F1の上空に霧がかかる F1沖でも宮城県でも日焼けが起きている: ずくなしの冷や水

2015年11月03日

F1の上空に霧がかかる F1沖でも宮城県でも日焼けが起きている

2015/11/3午後4時頃の長者原交差点定点カメラ映像。F1の上空が200mほどの高さまで白く輝いています。


南南西の方向から撮影していると見られるJNNの同時刻の画像。特に見えにくくなっていることはありません。


週プレNEWSに掲載されたF1から1.5km沖合いで撮影された画像。正確な日付は不明。


F1構内の低空に霧のようなものが帯状にかかることはたびたびあります。2015/7/12。



このような現象はどのような原因、仕組みで生ずるのでしょう。トリチウムのために霧が出やすいという説もあります。

筆者は、@地面から強い放射線が空に向けて出ている。A地表に近いところは気温が高く、高度が上がると気温が下がる。B高度が高いところは到達する放射線が少ない。ためにこのような空中に浮いた帯状の霧が生ずるのではないかと考えています。

霧箱実験で霧ができることと同じです。

それでは、F1構内の少し陸側に入ったところで200mくらいの高さまで薄い霧が生じているように見えるのは、なぜでしょう。

筆者は、やはり地表から発せられた放射線によって霧ができるのは同じですが、海の近くと異なり大気があまり動かないために、上昇気流によって次第に霧が上空に上がり、さらにスカイシャイン現象によって空から放射線の反射があるためにより高いところまで霧が残るのではないかと考えています。

この現象が内陸側で起きると構内にある送電塔が見えなくなりますが、好天の場合にこのような現象が起きやすいのです。曇天の場合も霧がかかりますが、その場合は地表に近い林の部分も霞みます。

このような現象を起す放射線は、エネルギーの強いベータ線ではないかと考えますが、ベータ線は飛程が短いため高さ40m程度まで届くのかいささか疑問です。このためガンマ線が寄与していると考えざるを得ませんが、もし、大気中にストロンチウムやトリチウムが含まれているのなら、地表からの放射線に加えてそれらの放射線が霧を発生させるのかもしれません。

そして、週プレNEWSの記事によると、「取材班全員が短時間のうちにひどく“日焼け”したことだ。フクイチ沖を離れた後、(略)薄日は差したが、取材班数名は船酔いでずっとキャビンにこもっていたにもかかわらず、久之浜に帰港した時には、菅氏とK秘書、取材スタッフ全員の顔と腕は妙に赤黒く変わっていた。つまり、曇り状態のフクイチ沖にいた時間にも“日焼け”したとしか考えられないのだ。」

この日焼けの原因は、まずベータ線と見て間違いないでしょう。β線熱傷です。

読者の情報によると、F1から離れた地域でもベータ線によると見られる日焼けは生じています。

A 神奈川県下の中央部で、車で外出した人が曇天にもかかわらず日焼けして帰ってきた。

B 「知人が9月下旬に宮城県に遊びに行きました。 彼女は、9月中に神奈川県と広島県へも観光に行っています。「広島では特に日焼けをすることはなかったのに、宮城県の2日ほどで真夏のような日焼けをした」と言うのです。時計のバンドの後が白く残るような日焼けをしているのを、私も確認しました」
旅行先は、仙台市から南三陸町とのことです。

宮城県北部は、ベータ線源が降下しており、γ線+β線を測定可能な機器を地表に置いて測ると高い線量率を示す例が少なくありません。

ベータ線源が相対的に多く降下したのではないかと見られる地域はほかにもあります。特に注目されるのは、ストロンチウムが多く降下したと懸念される地域で、既往の記事に書いてあります。

そういうところでは、同じように日焼け現象が起きる可能性があります。逆に日に当たりもしないのに日焼けという現象が起きたら、そこはベータ線源が多いことが分かります。ストロンチウムが原因物質なら、とても危険です。

F1構内は汚染水が漏れたりして、ストロンチウムの沼に近いとも言われます。時間の経過とともにストロントウムはイットリウムに変わり、さらに強いベータ線を出します。

そのようなところでは、車で通過しても眼がショボショボしたり、特に強い場所にとどまったりすると放射線宿酔を起こすことがあります。測定器で測らなくても、そのような体感があったらそこからは速やかに退避しなければなりません。

読者からは、神奈川県下の町田市に近い場所に行くと頭痛がするとの体験が寄せられています。東葛でもそのような現象が起きることも考えられます。
posted by ZUKUNASHI at 23:18| Comment(0) | 福島原発事故
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