4) | 生活防衛
この記事へのコメント
ありゃ! ずくなしさん、菌マニアですか? 

昔、風呂に手作り甘酒の残りと、ヨーグルトをぶち込んで、自分を漬けてみたことがありますが、一週間くらい、ほのかな赤ん坊のような香りが立ち込めていました。乳香のする江頭+東国原+竹中直人? ちなみに、3日放ったら、風呂の湯が真っ黒になっていました。風呂窯の邪悪な菌たちには勝てなかったようです。

甘酒は、酒粕でもいけるんじゃないかな? 美白効果もあるし。本当は、納豆とイーストも入れたいところですが、そうなると完全な愛媛AIですね。雑菌を培養してしまう前に、下水に流せば、かなりの汚水浄化作用も期待できます。

重曹風呂のデトックスと合わせたら、相当、効きそうな気もしますが、どうでしょう?
Posted by ぶう at 2016年06月18日 23:20
ええ、そうです。特に水虫菌には深い造詣があるはずと自負しています。今は加えて加齢臭を生む皮膚常在菌も増えてきました。なんとかタムシの菌はとっくに卒業しましたが。
Posted by ずくなし at 2016年06月19日 00:16
あまりにもブロッコリーの漬物が美味しそうで、美味しそうで、、、何かコメントしようとしたら、コメ欄ではキムチでなくタム●な話題。。(^_^;)
りえぴんおばさんは怯みませんが、これで心折れてコメ見送ったうら若き女性もいるかも

。。貴重なレシピの初公開をありがとうございますm(_ _)m
早速!、、っと言いたい所ですが、今暫くは見送ります。
子供が次年度から園に通えそうなので、私の漬物も次年度から。
今から漬ける野菜を考えて、ワクワクしますね^ ^
Posted by りえぴん@沖縄 at 2016年06月19日 21:59
聡明な管理人ずくなし様
いつも有益な情報をありがとうございます。
こちらで学ばせて頂きながら、時々ずくなし様の毒を含むウィットに富んだご冗談でふっと笑う一時が、救いのひとつでもあります。
今回も大いに笑いをありがとうございます(笑)
余りパソコンに詳しくないので、本文読んで狼狽しましたよ〜〜!
Posted by りえぴん@沖縄 at 2016年06月20日 08:20
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