ぶうさんが解き明かす 福島第一原発事故後のこの国の病: ずくなしの冷や水

2016年02月20日

ぶうさんが解き明かす 福島第一原発事故後のこの国の病

2016/2/20にぶうさんから寄せられた投稿を掲載する。臨床心理を学ぶと社会の病も診断できるんですね。とてもよく分かります。引用開始。

ゼロリセットが差し迫っているのと、飲み過ぎて寝れないのと、どちらか分かりませんが、頭のなかにあることを吐き出しておきます。

311の後、政府が空間線量で、あるいは空間線量をごまかして、放射能汚染を過小評価するように世論の誘導を行いました。おそらく、その指示を行った人たちも、実行した人たちも、『被害者』というのが解せないのですが、まず、内部被曝から目を逸らすために、空間線量の数値を大々的に流して、その次に測定器の数値を下げるように工作させ、モニタリングポストの周辺だけ除染するという、まさかの荒業を使いました。まあ、宮城県の村井知事は、そもそ測定を行わない! というコロンブスの卵の発想で、(ICRPから見たら)理想的な対応を行いましたが!?  つまり、実際の汚染を正確に計るのではなく、ごまかして過小評価することで、汚染をなかったことにしようとしたわけです。

さらに、弘前大学の先生が事故直後の被曝量を測定しようしたら福島県かどこかに妨害されたということもありました。当時から、『初期の被曝をごまかして、因果関係を否定する気だな』という意見がありましたが、案の定、最近、東大の坪倉君、何の業績かしりませんが、賞を貰っていましたが、福島県の避難者の疾患がふえているが、これは避難によるストレスのせいだと。放射能は関係ありません。なぜなら、チェルノブイリりもはるかに少ない被曝量ですから! 

おいおい、そもそも初期被曝の測定をサボった上に、東電発表でも放射能の放出量はチェルノブイリを上回るというのに、どの口下げて、そんなこと言えるのか? 科学者としてのリテラシーがないのか? それとも、どこからか金を貰って嘘をついているのか? 両方の可能性もあるが、まあ、『プルトニウムは重いから飛散しない! 大丈夫』と言いながら自分の研究室だけ密閉していた中川君や、実際にメルトダウンしていた頃に、『メルトダウンはありえない、大丈夫!』とテレビでほざいていた関村君が、いまだにクビにもならず教授をやっているのが、東大クオリティーなので、そういうのもありなんでしょう。

でも、千葉の親戚に『やばいから早く逃げろ!もう、メルトダウンしてるから!』と電話している側で、東大の先生にそんなことを言われたら、まあ、説得は効きませんよね。叔父はありえない症状の肺ガンで片肺全摘出ですが、どうしてくれるんですか? 関村くん?

さて、数値をいじった上に、JCO臨界事故を教訓にした『風評被害』マーケティングで、メディアのコントロールに成功したのを受けて、今度は安倍君が、経済政策で同じことをやろうとした。日本経済という車そのもののスピードを上げようとするかわりに、日経平均というスピードメーターの数値だけいじろうと。

まあ、景気の字のごとく気の問題もあるから、策としては悪くなかったのだが、金融緩和でアクセルを踏みながら、消費税増税でブレーキを踏んでしまった時点で終わり。あほのみくすの目的は、景気回復ではなく、日本経済の破壊ですか? という話になりました。

で、メーターが落ちてきたので、今度は皆さんの年金資金をぶち込みましょう! それでも足りなければ、農林中金からも! で、最近、何を言ったかと思えば、『株で損が出たら、年金支給額を減らすかもしれませんよ』。そもそもそんな公約を聞いた覚えがないんだが、国会では『公約を破ったこともなければ、公約していないことをやったこともない! 民主党とは違う!』とおっしゃったそうで、だから、記憶障害なのか虚偽性人格障害なのか、京大で臨床心理を学んだ者としても、診断に迷うわけです。

なんてことを書いて、権威づけするとどうですか? なんかドキドキするような冗談ですが、とりあえず、東大の先生の言うことは、田中正造の時代から、731部隊、水俣病を経て、福一にいたるまで、徹底してあっちの側ですから、しんじちゃダメですよ。

もちろん、立派な先生もたくさんいますが、こと公害問題になると、東大の先生というのは見事なまでに権力や企業の側に立ちます。真実を明らかにしたのは名もない研究者か実践者ばかりですね。

まあ、東大信仰の人が多いから、スピードメーターをいじるのと同じ理屈で、東大の先生に都合のよいことを言わせておけばなんとかなる!みたいな感じなのでしょう。

さて、安倍君が行った最大の業績?は、メディアコントロールとムサシによる不正選挙でしょうね。しかし、寿司を食わせるだけで、メディアコントロールができるというのは、安倍君の画期的な発見だったかもしれません。

