胃腸炎患者が増えていくと: ずくなしの冷や水

2016年01月19日

胃腸炎患者が増えていくと

胃腸炎は、微生物による感染症で起こるのが通常だという。そして、治療法は、多くの場合、ベッドで安静にし、水分を十分に補給するだけだという。絶食か食事制限。
参照先胃腸炎の基礎知識

胃腸炎の原因が細菌だとわかっている場合でも抗生物質の投与が適切なことはまれなのだそうだ。

化学物質や重金属でも胃腸炎を起こすことがあると書かれている。

仮に筆者が考えているように、胃腸炎多発の原因が放射性物質を経口摂取したためだとすると、化学物質や重金属による胃腸炎と類似のケースになる。

化学物質や重金属による胃腸炎の場合、原因物質を体外排出するために胃の洗浄を行うことも、おそらくあるだろう。放射性物質の場合はどうなのかは専門家の記述に接していないが、量が多ければやる場合もあると推測する。

だが、これまでそのような事例情報には接していないし、重大な被曝事故でなければ、そのような治療法は取られないだろう。安静にして絶食、水分補給ということになるのだと思う。痛み止めは出るかもしれない。

そして、症状軽減、退院、職場復帰。一応、めでたいのだが、以前の生活に復帰して汚染された食品を食べ続ければ、胃腸炎を再発する。

胃腸炎を診断した医師は、原因物質には言及しないことが多いのではないか。思い当たることがあっても言わないし、言えないだろう。

かくして、放射性物質の経口摂取による胃腸炎の患者(そういう例があればの話だが)は容易には減らず、むしろこれから増えていくだろう。

今なお、ガンマ線100Bq/kg以下の食品は堂々と流通しているし、筆者が胃腸炎の原因として考える放射性物質のメインは、アルファ線源、ベータ線源だから時間が経過してもわずかしか減衰しない。汚染度合いも分からない。

となると、汚染度の高い食品を多く食べた人から早い時期に発症し、それより汚染度の低い食品を食べ続けた人は先頭グループに続いて発症してきていると見ていいだろう。

今まだ発症していない人も一般に流通する汚染された食品を食べ続ければ、いずれ発症する可能性もある。

寿司やラーメンを食べた直後に腹痛や下痢という事例が続いている。そのようなケースでは、すでに胃腸が過敏になっているか、あるいは軽い炎症を起していて、そこに追加的な刺激が加わることにより、痛みなどの症状が急激に強まるのではなかろうか。

重い胃腸炎が続いている人は、内視鏡による検査などを受けているのだろうか。腸に穴の開いた人もいる。

最悪の場合、胃腸がガタガタになり、普通に食品を食べて消化吸収することが難しくなるのではないか。そこに至っても何が原因か思い至らない人も出てくるのだと思う。

短期間のうちに身体の基本的機能を失い、余命を静かに過ごす人が増えるのではないかと考える。

・・・・・

胃腸炎から発展する可能性のある他の疾病などについて触れておこう。

@ 腎不全
参照先に次のようにある。
「特に、塩分が少ないかまったく入っていない水やお茶などの飲みもので失った水分を補給すると、低ナトリウム血症を起こしやすくなります。水と電解質バランスが崩れると、特に若年者、高齢者、慢性疾患がある人では深刻になる可能性があります。重度の場合は、ショックや腎不全が起こることがあります。」

2014/7/26に静岡市葵区の花火大会の露店で売られた冷やしキュウリによって集団食中毒が発生した。2014/8/9現在の発症者が速報値で449人に達した。冷やしキュウリの販売数は約千本。

この事件で、患者から腸管出血性大腸菌O157が検出されており、静岡市は、市内の女児(6歳)が腎不全などを伴う合併症「溶血性尿毒症症候群(HUS)」を発症、人工透析を受けていると発表した。

筆者は医師ではないので、腸管出血性大腸菌O157と食中毒、腎不全などを伴う合併症「溶血性尿毒症症候群(HUS)」発症の関連は分からないが、事実関係としては上のように報じられた。

A 腸を切除
放射性物質で汚染された食材を食べ続けた挙句、大腸を切断 with radioactivity

この方については、胃腸炎など具体的な身体症状についての情報は見ていない。

B 日立市に住む男性の内部被曝がすごい
茨城県日立市十王町に住んでいる男性から猫飯は浜の薫りプロダクションに放射線量測定依頼があり、ファーストフード店で測定したところ、簡便な測定方法ながら
1回目衣類の上からの計測 0.11μsv/hから0.56μsv/hへ上昇
2回目衣類をたくし上げての計測 0.16μsv/hから0.86μsv/hへ上昇
3回目(2回目と同)の計測 0.16μsv/h から 0.77μsv/hへ上昇
本人が持参した水道水をコップに移し、測定器を近づけると0.08μsv/hから0.26μsv/hに上昇。この依頼主は、その後まもなくして亡くなられた。

この方についても、身体症状についての情報は不明。

A、Bの方については、身体の外から放射能を測定しており、ほとんどがガンマ線と見られる。時期的にも早いのでまだガンマ線の影響が大きかった。
posted by ZUKUNASHI at 15:36| Comment(0) | 福島原発事故
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