そうか 簡単なことなんだ 4年、5年経って死亡者が増えるのは: ずくなしの冷や水

2016年05月20日

そうか 簡単なことなんだ 4年、5年経って死亡者が増えるのは

以下は、管理人の仮説。

被曝には4、5年の「潜伏期間」があると言われます。厳密な概念ではありませんが、原発事故から何年か経過してから死亡者が増えるのは、チェルノブイリ事故後のウクライナで観察されていますし、日本でもそのような気配になっています。

なぜ、4、5年経つと死亡者が増えるのでしょうか。筆者は次のような仮説を立てました。

まず、これまでの5年間で筆者がツイッター情報などを観察して受けた印象です。

@ 被曝によると見られる身体症状は、福島第一原発事故直後から生じていた。
鼻血、喉の痛み、生理の不順(これはツイッターではあまり見られませんでしたが、筆者が直接女性と話したところでは特に多かったです)
2011年08月31日 低線量被曝症状は増えている

A 福島第一原発事故直後の2011/3、死亡数が急増した市町村が多くでた。その後間もなく、福島第一原発近傍の車両回収従事者、福島第一原発の作業員、除染事業従事者に急死者続出。
2014年03月29日 ブログ閉鎖の危機を乗り越える
2016年01月31日 おやじが次々死んでいく怖すぎる現実


B 時間の経過とともに体調異常を訴えるツイート情報が増加、体調不良の種類が増え、報告者の数も増加
2014年07月01日 「最近死んでる 放射能のせい?」「被ばくと突然死は関係あるの?」「今年は人がたくさん死ぬの?」

C 「被曝症状最前線」の一連の記事に整理したが、身体症状では甲状腺異常などを筆頭にありとあらゆるものが出ている。
2016年05月06日 被曝症状最前線 こんな症状が出たら被曝が原因ではないかと疑うのが今の日本の常識です

これらの経過から、被曝による身体症状は、症状を訴える人数、症状の種類・幅の両面で時間を追って累増している。

「症状を訴える人数」と「症状の種類」の積で健康被害の規模を推定すると、ともに時間の経過とともに累増しているから、この積の累進性ははなはだしいものになる。

そして、この積の中の無数の「人と症状の組み合わせ」の中で致死性の高い症状にとらわれた人から亡くなっていく。

以上のところを概念図に示したのが次の図です。ここに10万人の人の集団があるとしましょう(1万人でもいいのですが、ショック緩和のため大目にとりました)。横軸が福島第一原発事故からの経過月数、縦軸が人、または「疾病数・人」です。

事故後時間が経過しないうちは、発症者の数も疾病の種類も限られます。しかし、6ヶ月、12ヶ月と経過するに従って発症者の数も疾病の種類も増えてきます。一般に発症者が訴える身体症状は一つではありません。橋本病と血管炎、だるさと腹痛、嘔吐、関節の痛みなど複合的です。

これらの疾病ではすぐに死ぬことはないでしょうが、不整脈、心筋梗塞、大動脈かい離、脳内出血、脳梗塞、多発性がんなどは死に直結します。



縦軸は対数目盛りです。ヒトの個体一つと症状一つを組み合わせた数の総和が「疾病数・人」で、これが時間の経過とともに猛烈に増加します。そして、その中に致死性の高い疾病と組み合わさった個体がいて、そういう人から亡くなっていきます。

「疾病数・人」のうちどれだけの人が亡くなるかは分かりませんが、ここでは毎月の「疾病数・人」の1%が亡くなると想定しています。

福島第一原発事故後60ヶ月経過時点で、身体症状のある者が10万人中3600人、疾病の種類平均3種類、「疾病数・人」10,871、死亡数109人です。死亡数が少し過大ですね。この段階では0.1%くらいが良いところでしょうか、それなら人口に対する死者数は1万分の1です。

発症者、疾病の種類の逓増性は任意に設定しており、実際のところとはかけ離れているかもしれません。ここでは、発症者、疾病の種類の逓増性、累進性が強いこと、そのため「ヒトの個体一つと症状一つとの組み合わせ」が急増し、その中には当然のことながら致死性の高いものも増えてくるというのがポイントです。

疾病は、当初は一つでも、それがより深刻な疾病に発展することもありますし、二つ以上に増えることもあります。

とにかく軽いものであっても身体症状が出たら、被曝回避策を徹底する。それによって深刻な疾病に発展させないことが何よりも重要であることがわかります。

最後に一つ参考図を載せます。
松井英介医師の作成による次の図は、被爆量と健康リスクの関連を示しています。


2016年05月17日 そうか 簡単なことなんだ 出生数の減が先行するわけは

(初出 2016/5/19 追記 5/20)
posted by ZUKUNASHI at 12:16| Comment(7) | 福島原発事故
この記事へのコメント
こんにちは。

先日「避難者検診」を事故後5年たってはじめて受けました。
避難者検診なので、被曝の影響が出そうなところを重点的に調べます。

通常の基礎検診に加え、甲状腺、腎機能、肝機能、糖代謝、血液像などが含まれます。

結果は甲状腺エコーで両側に5mm以上の結節、腎機能、クレアチニン高め(クレアチニンは腎臓の機能がかなり働かなくなると高くなります。正常値の一番上でも危険。)しかし、尿検査は異常なし。
糖代謝異常値・しかし、血糖値は正常。
という結果でした。