最近、TPP関連をはじめとして、支持団体の農協に対して強気に出ていますが、あれも、ムサシの電子投票システムとマスコミの出口調査のでっちあげでいくらでも操作できるからだと考えるとつじつまがあいます。

多くの日本人が『まさかそこまではやらんだろう』ということをやるのが、ミソかも。まあ、最初は、原発問題が争点になった参院選挙が怪しくて、翌朝、勝利宣言をする安倍君と石破君の顔がなぜか強張っていて、ぎこちなかったのが印象にのこっています。

あの時は特に投票率も票数もおかしくて、ちょっとした騒ぎになりましたが、なぜかやられた方の小沢君もだんまり、グルなのか? まあ、とにかく、粉飾だらけの日本なので、ディスクロージャーで情報が放出されはじめたら、目が回って卒倒するかもしれません。

スピードメーターの数値を維持するための年金資金が尽きて、午後2時半からの買上げができなくなった時が潮時かもしれませんが、それは日本が終わるということだけではなくて、ペトロダラーと資本主義社会の終焉であり、ようわからん新世界へ踏み出す、というよりも怒涛のようになだれ込むタイミングなのでしょう。

その時には、過去の知識、経験、地位、金、名誉、しがらみ、のすべてが邪魔になるというか、自分以外、何も持っていけないというか、とにかくさっぱりちんちんな状況になるような気がします。

今までに、ゼロリセットしたことのある(ある意味、不幸だった)人にとっては、『またかい!しょうがないなあ、全部、脱ぎますからちょっと待って下さい』みたいな感じでしょうが、ゼロリセットの経験がない人たちは、『パンティーとブラだけはむりー!』みたいなことになるかも。いやいや、無理じゃないですから! だって、生まれたときにパンティーとブラをつけていたら、そりゃ、あのお釈迦さんを超えてますから! 

もっと言えば、生まれたときにあった無限の可能性のたった一つを実現しているのが、現在の私たちなわけで、それを後生大事に握りしめていないで、違う自分の可能性を追求してもいいんじゃないか? みたいな。 う〜ん、同じことを原子力村の人たちにも言いたいですね。

後生大事に原発利権を握りしめていないで、新しい世界を創造しようよ! って。どちらにしても、たくさん持っている人ほど、手放すのはしんどいだろうなあ!? でも、手放さないと、あたらしいものは掴めない。

311も、そういう意味では、日本のチャンスだったんだけど、『古い日本をとりもろす』人がトップでは、無理矢理、身ぐるみ剥がされて、しんどい思いをしないと、つぎにはいけないかもしれない。 すみません、酔いに任せて、というか、すっかり酔いが醒めて、二日酔いモードですが、ながながと東大の先生たちの悪口を書いてしまいました。

本当に、東大に行かんでよかったです。中川君のいる柏キャンパスとか、どれくらいの汚染量だったのか? で、そういう場所に一番優秀な学生を集めて、平気で被曝させる国、大学が終わっています。

ロシアの人が、『なんで放射能プルームが首都圏に達する前に、人工降雨でヨウ化銀でもまいて阻止しなかったのか? ソ連政府でもモスクワを守るために雨で落としたから、チェルノブイリからかなり離れた場所に高汚染地帯があるんだぞ』と言っていましたが、まあ、日本を人体に例えるなら、脳=中枢神経にセシウムを入れてしまったわけで、これからソ連と同じように、国が被曝症状でやられてしまうような事態になるかも。う〜ん、やはり海外に移住せんとあかんかな?

以下は、2016/2/20、ぶうさんから追加で寄せられた投稿。新しく記事を起こすより、ここに置いておいたほうが続けて読めるので理解しやすいだろう。引用開始。

ずくなしさんがつけてくれたタイトルを見て、ハッとしました。ようやく二日酔いが抜けて、スッとしたのもありますが。

病気の原因探し、問題の悪い者探しをしても、治癒や解決には繋がらないんですよね。西勝造さんに、『症状即療法』という言葉がありますが、病気すらも治癒過程であり、問題の浮上がすでに解決過程であったりします。 東大の先生や安倍ちゃんを悪者に仕立てて糾弾したところで、何かが変わるわけでもないし、自分の被曝回避に繋がるわけでもない。

ただ、権威やお上に依存する心を見つめて、そこからそっと離れたら良い。そして、自分の感覚を信じて、結果にこだわることなく、自分が大事だと思うことを周りに伝えていったら良い。いや、もっと言えば、自分の感覚に正直になって生きている姿そのものが、周りの人たちへの一番のメッセージになるのかもしれません。

そこで思い出したのが、阪神大震災の後に聞いた精神医学者、中井久夫さんのことばです。『私は、精神分裂病の治癒過程を研究してきたから、狂わないで済んだ。もし、病理の方を研究していたら、とうに狂っていただろう』と、集中講義のなかでおっしゃいました。

個人的には、311以降、日本は静かな発狂状態にあり、特に政官学の上層が発狂し、国民がその狂気に巻き込まれている状態と診ています。そのなかで正気を保ちつづけるにはどうしたら良いのか? 

