世界中にウランが降ったらしい: ずくなしの冷や水

2016年01月07日

世界中にウランが降ったらしい

福島第一原発事故によって、燃料棒の中身で最大の割合を占めるウラン238が大量に飛散したというのが、筆者の見解だ。

2015年03月24日
東日本はウランまみれ そこで人々が普通に生活している

2015年03月10日
警戒すべきはやはりウラン

2014年10月15日
日本の土壌はもともとウランが多いと言うが起死回生の一発

上にあげたバスビー博士の他にこのような見解を示す人を知らないが、管理人は大変深刻な問題だととらえ、CTBT高崎が公表するビスマス214の濃度推移を調べたりしている。

2015年12月02日
外出時は必ずマスク 感染症とビスマスなどの吸入被曝防止

最近、別件を調べていて、欧州リトアニアのデータからビスマス214とウラン234の存在比を調べているサイトに行き当たった。難しくて理解しがたい面があるが、結論的にはここ数年の間にウランが増えたということらしい。

Wikipediaによれば、天然に存在するウランは3つの主要な同位体からなる。ウラン238 (99.28% 天然存在比)、ウラン235 (0.71%)、ウラン234 (0.0054%)とのこと。ビスマス214はウラン238の崩壊による産物、娘核種だ。

2011/3の福島第一原発事故後には、米国にプルトニウムが降下している。福島第一原発事故により放出された放射性物質は地球を周回した。当然ありうると思うし、管理人のみの孤独な試みではないことを知ることができた。
posted by ZUKUNASHI at 12:01| Comment(4) | 福島原発事故
この記事へのコメント
ずくなし様、こんにちは。

私の投稿を取り上げてくださってありがとうございます。
ずくなし様に褒めていただいたことは、素直にうれしいです。
ただ、もっと明るいご報告であれば、良かったのですけれどね・・・。

ところで、私もずくなし様と同じようにウランが怖くてデータを探しております。
2013年、カナダ大使館の土からウランが検出されたとエネニュースが報じた際、
どうしても元データを見たくて論文を購入しました。
ウランに関して言えば、確かにU238が60ベクレル/kg 検出されています
(U238 60 ±25 % 単位:Bq/kg Acitivety concentration とあります)
アルファ線スペクトルメトリーでの測定で、ウラン238以外の他のウラン同位体は検出されなかったこと、アルファ線を出す他の核種は検出限界値以下であったことが書かれていました。

39ドルも払って購入したのにそれ以上の情報は無く、がっかりしました。
もったいなかったです

もっとも、ウラン238がキログラムあたり60ベクレルあるという状況は、福島から放射能が降ったことを知らしめるのには十分のように思えます。
フクシマ以前の東京の土壌中にはウランは非常に少なかったようですから。

以下、ネットの情報ですが、
日本中でウランがキログラム当たり100ベクレルとなるのは、人形峠のウラン残土くらいしかなくて、広島や沖縄や兵庫などが50〜80ベクレル/kg と高めです
東京は数ベクレルから10ベクレル程度、でしょうか。


東京都 2005年
>東京都 放射能調査(自然放射性・再処理関連核種) 土壌
土壌 2005/10/17 2005 東京都 U-238 16 ±0.1 Bq/kg
東京都 放射能調査(自然放射性・再処理関連核種) 土壌
土壌 2005/10/20 2005 東京都 U-238 3 ±0.02 Bq/kg

(この元データがどこにあるのかは、探せませんでした)

遅くなってしまったので、続きは明日、送ります。

Posted by 三浦のプーさん at 2016年01月09日 01:02
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/861.html
コメントの6です。
元データは、http://search.kankyo-hoshano.go.jp/servlet/search.SelectMain?paraSelectKind=1
ですね。

原子力専門家の書いたものには日本中どこでもウランは多いと書かれていますが、関東ロームは富士山の噴出した火山灰ですからそんなに多くはないはずですね。
その点からしても米国土壌調査の御殿場分は、劣化ウラン弾でも使っていなければ、ほとんどが福島か大気圏内核実験由来のはずですね。
Posted by ずくなし at 2016年01月09日 01:28
ずくなし様

こんばんは。

全国の放射能調査のサイトを教えてくださって、ありがとうございました。
福島の事故以前は、日本は本当にきれいだったことをあらためて確認しました。


昨夜の続きです。
カナダ大使館の土壌調査における核分裂生成物の測定結果は、アメリカ軍のデータととても良く符合します。
米軍の、アメリカ大使館の土壌測定が3月30日。
カナダ大使館の測定は一週間早い3月23日です。
その分、半減期が短い核種は大きくなっています。
ヨウ素132が600Bq/kg、テルル132は820Bq/kg です。 
やはり、3月15日に流れた放射能には短期寿命の放射性ヨウ素が大量にあったのですね。

逆に、カナダ大使館の測定結果に信頼が保証されたのであれば、米軍のアメリカ大使館の測定値にはウランが抜けていることになります。
隠ぺいされたのでしょうか?
高崎CTBTのヨウ素135のように。

群馬大学の早川教授が、事故後の早い時期に
「ヨウ素が多い。非常に多い。」
と何度も発信されていましたから、実は当時からわかっていたのかもしれません。
現在、その記述部分は削除されています。
おそらくどこかの時点で早川氏は原子力村に取り込まれてしまったのでしょう。
その結果があの早川地図であるならば、東京が回避されて描かれていても、疑問にはなりませんね。
Posted by 三浦のプーさん at 2016年01月09日 23:17
米国土壌調査では、横浜で2011/3/16午前0時と3/28午後5時30分、午後5時45分、3回同じ場所で土壌を採取して測定した例があり、大変興味深いものとなっています。
横浜にあれが降ったのはいつなのか
http://inventsolitude.sblo.jp/article/116030217.html
ヨウ素132、テルル132は、分析結果のあるものが少ないうえに、地域差も大きく比較が難しいです。
大使館で採取した土壌などの分析対象核種は数が限られていたように記憶します。それで比較を断念したと思い出しています。
隠蔽もありますし、そこまで手が回らなかったということもあるのではないでしょうか。逆にそこから米国側が何に特に強い関心を持っていたかが分かりますが。
Posted by ずくなし at 2016年01月10日 00:07
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