ISISを巡る状況と各国の対応: ずくなしの冷や水

2015年11月17日

ISISを巡る状況と各国の対応

これは一見の価値ある動画。
Putin Explains How Obama Created ISIS

少しずつでも整理していこう。赤字はその後の情報が裏付けている事項。

1 フランスでのテロの動きは、当局側にある程度把握されていた。パリの同時テロは偽旗作戦の要素を残すが、架空事件ではないと見られる。

2 ISISは、支配地域あるいはその周辺からの人口流出は阻止したい。住民が減れば、経済活動に支障が出て「国」を目指せなくなる。

3 ISISは、EUのシリア難民受け入れを止めさせたい。

4 ISISは、米国主導の有志連合の切り崩しを図りたい。フランスは、攻撃一方で援助をしていないようだ。日本も有志連合の一員。

5 ISISは、ロシアの空爆で弾薬の蓄積場、武器工場、指令拠点の多くを失った。シリア国内では、シリア政府軍の攻勢で退却。

6 ISISは、石油の輸送をロシアの空爆で止められ始め、独自資金源を失う可能性も。米国もタンカー車両空爆。

7 米国、サウジはISIS支援の姿勢を維持しているが、実際の補給などは困難になりつつある。

8 フランスがパリのテロ後シリアのラッカを空爆しているが、空爆すべき拠点などは的確につかんでいない可能性

9 英語を話し、残虐行為の動画に出ていた英国人を米国無人機が殺害した理由は、ISISの内幕をばらされると困る国があるから。英語によるISISのプロパガンダは、世界への浸透力が大きい。

10 ISISがシリア国外でテロを活発化させるとの方針は、可能性が高い。バグダーディの指示ありとの情報。

11 パリの同時テロは、NATOにシリア、あるいはロシアを攻撃させる口実作りだとする見方は疑問。仏大統領の一声は、シリアではなく「ISが背後に」だった。

12 難民に紛れ、あるいは偽造パスポートでISISの戦闘員が相当数欧州に潜入している可能性が大。

13 海外で活動する戦闘員には、ISISは活動費を負担する。石油売却などの独自財源の確保が困難になったら、サウジは支援を続けられるか。株価が下落している。国家破産は近いとの見方もある。

14 サウジが資金援助困難となったとき、どの国が肩代わりするか。米国かイスラエルか。米国は、ISISを見捨てるのではないか。ISISはそのような印象を抱いているはずだ。米国に対するテロもありうるはずだ。

15 早くもISISがワシントンなどでの攻撃予告。

16 ISIS掃討策はロシアがリード。サウジはシリアのアサドの退陣を勝ち取れればよいとの態度。湾岸産油国は、サウジに引きずられているだけ。米国は、このまま進めばロシアの威信と勢力が強まると懸念。イスラエルがどう出るか。

17 パリ同時テロ後の週明け、円は高く始まったがその後急速に円安に。背景は何だろう。日本は、何か災害かテロでも見込まれているのだろうか。



有志連合
2014/9/22 米、シリア空爆開始
2014/9/19 仏、イラク領内でISIS初空爆
2014/9/22 サウジアラビア、アラブ首長国連邦、ヨルダン、バーレーン、カタール空爆参加・軍事支援
2014/9/24 オランダ、イラクに戦闘機派遣
2014/9/25 ベルギー、イラク領内の空爆参加決める
2014/9/26 デンマーク 空爆参加決める
2014/9/30 イギリス、イラク領内で初空爆
2014/10/3 オーストラリア、イラク領内で空爆に参加決定。オーストラリア軍の特殊部隊およそ200人をイラクに派遣表明
2014/10/3 カナダ、イラク領内で空爆に参加意向表明
2014/10/3 トルコ、米軍に基地使用承認

こう見てくると、大本命はあくまでもロシアだろう。だが、警戒が強いので実行しても連邦内の周辺国か。

バグダーデイが生きていれば、米国には仕掛けるのにためらいがあるはずだと思う。中東諸国も疑問。サウジは有力なスポンサー。

テロは分散か。ISISは化学兵器も使っている。イラクで生物兵器への協力を求められ断った大学教授が殺されている。
posted by ZUKUNASHI at 13:23| Comment(0) | 福島原発事故
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