ガードレールをつかんだ幼児の手に水膨れ: ずくなしの冷や水

2016年02月21日

ガードレールをつかんだ幼児の手に水膨れ

2016年02月20日 黄色い粉、白い粉は強いベータ線源であったことは確実 関西にも降下しているに引用した投稿の内容を検討する。

事実経過
@ 幼児がガードレールを右手でガシッと掴んで離さなくなった

A ガードレールには、うっすらと細かい埃のような、淡いベージュがかった粉のような物質がついていた

B すぐにウェットティッシュで幼児の手を拭いて

C 家に帰り、右手を開いてみたところ、5mm前後の透明の体液が入った小さな水ぶくれが、手のひらにびっしりと無数にできていた。 手のひらのみで、指にはできていなかった。

D 赤みも見られず、触っても特に痛くも痒くもなさそうな状態だったので、しばらく流水でよく患部を冷やした。

E ニ週間ほどは水ぶくれがあったが、やがて自然に治っていった。

F 時期は、2011年4月2 〜5日頃ではなかったか。

1 管理人が知る幼児のベータ線熱傷の事例は、これが2件目になる。1件目は岩手県南部で福島第一原発事故に遭遇した家族の体験。

2013年04月22日 岩手県でも健康被害
「息子はたった数メートル駐車場を歩いただけで、今も跡が残るほど痒がる位皮膚が乾燥しました。
そして7月中旬頃、毎日暑く30度超えの日々。。。
朝起きて息子が一番に言う事が
「しゃむい〜〜〜服着るう〜〜〜〜かお」でした。
Tシャツ一枚では寒がり、上着だけでなくジャンバーも着たがりました。
毎日毎日、長袖を着ていました。汗疹が出ました。痒がって毎日大騒ぎ。痒み止めが欠かせませんでした
仕方ないのでエアコンをガンガンつける。
夏場に長袖を着て、エアコンをつけるというとんでもない光景が我が家の日常になっていました。」
やはり汗疹(あせも)が出ている。

2 「右手を開いてみたところ、5mm前後の透明の体液が入った小さな水ぶくれが、手のひらにびっしりと無数にできていた。 手のひらのみで、指にはできていなかった」ということから、ガードレールの上側に付着したなんらかの物質が原因と判断できる。次の断面図の上部をつかんだため手のひらに原因物質が付着し、裏側に回った指には付着しなかった。

標準的なガードレールの断面図


3 短時間で水ぶくれが生じている。幼児の皮膚は繊細で症状の出方が早かったと見られる。大人の場合は、これほど短時間に生じたかは分からない。

Bは母親の好判断。熱傷を最小限にできた。Dも同じ。流水で冷やした=洗い流した

4 水ぶくれが消えるまで2週間を要している。アルファ線源が付着した場合、皮膚に穴が開いて出血し、膿が溜る例もある。強く痛む。

アルファ線源又はベータ線源が成人男性の首回りに付着した場合の症例。
2014/12/3に寄せられたコメント
「事故当時は伊達市に住んでいた30台男性。
首から肩にかけ火傷のような黒い大きなシミのような痕をみせてくれました。
始め小さかったシミの様なものがドンドン広がりじゅくじゅくしてきてなおるのに一年近くかかったそうです。
それを聞いてベータ線被爆かな?と。」

5 幼児の手のひらに水ぶくれを作ったのは、ベータ線源と見て間違いないだろう。それはどんな放射性物質なのだろう。

強いベータ線を出す放射性物質としては、ストロンチウム、その娘核種のイットリウムが知られている。ストロンチウム89の半減期は50.6日、ストロンチウム90の半減期28.8年、それぞれイットリウム89と90になる。

ヨウ素やセシウムも最初にベータ線を出すが、それほどエネルギーが強くないからだろう、水ぶくれができたという例は記憶にない。エネルギーの強いベータ線源としては、やはりストロンチウムとその娘核種イットリウムではないか。

米国土壌調査で測定核種の数が多い6地点の核種別検出値。ストロンチウム90より89のほうが格段に多い。



米軍調査によるストロンチウム89の検出例、20Bq/kg以上。小田原や御殿場で20Bq/kg以上検出されている。



管理人は、黄色い粉や白い粉が主としてストロンチウムによって構成されていたとは考えないが、ストロンチウムを含んでいた、時にその割合が大きいこともあったということは言えると思う。

そして、上で検討した事例では、「うっすらと細かい埃のような、淡いベージュがかった粉」にはストロンチウム89とイットリウム89が多くを占めていたのではないかと考える。

そしてそのことから類推すれば、近畿でも近畿以西の西日本でもストロンチウムが降下していて、それゆえ、黄色い粉の降下した後にほどなくして体調を崩した方がおられたのだろうと考えている。
posted by ZUKUNASHI at 22:06| Comment(0) | 福島原発事故
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