いずれも基礎検診では全く引っかからない(腎機能も、糖代謝も、甲状腺もやりませんので)。

肝臓が正常だったのは救いです。

基礎検診しか受けないのなら、いずれも正常としか出ないので、健康被害はなかったことになりますね。
ある種のカラクリがここにあると思います。

基礎検診で、異常が出たときは、たぶんかなりひどい状態?になっている可能性もあります。
この落差も原因の一部かもしれないです。。
Posted by くららん at 2016年05月19日 14:59
余談ですが、「ちびまる子ちゃん」出演中の声優さん亡くなったそうです。
51歳、乳がんとのこと。
以前、声優さんに死者が多いのは、汚染地(東京)の密閉空間で長時間仕事を
するからでは?という推測が出ていましたが、有名人の間にも尋常でない割合で
死者が急増している事態に、さすがにおかしいと思う人が増えてほしいです。

というか、この期に及んで危機感のない人の神経は、全く理解できないのですが。
Posted by ずんだもち at 2016年05月19日 18:38
なぜ、今だに危機感のない人がたくさんいるのか?
私もとても不思議でした。

現役世代のサラリーマンの様に、それを気にしていたら
仕事ができないので、敢えて眼をつぶっているというタイプは別にして、
最近、私の身近な人の反応の違いを見て少しわかったような気がしました。

1)母と街頭で待ち合わせし、通り過ぎる人達を眺めながら10〜15分位話をした際
  「放射能は心配だから、食べ物を気をつけないと・・」ということも話していたにもかかわらず、
  「今、話している間にも松葉杖や片手だけの杖の人が何人も通ったよね。」というと
  「全然気づかなかった。」とのこと。

  目の前に流れていく景色は全く同じはずなのに、何かいつもと違うと感じるか全くいつも通りと感じるかは
  人によって100かゼロか程違うという現実があるということです。

2)最近、西日本から関東に引っ越ししてきた友人
  放射能についてはほとんど気にして生活していなかったようですが、
  「東京で倒れていた女の人が突然立ち上がって歩き出したのを見た。」とか
  「あまりにも不自然な所に座り込んでいる人がいて、通る人が順番に『大丈夫ですか?』と言っていた。」

  と会うなり、「変なのよね〜」と言ってきました。
  電車の毎日の遅れや芸能人の病死等から「気をつけないと大変だよ!」という話がじっくりできました。


被曝がどうこういう以前に、何か周囲で起こっていることに違和感を感じることが出来るかどうかなのでは
ないでしょうか?


駅で署名活動をしていた時、歩いている人達を見て思いました。
スマホをしているしていないにかかわらず、自分の肩幅程度の世界と足元しか見ていないようでした。
横断幕や看板があっても眼に入っていないように見えました。
肩幅ほどの箱に入ったまま移動している。そんな感じの人がものすごく多いように思いました。

もし、歩いてい行く道の先に大きな穴があったら、かなりの人がそのまま落ちるのではないでしょうか?

実際に見えない大きな穴にそのまま落ちるか、何とか回避するかは自分次第なのでしょう。
Posted by 横浜にて at 2016年05月20日 13:46
DNAを攻撃される、内臓の筋肉を攻撃されるのは、反対の人でも否定する人は居ないでしょう。耐えられるか耐えられないかの話で。
政府に付いていくなら耐えて欲しいのですが全然耐えれてないですね。
普通に考えたらハワイに流れ込んでいると思うので、きっかけ次第で今の1分1秒でも賠償金が増えているのは怖いです。

当たり前ですが天動説はないので、日本で収まれば良いのですが(良くないですが)、極東からアメリカにご迷惑をかけているのは本当に怖いですね。
アメリカの西海岸で原発事故当時に出産異常が出ていると言うデータを出していた気がしますが、アメリカはそう言う国なので。

福島でガンが何十倍も増えても原因はないと言っている今でも賠償金1年1兆円だそうなので、優しい嘘がなくなった時、消費税10%なんてものではすまないでしょう…と考えたら政府が大変なのも分かります。

将来1番シンプルなデータ2011年からの日本の人口の減り方を見て「なんで日本は何もしなかったんだ」と言われると思いますが、政府が大変なのも分かるので何とか落としどころが見つかると良いんですけどね。
何でも良いので西日本と東日本分けてしまうとか。
Posted by トマトジュース at 2016年05月20日 19:02
私には政府の大変さは全くわかりません。
又、東日本に住んでいる人は(原発ムラ関係者以外)みな被害者です。
避難・移住したくても諸事情で無理な人も少なくないでしょう。
「何でもいいから分けてしまう」ことで片付くものでしょうか。
Posted by ずんだもち at 2016年05月20日 20:58
>>20:58ずんだもちさん

トモダチ作戦など正直に認めてアメリカの皆さん申し訳ありませんでしたと言うと、考えても想像が付かない賠償金を付けられると思うので、政府の方々にとっては現実的にご多労だと思います。人道的にでなく、現実的にです。
あの方々が何百万人もと想像するともう分からないです。日本が勝手に漏らしたものなので当たり前ですが。

神奈川に50代で心筋梗塞になった父が居るので気持ちは分かりますが、政府と国民の妥協点を見つけないと、東電がやったことなのに瓦礫焼却などが出てくるので勘弁して欲しいです。

今は瓦礫を例に、公表された放射性核種でも30種類でほぼセシウムしか計ってない海外では禁止されている海産物などスルーで全体でごまかそうと言う感じですよね。

全部が駄目になる方向より、住みやすい所を残す方向にならないかなあと思ってます。
Posted by トマトジュース at 2016年05月21日 00:32
米国西海岸の漁業がどれほど被害を受けているかですね。日本には引き続き入ってきていますので、操業を止めているわけではないと思います。ですが、とても食べられたものではないというのが実態ですから、それを賠償請求してくるのか。
賠償請求されたら、収束作業、除染事業と同じで結局国に行きますね。だから公務員が困っているか、先行きを心配しているかというとそんなことはないと思います。収束作業この先何年かかるかまったく見通しが立ちませんが、役所はどこ吹く風です。
Posted by ずくなし at 2016年05月21日 00:47
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。