いわば、妄想の世界を生きていて、そのなかに周りを引き込もうとする統合失調症の患者さんといかに付き合っていくか? 妄想を肯定するとエスカレートして手がつけられなくなりますが、鼻から妄想を否定して説教をしても良くはなりません。こちらができる限り普通の生活を行っている中に、患者さんを引き込んで、そのなかで起こる現実や事実に照らしながら、地道に妄想を否定し、合理的な思考に置き換えていく。まあ、ずくなしさんがやっておられる手法のままかもしれませんね。

そのなかで、問題ではなく、小さくても肯定的な変化、すでにある解決に着目し続けて、そのなかから解決あるいは未来を創造することが、精神衛生上、一番大事かもしれません。 311の時の最初の決断、合理的に対処するのではなく、あらゆる手段で被害を隠蔽、過小評価することで、汚染をごまかして、首都圏の財産的価値を守る! という決断からはじまって、『笑っていれば放射能は来ない』という、巨大な妄想の世界が構築されました。

その世界に正面から戦いを挑むよりも、正気に返った者から黙ってその世界を離れて、小さくてもまともな世界を新しく共同創造しつつ、後から来る人たちを迎え入れる準備をするのが、現実的だろうなあ、と思います。

日本がこの重篤な病気を経過して、次のステージへ向かうことができるのかどうか? ニュースの内容は、ますます末期的になっていますが、それは置いておいて、それぞれが自分の内なるヴィジョンを明確にし、そっとその方向へ足を一歩踏み出す、そんな時期に来ていると思います。

想定外の未来、思ってもみない解決を受け入れることができるかどうか? 『想定』はある意味、教育や経験、社会慣習などの過去の産物で、新しいものもオリジナルなものも、ほとんど含まれてはいません。スタンド・アローンなパソコンと同じで、中に入っているプログラム以上のパフォーマンスはできませんし、プログラムの作成も専門家任せだったりします。

しかし、ネットワークにつながれば、まったく新しい情報やプログラムをダウンロードして取り入れたり、こちらから情報発信をして交流を深めることもできます。ただ、そのためには、今までに溜め込んだ古いソフトやデータを破棄して、メモリーを確保する必要があるかもしれません。

それと同時に、まず、私たちが、そもそも自分が『想定外の機能を持つ、想定外の存在』であることを自覚する必要があるかもしれません。そして、目の前にいる大事な人たちも、実は『想定外?』と思うと、ちょっと恐いけど楽しいかもしれません。

前にも述べましたが、宗教も哲学も科学も、人間存在を一定の思考次元、思考空間に監禁するための機能を果たしています。最初は、新しい世界を示してくれるのですが、その世界を越えようとすると足かせになります。国家や超国家的金融企業体は、これらの教育とメディアを通じて、国民を『想定内のお花畑』に閉じ込めておこうとします。

しかし、本来、人間は多次元的で、ネットワーク的な存在だったりします。歴史をふりかえれば、自然の精霊と触れ合って、自然の智恵を直接ダウンロードしていた人たちは、キリスト教会によって『魔女』とされて、火あぶりにされました。南北アメリカ大陸やオーストラリア大陸の、自然や宇宙と繋がって生きていた先住民は、ヨーロッパ人に虐殺され、生き残った人たちもキリスト教に改宗されて、文化的にも破壊されました。

多次元的な存在、人間の多次元性に目覚めた人たちというのは、バビロニア以来の貨幣経済によって、人類をマトリックスに閉じ込めて、そのエネルギーを搾取し続けようとしてきた存在にとっては、目の敵だったのでしょう。

何しろ、この行き詰まりの時代において、人類が本来の能力、本来のヴィジョンに目覚めるかどうか? 本当の意味での解決、本当の意味での癒しは、そういう方向にしかないんじゃないでしょうか? 自分たちのことを、NHKしか映らないテレビだと思わされてきましたが、実はケーブルテレビのように、数百チャンネルを映す機能がついていた! みたいな。

いずれにしても、そういう視点から、物事を多眼的?に見つめ直してみると、この時代状況を生きる意味が、新たな装いで明らかになると思います。
posted by ZUKUNASHI at 18:14| Comment(0) | 福島原発事故
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